未決定のものを、決定したかのような見出しで「!」表記するのは注意が必要です
2024年夏の青春18きっぷの発売可否について、様々な情報が飛び交っています。
2024年6月17日時点では、青春18きっぷに関するJR各社の具体的な動きはありません。
さて、JR側から公表を待つまでの間、多くの鉄道ブログを拝見させていただく中で、発売の決定、または逆に廃止が決定したかのような見出しを見かけることがあります。
とくに見出しの末尾が「!」になっていると、それが決定事項のような印象を持ちます。
本文を読んでみれば、その可能性が高い、その可能性があるという筆者側の視点でのことでありながら断定した見出しとともに、「!」マークを添えているケースです。
青春18きっぷ発売の有無と「!」
「発売決定!」と「発売決定?」、「きっぷ廃止!」と「きっぷ廃止?」とでは受ける印象が大きく異なります。
誰もがブログ内容をしっかり読んで、ブログの趣旨を理解するとは必ずしも言えず、見出しだけを見て受けとめてしまうケースがあります。
見出しに「発売決定!」「きっぷ廃止!」「異常事態!」のような「!」の末尾になっていると、それが一層独り歩きしてしまう可能性があります。
また、「!」マークはないものの、発売を(または廃止を)半ば断定した見出しも見受けられます。
青春18きっぷ以外でも誤解されやすい見出しの事例を見受けることがあります。
一例として仙石線がありました。
全線電化している仙石線で、石巻側の電化を非電化にすることが決定事項であるかのような「!」を使った見出しのブログも見かけました。
この場合、可能性が高いことでの見出しであり、「!」添えでした。
今後、仙石線の石巻側が非電化になる可能性が高いという書き手側の考え方により断定した見出しで「!」で表記したと見受けますが、見出しで意図的に「!」によりインパクトを強め、読者を引き寄せようとする考え方も含まれているとするならば、読者が誤解しやすいことから、やめた方がよいように思います。
少なくとも見出しの末尾は何もマーク表記をしないか、「?」にした方が誤解は避けられたかと思われます。
また、「!?」の使用は「?」と同等に「!」の印象も与えるので、やはり表記しない方がよいと考えます。
少なくとも鉄道ブログで意見・感想に分類されるブログにおいては、末尾での「!」は決定事項だけに使うものと考えます。
自分のことを棚に上げて書かせていただきましたが、筆者の拙ブログの見出しでも自戒すべきものはありました。
「!」と「?」の使い分け、その乱用表記には今後とも十分留意していきたいと思います。
※ 写真は本文と無関係です。