平行普通列車

常磐線と新京成に魅せられた者のブログです

自分流“青春18”日帰り5回分の経路

青春18きっぷで5コース、JR鈍行だけの自分流経路です

 

JR鈍行列車でどこへでも好き勝手に行ける自由さが青春18きっぷの魅力です。

今回は自分のお気に入り定番コースの紹介です。

ポイントは、陽の当たらないローカル区間をコース内に入れることです。

東京出発は7時前後を目安としています。

実際の列車時刻は基本的に略させていただき、コースだけの記載となることをご了承ください。

 

◆1回目◆

目的路線:篠ノ井線と中央線の枝線(辰野-塩尻

経路:東京-甲府塩尻篠ノ井塩尻-辰野-岡谷-東京

こだわりポイント:中央線は高尾-相模湖で住宅地から山中に入る急変さに驚きます。

初狩駅はかつてのスイッチバックを保線用列車が使っている光景が見られます。

篠ノ井線冠着から姨捨へ向かう際、トンネルからいきなり山上へ出て、雄大善光寺平が展開する光景は毎回感動的です。

不思議なことに篠ノ井塩尻側へ戻るコースでは、最初から善光寺平が開けているため、いきなり大展望の演出がない分、感動は若干弱まります。

塩尻からの中央線は、陽の当らなくなったかつての幹線コース、辰野経由で、岡谷から再度本線に合流します。

 

◆2回目◆

目的路線:吾妻線上越線

経路:東京-高崎-渋川-大前-渋川-越後湯沢-高崎-東京

こだわりポイント:吾妻線万座・鹿沢口までは本数がありますが、終着大前発着は4往復にとどまります。 

新宿6時58分発高崎行きで高崎から吾妻線直通大前行きに乗り換え、大前10時41分着。

約20分後に折り返し、渋川で上越線越後湯沢を目指します。

上越線下り線は土合駅地下ホーム、新清水トンネル内の茂倉信号場の下り線版スペースを見ます。

越後湯沢から戻る時の上越線上り線は、松川ループ線、廃止されたが保線用線路が残る清水トンネル内の茂倉信号場、(旧)湯檜曽駅跡地、湯檜曽ループ線が見どころ。

湯檜曽ループ線は、これから向かう湯檜曽駅が山上から見える雄大さがあります。

 

◆3回目◆

目的路線:鹿島線久留里線

経路:東京-千葉-佐原-鹿島神宮-佐原-銚子-成東-東金-大網-安房鴨川-木更津-上総亀山-木更津-舞浜-東京

こだわりポイント:鹿島線延方-鹿島神宮の北浦橋梁は、京都丹後鉄道宮舞線由良川橋梁と並んでトラスがなく、海の上を走るような解放感です。

外房線の単線区間には、複線にならないまま、複線用地として空いている区間が見られます。

御宿-勝浦は複線ですが、下り線は外房線電化時に新線に切り替えられて使用休止の後、複線使用で蘇った経過があります。

木更津からは久留里線で終着の上総亀山まで往復します。

蘇我へ出てからは総武線でなく京葉線東京湾沿いに東京へ戻ります。

 

◆4回目◆

目的路線:御殿場線身延線

経路:東京-国府津-御殿場-沼津-富士-身延-甲府-東京

こだわりポイント:JR6社のどの会社路線でも、日付が同じなら乗れるのも青春18きっぷの魅力です。

このコースはJR東日本路線だけでなく、JR東海所属の御殿場線身延線に乗るのがポイントです。

御殿場線はかつて東海道本線だったときの複線時代の遺構、スイッチバック跡地などが残り、栄枯盛衰を感じます。

身延線は電車の屋根部分、冷房装置がトンネルに当たらないかと心配になる狭小トンネルの通過が見どころです。

 

◆5回目◆

目的路線:水郡線磐越東線

東京-水戸-常陸大子-郡山-いわき-東京

こだわりポイント:東北線郡山から新潟へ向かう磐越西線の華やかさ?とは対照的に、いわき側へ向かう哀愁の磐越東線に乗ります。

東京-郡山は東北線ではなく常磐線経由で水郡線で。

特別の車窓はありませんが、磐越東線ではかつてスイッチバック式だった江田駅がポイント。

水郡線磐越東線気動車エンジン音に触れる旅です。

 

以上ですが、いずれも列車に乗っているだけの内容です。

列車に乗ること自体を楽しむのが自分流、青春18きっぷの使い方です。