武蔵野線と貨物2支線、計3線の連続高架橋下を行く
常磐線とつくばエクスプレスが高速で走る中、我が道を行く(?)流鉄流山線(以下、「流山線」)は、東京近郊では貴重な、昭和の風物詩的路線です。
ここでは流山線の、自己流の楽しみ方を書きます。
流山線馬橋駅ホームは常磐快速線の脇にあり、15両編成が高速通過。
流山線は2両ですが、孤独さよりも、我(われ)関せずのマイペースさを感じます。
常磐快速線と線路はまだつながっています。
馬橋を出るとすぐ、南流山貨物線高架橋の下をくぐります。
幸谷駅直前に踏切があります。
本数の少ない馬橋貨物線が道路と立体交差し、貨物線より本数のある流山線に踏切があるのは、実用的には妙です。
武蔵野線の高架橋下を行くと幸谷駅。
新松戸連絡駅ですが、新松戸駅改称はせず幸谷を継続。
幸谷を出ると北小金-南流山の貨物支線。3度目の高架橋下くぐりです。
短区間に3線の高架橋くぐりが貴重です。
左手には、流山線をまたいだ馬橋貨物線が武蔵野線の下を行き、そのあと北小金貨物線と合流のため、一挙に急勾配を登るのは貨物線の見どころ。
ただし、南流山→馬橋方向の貨物列車では、急勾配迫力はありません。
馬橋、北小金側の貨物列車とたまたま交差すると勝手に喜びます。
鰭ヶ崎-平和台は、右手に列車交換設備の撤去跡が残ります。
用地と架線柱は複線分のままで、用地跡もそのまま。
この遺構が哀愁を感じます。
2022年現在、馬橋-新松戸は常磐線で136円、流山線130円で、流山線の方が安価なのは意外です。
流山線の頑張りにも敬意を表して、この区間の移動なら、流山線乗車を。
全線5.7キロの短路線なのに、電車の行き先表示は終点に着く都度、「流山」「馬橋」と表示します。
他の会社なら「馬橋←→流山」として合理化、経費節約のところ、単線駅の幸谷、鰭ヶ崎、平和台駅の乗客配慮でしょう、
単独の行き先表示にしているのは嬉しいことです。