平行普通列車

常磐線と新京成に魅せられた者のブログです

新鎌ヶ谷で北総~新京成の渡り線を

鎌ヶ谷-印西牧の原の区間運転電車を松戸へ

 

新鎌ヶ谷駅は北総、新京成東武野田線が交差する要衝です。

北総線から新京成線松戸への乗り入れは1979年から1992年までの13年間行われました。

新京成は北初富~新鎌ヶ谷~初富が2019年に完全高架化され、北初富~新鎌ヶ谷では北総線と並走、新鎌ヶ谷では北総線と横並びの駅ホームになりました。

近年の北総線ダイヤは新鎌ヶ谷-印西牧の原(一部、印旛日本医大)の区間運転電車を増発するなど積極的です。

 

新京成の80000形新製車は、東海道線を上って武蔵野線南越谷貨物ターミナルから印旛車両基地までトレーラー輸送され、その後、単独で自走し、印西牧の原~京成高砂京成津田沼~くぬぎ山~くぬぎ山車両基地の経路で搬送されています。

8800形も老朽置き換えの時代となり、今後ともこのルートでの80000形新製車輸送が続くと思われます。

 

新鎌ヶ谷駅ホームから京成高砂、北初富側を見ると、北総線新京成の高架橋は寄り添っています。

この区間に、北総線の上り線から新京成の下り線へ、渡り線高架橋を新設することは距離的には短く、困難ではないと思われます。

 

鎌ヶ谷-印西牧の原の区間運転電車を、渡り線新設により新京成松戸への乗り入れ復活を検討してはいかがでしょうか。

北総線の主眼は新鎌ヶ谷から東京へ、北総線の特急やスカイライナーに乗り換えることですが、新京成松戸経由で常磐線、千代田線利用により東京へ向かう乗客はまだ多くいると思われます。

鎌ヶ谷折り返しの北総線電車の設定時間は、新京成のラッシュ時ピークを過ぎています。

また、夕方から夜の新京成ダイヤで、松戸-新鎌ヶ谷の増発は十分可能です。

11月26日ダイヤ改正で増発される区間電車は土曜、休日での10往復増発ですから、10分間隔の新京成には十分割り込むことが可能です。

 

鎌ヶ谷-印西牧の原の区間運転電車増発は、自社線特急乗り換え利用だけを当て込んだものではないでしょう。

新京成東武からの乗り換え利用も期待しているはずです。

新京成から北総線への乗り換えを誘発するなら、新京成松戸への相互乗り入れ復活は検討に値すると思います。

かつての北初富での地平での直通と異なり、新鎌ヶ谷での高架線上での直通による、北総線新京成の乗客増を期待するものです。

松戸での新京成常磐線の乗り換えには自動改札機が整備されているので、運賃の取りこぼしはないはずです。