平行普通列車

常磐線と新京成に魅せられた者のブログです

中央線辰野-塩尻はJR東海へ移管を

辰野支線のJR東海運営による効率化に期待

 

中央本線塩尻を境にJR東日本JR東海に所管が分かれています。

岡谷-辰野-塩尻間(以下、「辰野支線」)は1983年のみどり湖経由の短絡新線完成後、支線化されました。

東京-塩尻JR東日本のため、辰野支線もJR東日本所管となりました。

辰野から分岐する飯田線は全線がJR東海の所管です。

 

JR東海から見ると、中央西線の北端(東端)は塩尻飯田線の北端は辰野です。

塩尻-辰野間は18.2kmだけ離れてしまっていて、直接接続されない形となりました。

JR東海管轄の地図で見ても、塩尻と辰野がごくわずかに離れているのが妙です。

実態としては、岡谷-辰野間は飯田線電車が岡谷までの乗り入れ運用でほとんどを担っているダイヤで、JR東海飯田線のイメージさえあります。

 

ここで、辰野-塩尻間をJR東日本からJR東海に移管してはどうかと考えます。

この区間は10.5往復の折り返し運転主体のダイヤです。

JR東日本がこの区間で今後、積極的な運営やダイヤを組むことは望めないと思います。

 

辰野-塩尻間の管理運営をJR東海に移管すると、中央西線塩尻側と飯田線辰野側の車両運用がそれぞれ効率化できます。

中央西線塩尻側の電車を、辰野-塩尻を経由し、飯田線に充てられるからです。

中央西線飯田線の電車運用に互換性、融通性ができ、辰野-塩尻の管理運営やダイヤもよくなることが期待されます。

 

JR東日本の運営による辰野-塩尻間の今後については、

列車本数削減 → 単行電車運行 → 電化設備撤去、気動車運行 → 地域と将来性協議

以上のような道をたどるのではないかと推測します。

JR東日本が辰野-塩尻を非電化とするか、将来の在り方を協議する形となるならば、電化設備撤去の前に辰野-塩尻JR東海に移管することを望みます。

非電化にしたらJR東海への移管は消えます。

それともJR東日本中央東線のみどり湖経由での車両采配割り切りの発想があるのでしょうか。

 

なお、岡谷-辰野間については、実質的にJR東海のイメージのダイヤ、列車運行であり、ここもJR東海とした方がよいのではないかと考えます。

つまり、辰野支線岡谷-辰野-塩尻JR東海に移管する形です。

ただしJR東日本が岡谷-辰野で今後とも自社運営の姿勢であるならば、そのまま継続の上、将来に期待したいと思います。

 

※写真は本文と無関係です。