豊肥線滝水、日豊線市棚、日南線志布志折り返し列車時間の効率性がポイント
2024年8月31日の拙「南九州 DE 超回復!きっぷ フリー区間は熊本-大分以南の方が効果的では?」の関連編です。
今回は、3日間で日中にすべてのフリー区間に乗車し、さらに話題の観光特急にも乗車することは可能かどうかをみてみました。
起点は熊本駅としました。
時刻の「:」は略させていただきます。
【1日目】
熊本559発→鹿児島線→八代637着、645発→鹿児島線→新八代650着、727発→九州新幹線「つばめ306号」→熊本738着、819発→鹿児島線→荒尾905着、922発→鹿児島線→熊本1011着、1021発→三角線「A列車で行こう1号」→三角1135着、1158発→「※A列車で行こう2号」→熊本1237着、1240発→豊肥線→肥後大津1315着、1316発→宮地1406着、1547発→「かわせみやませみ」→熊本1708着、1715発→九州新幹線「さくら407号」→鹿児島中央1812着、1827発→日豊線「きりしま16号」→都城1955着→都城泊
【2日目】
都城539発→吉都線・肥薩線→隼人839着、853発→日豊線→鹿児島中央927着、1002発→指宿枕崎線→枕崎1256着、1327発→指宿1452着、1507発→「指宿のたまて箱」→鹿児島中央1600着、1618発→日豊線「きりしま14号」→宮崎1828着、1833発→「ひゅうが8号」→延岡1951着→延岡泊
【3日目】
延岡610発→日豊線→市棚631着、703発→延岡723着、735発→宮崎909着、910発→日南線→志布志1139着、1329発→日南線→油津1442着、1452発→南宮崎1610着、1615発→宮崎空港線→宮崎空港1621着、1643発→宮崎1654着、1735発→日豊線「きりしま15号」→鹿児島中央1944着、1959発→鹿児島線→川内2051着、2111発→九州新幹線「つばめ338号」→新玉名2206着、2226発→九州新幹線「つばめ343号」→熊本2235着
特急指定席の3回使用列車は
② 豊肥線「かわせみやませみ」宮地→熊本
※ 三角線「A列車で行こう2号」三角→熊本の指定席特急料金は別払です。
※ 日南線の「海幸山幸」は時間的に組み入れられませんでした。
折り返しの列車出発時間まで余裕のある駅は
〇 指宿枕崎線:31分
豊肥線宮地-滝水だけは未乗となった計画案です
計画の中でもっとも難しかったのは豊肥線宮地-滝水でした。
滝水の停車列車は1日5往復で、熊本-宮地は特急、宮地-滝水は普通列車乗り継ぎで滝水までは行けますが、滝水から熊本へ戻ると半日を要します。
その結果、三角線または鹿児島線荒尾-熊本-八代の乗車が同日中では困難になります。
豊肥線宮地-滝水乗車を満たす場合、2日目以降の日南線、日豊線市棚までの乗車が満たせなくなってきます。
3日目の日南線では、終着の志布志到着後、宮崎行き折り返し列車の時間まで1時間50分あり、宮崎空港線にも寄り道する結果、鹿児島線川内-鹿児島中央、九州新幹線新玉名-熊本は夜遅くになってしまいました。
全体を通してみると、どうしても未乗区間が発生するとすれば、他路線の乗車効率も考慮し、豊肥線宮地-滝水だけが未乗でやむを得ないという結論に至りました。
なお、通常の切符による運賃・料金の合計額は雑駁な計算ですが、4万円前後と思われます。
総体的に見て効率のよい列車乗り継ぎ日程とはいえませんが、南九州で3日間の鉄道路線走破を計画する人に多少でもたたき台の参考になれば幸いです。
蛇足ですが、あれこれ列車乗り継ぎ計画に悩んで時間を消費するならAIに任せて、もっと別のことに時間を使えというかもしれませんが、旅行計画を立てる面白さを省いて鉄道趣味が楽しめるかは別です。
少なくとも筆者は鉄道旅行の醍醐味の一つとして、事前に綿密な計画を立てることと思っています。
※ 写真は本文と無関係です。