平行普通列車

常磐線と新京成に魅せられた者のブログです

はやぶさ・こまちの編成順序入替を

はやぶさ」を長距離輸送の札幌側にして、盛岡停車時間の短縮を
2030年度の北海道新幹線札幌開業に合わせて、東北新幹線ではALFA-Xによる時速360km/h運転試験が行われています。
東京-札幌の所要時間は理想的には3時間台ですが、それが叶わなくても4時間30分以内にしたい意向と見られます。
しかし世界最高速度の360km/h化実現の前に、東北新幹線には行なうべきことがあります。
それは盛岡駅の停車時間短縮です。
現在の「はやぶさ」は盛岡で最大10分停車します。
盛岡での10分停車は「はやぶさ」に併結する秋田新幹線「こまち」が下り側にあるためです。
下りの場合、「こまち」が盛岡を発車しないと「はやぶさ」は発車できません。
秋田新幹線は、名称は新幹線でも実質は最高速度130km/hの在来線であり、しかも単線です。
ダイヤによっては上り「こまち」到着を待ってから下り「こまち」、そして「はやぶさ」の発車となります。
はやぶさ」は「こまち」の時間調整のしわ寄せになる可能性がないとは言えません。

新幹線の意義は第一に、本線速達列車の時間短縮にあります。
本線とは360km/h運転を目指す東北新幹線であり、東京-新函館北斗-札幌の長距離輸送の時間短縮が最大の命題です。
その意味で秋田側の「こまち」の所要時間が多少延びるのはやむを得ないと考えます。

ここで札幌「はやぶさ」速達を第一にするため、「はやぶさ」編成を新青森側へ、「こまち」編成を東京側へと、編成順序を相互に入れ替えることを提案します。
これにより「はやぶさ」は盛岡をすぐに出発でき、新青森への所要時間を現在よりも縮めることができます。
上り「はやぶさ」も同様で、上り「こまち」盛岡到着の数分後に同駅到着とすることで新青森滞在時間を多少でも延ばすことができます。
 
「こまち」の秋田側への併結位置は、山形新幹線「つばさ」の新庄側への位置と同様、少しでも秋田・山形への所要時間を短縮したい趣旨と思われます。
しかし新幹線札幌開業時には札幌側列車の時間短縮が優先になります。
なお、「こまち」の編成位置変更に合わせて「つばさ」も東京側に変更となります。
在来線車体同士の都合上、やむを得ないと考えます。