新京成の見どころを独断で10カ所、ご案内します
新京成線は松戸-京成津田沼間26.5km、24駅の路線です。
ここでは新京成の見どころを10カ所に絞ってご紹介します。
内容と順番に深い意味はなく、一個人の思いによるものです。
かつて吊り革が長かった旧型電車主流の頃、この区間では吊り革が左右に大きく動き、網棚に当たって賑やかな音を繰り返しました。
立っている人は、何も握らずに3分間立ち続けられたら奇跡?です。
線路左側にある連続した空間は、将来の複線化を見越して確保してあるものです。
総武線を跨ぐ時も複線用の足場があります。
京成津田沼経由で東京、千葉へ行く需要が総武線より低く、複線用地は遊休化しています。
2 新京成の顔 8800形電車
2022年現在、新京成全26編成のうち16編成が8800形。
新京成を代表する形式です。
3 北初富-初富の高架化
地平を走る印象の強い新京成で2019年に高架線が誕生。
新鎌ヶ谷と北初富でのホームでは、スカイツリーと富士山が見えることもあります。
4 新鎌ヶ谷-初富のU字に近い急曲線
新鎌ヶ谷を出ると大きく迂回して初富へ。
太陽光線が反対側に変わります。
5 隣の駅が見える区間
松戸新田-みのり台、北初富-新鎌ヶ谷、鎌ヶ谷大仏-二和向台は相互に隣の駅が見えます。
高根公団-高根木戸はやや線路が曲がるため、見え方は微妙です。
6 同じクルマと4回出会う?五香-鎌ヶ谷大仏間
道路は直線、線路は曲線の産物です。
自衛隊松戸駐屯地付近で左右を見ると、同じ電車が二回見られます。
併走は一瞬ですが、北初富付近の北総線と、京成線直通時の幕張本郷付近の総武線併走は見応えがあります。
8 最高速度85km/h運転
八柱-常盤平-五香、初富-鎌ヶ谷大仏で最高速度を出します。
常磐緩行線の最高90km/hに近い頑張りです。
9 八柱、新鎌ヶ谷、高根公団の渡り線
事故等での区間運休時の運用変更や、臨時電車設定時の使用が主な趣旨です。
以前、朝のラッシュ時は高根公団で折り返した津田沼側の運用もありました。
八柱は日中の試運転電車設定の際、松戸駅構内が満線のため、折り返し用に使われます。
10 くぬぎ山車両基地
8800形のほか、8900形、N800形、80000形の4形式が属します。
8800形は今後徐々に80000形へ置き換えられる見込みです。
余談ですが市名、鎌ケ谷市の「ケ」は、新京成では新鎌ヶ谷駅、鎌ヶ谷大仏駅の、いずれも小さな「ヶ」となっています。