復刻塗装は8800形、8900形の各1編成まで波及するでしょうか?
新京成から、2024年7月12日付けで「『N800形電車』が復刻塗装で再登場」のニュースリリースがありました。
リリース内容の一部を引用させていただきます。
(以下引用)
新京成電鉄では、所有するN800形電車の一編成を2005年の導入当時の配色を再現した復刻塗装に変更し、7月24日から運行を開始します。
「N800形 復刻塗装電車」の運行は、お客さまに当社の歴史を振り返り、懐かしさを感じていただくことを目的としています。リバイバルカラーの電車は、これまでも8000形電車の退役が決定した際に「8000形リバイバルカラー電車」を運行しており、お客さまに大変好評の企画です。
~中略~
対象編成
N800形 N838編成
(以上引用)
新京成が来春、京成松戸線に変わり、車体色は京成カラーに変わっていく中、N838編成はまだ検査途中でした。
検査完了後、京成の新型3200形の塗色に類似した外観も一瞬想定したものの、それは2025年4月の京成合併以降に実施の話でした。
それにしてもN800形登場時の旧塗色再現は意外でした。
正面の「SHINKEISEI」の表記にも驚き
それに加えて今回のニュースリリース写真で驚いたのは、運転台正面の新京成の社名表記でした。
車両番号表記の位置は助士席側のままとし、運転士側の位置にはロゴマーク消去の上、「SHINKEISEI」で表記しました。
車体側面表示のような「K’SEI」ならまだしも、京成合併まで残8か月の時期でありながらの、「SHINKEISEI」での表記です。
2025年4月から京成に変わる目前でも、あくまで2024年7月登場時点では新京成だからという割り切りが感じられます。
2025年4月以降も「SHINKEISEI」の表記のまま走り続けるのでしょうか。
それとも京成松戸線になってからは、「SHIN」の4文字をカットして「KEISEI」または「K’SEI」「K’SEI GROUP」にするでしょうか。
あるいは「SHINKEISEI」の表記自体を単に抹消するのでしょうか。
このほかにも、N838の形式名はそのまま踏襲か、京成に合わせて3000形の新番号になるか。
正面の番号表記位置は京成同様、運転士側の位置に変更するか。
N838以外の、N800形の他の4編成はどうか。
いろいろ気になるものがあります。
8800形、8900形も1編成復刻塗装するか?80000形は1編成だけピンク色を残すか?
いささか我が儘な話ですが、「N800形 復刻塗装電車の運行」が、「お客さまに当社の歴史を振り返り、懐かしさを感じていただくことを目的として」「お客さまに大変好評の企画」であるということですが、N800形は2005年登場のステンレス車体であり、8800形の茶色帯のオリジナルカラーで歴史を懐かしむことまではできないのが心残りなところです。
新京成ではこれまで、8000形では登場時のリバイバルカラー電車ということで、8502編成、8512編成で復刻塗装を施し、まさに好評だったと記憶しています。
この復刻塗装は、新京成の全26編成を代表しての、N838だけの話で終わるでしょうか。
それとも、8800形と8900形でもそれぞれ1編成だけ、登場時の懐かしい茶帯・青帯の復刻塗装を行なうでしょうか。
また80000形は登場時から現在のピンク色車体ですが、全5編成のうち4編成は京成色へ変更し、1編成だけピンク色で残しておくでしょうか。
N838編成の次の検査対象は、どの編成でしょうか。
それが8800形であった場合、検査終了後、登場時の復刻塗装になるのかが注目されます。
気の早い話ですが、次の検査編成、または復刻塗装対象編成はどの編成かも関心どころです。
先行きを考えれば、リニューアルされた9編成の中からの選定と思われます。
先般、検査を終えた8803編成は対象外と考えられます。
次のリニューアル改造編成である8807か、その次のリニューアル編成の8810か、8800形の中で最後の新製車を寄せ集めて構成した8816か。
筆者はもしも8800形にも復刻塗装があるなら8807・8810・8816の3編成のいずれかと思っています。
その際は、京成乗り入れ用タイプの帯でなく、乗り入れ非対応の茶色帯でドア部分まで塗装するのではないかと、希望的な観測も含めて勝手に想像しています。
8900編成については、復刻塗装対象とすれば全3編成のうち、ラッピング編成でない8918編成と思います。
80000形では、ピンク色を思い出の記念に1編成だけ残しておくとすれば、最終新製の80056編成と考えますが、どうでしょうか。
以上の内容は、単なる捕らぬ狸の皮算用的な、何の根拠もない単なる想像ですのでご了承ください。
また、現場への問い合わせ等はされないようお願いいたします。