今後の青春18きっぷは自動改札機対応が望ましい
青春18きっぷ(以下、「青春18」)は息の長い企画切符です。
長く続いている理由は以下のとおりかと察します。
・安価なこと。
・JR1社にとどまらず、JR全線乗車可能なこと。
・1人でもグループでも任意に使えること。
・有効期間内であれば乗車日が自由なこと。
青春18の不便なことは一つ。自動改札機を通過できないことです。
5回分(延べ5人分)乗車を1枚の切符に集約したため、
乗車日ごとに最初の乗車駅で毎回日付押印をする方式で、
自動改札機通過は不可能となっています。
自動改札機、ICカード、モバイル化定着による時代変化により、乗降の都度、有人改札口の通過が要件の青春18使用にわずらわしさが生じています。
JR側にも自動改札機設置駅での有人改札口混雑の課題があります。
JR側には青春18販売の都度、5回乗車分の収入源がある訳ですが、利用者とJR側双方の自動改札機通過の利害一致方法はあるでしょうか。
以下、両立化の拙案をまとめます。
1枚型切符の3枚化と、事前の乗車日入力により自動改札機を通過可能とし、同時に転売防止の策とします。
2.券売機での購入時に、乗車日を一括入力しての発券
(乗車日3回分が購入時に決定していない場合、購入不可)
3.乗車日は有効期間内なら連続していなくても可能
4.3人同時利用で3枚分を同一日で入力することも可能
(2人同時利用で2枚分を同一日入力し、残1枚を別の日とする
ことも可能)
現在の5回分乗車から3回分にするのは、購入時に乗車日を決定するには「秋の乗り放題パス」同様3回分が限度であり、5回分を決めるのは無理があるためです。
「秋の乗り放題パス」は連続3日乗車ですが、拙案は購入時に乗車日を選択できる点が異なります。
乗車の都度、入力してから乗車すればよいとの声が出てきますが、JR側には転売関係の点があります。
JR側は3回分乗車では2回分収入減の点と、切符枚数増加の負担はありますが、自動改札機駅での有人改札口効率化ができます。
本案は結果的には「秋の乗り放題パス」連続3日乗車の、有効期間内分割乗車可能版です。
青春18愛好の方々にはひんしゅくを買うかもしれませんが一提案とさせていただきました。