平行普通列車

常磐線と新京成に魅せられた者のブログです

五能線全線に乗るなら「リゾートしらかみ」?普通列車?

一回だけ乗るとしたら「リゾートしらかみ」と普通列車、どちらを選ぶ?

 

「どこか景色の良い路線はないか?」と聞かれたら五能線をお勧めします。

日本海の海岸線に沿って車窓から海が長時間連続して眺められ、満足感が高いからです。

秋田新幹線東北新幹線新青森開業により、東京から日帰りも可能になりました。

臨時快速列車「リゾートしらかみ」も定着しており、五能線イコール「リゾートしらかみ」のイメージにもなっています。

リゾートしらかみ」は臨時列車なので運転日には注意が必要ですが、2023年春の情報では3往復が3月から6月までほぼ毎日の運転です。

一部の列車で津軽三味線の生演奏など、行事を見せてくれるのも特徴です。

注意点は二つ。

運転しない日が比較的多いのは3号と6号であることと、全車指定席で、満席時の立席乗車はできないことです。

 

リゾートしらかみ」の運転時刻

2023年1月現在の情報です。

◆秋田→青森(弘前

リゾートしらかみ1号 秋田8:19発-青森13:29着

〇(同)3号 秋田10:50発-弘前15:49着

〇(同)5号 秋田13:57発-青森19:38着

◆青森(弘前)→秋田

リゾートしらかみ2号 青森8:09発-秋田13:26着

〇(同)4号 青森13:51発-秋田19:01着

〇(同)6号 弘前16:06発-秋田20:42着

千畳敷駅で2号~5号は15分停車。(1号・6号は通過)

※深浦駅で1号は6分、5号は19分、6号は18分停車。

 

◆「リゾートしらかみ」の日帰り

東京から日帰り可能な列車は「リゾートしらかみ3号」「(同)4号」です。

☆青森→秋田「4号」の場合

東京10:20発「はやぶさ17号」-新青森13:29着、13:51発「リゾートしらかみ4号」-秋田19:01着、19:10発「こまち48号」-東京23:04着

☆秋田→弘前「3号」の場合

東京6:32発「こまち1号」-秋田10:24着、秋田10:50発「リゾートしらかみ3号」-弘前15:49着、16:15発普通列車青森行き-新青森16:57着、17:22発「はやぶさ40号」-東京20:32着

※「3号」を、弘前の手前の川部駅到着(15:35着)後に下車して乗り換えると、川部15:41発普通列車青森行きに乗り継げます。

新青森16:18着、16:38発「はやぶさ38号」-東京20:04着。

弘前乗り換えより34分早く東京に到着します。

 

◆「リゾートしらかみ」の編成

「橅」「青池」「くまげら」の3種類で、「橅」は1・4号、「青池」は2・5号、「くまげら」は3・6号を中心に運用します。

2号車は最大4名単位の半個室、1・3・4号車は前向き2&2席です。

「橅」「青池」はディーゼルハイブリッドシステムのHB‐E300系、「くまげら」はディーゼルカー、キハ40形・48形です。

 

普通列車

五能線全線を走る定期普通列車は下り(東能代弘前)4往復、上り(弘前東能代)3往復ですが、早朝の列車と途中から夜になる列車は対象から除きます。

日帰り可能な列車は下記1コースです。

東京6:32発「はやぶさ1号」-新青森9:49着、9:58発弘前行き普通列車-川部10:29着、10:38発五能線普通列車深浦行き-深浦12:44着、14:41発五能線東能代行き-東能代16:16着、16:20発普通列車秋田行き-秋田17:22着、18:16発「こまち46号」-東京22:04着。

 

◆お勧めは「リゾートしらかみ」よりも普通列車

東京から五能線に乗るには、新幹線の秋田と新青森から直接乗り継げる「リゾートしらかみ」の方が楽です。

リゾートしらかみ」は遠距離からの利用者を中心とする行楽列車です。

地元の人はほとんど乗ってきません。

団体貸切バスに乗っているような印象もあります。

 

自分は普通列車の方をお勧めします。

地域沿線の人が鈍行列車に乗る日常の自然な光景に接するのが五能線の旅のポイントだからです。

乗車する人たちの会話をするわけではありませんが、駅や列車内での観察も列車旅の要素の一つです。

秋田・新青森のほかに東能代弘前の乗り換えがありますが元来、五能線に乗るには通常の乗り換え駅です。

また、上記普通列車コースでは深浦駅で1時間57分の待ち時間がありますが、深浦駅周辺を周遊してこの時間を楽しみに変えます。

(「リゾートしらかみ」の旅を否定するものではありませんので、念のため。)

 

※写真は本文と無関係です。