名古屋-東京の迂回ルートで、名古屋-新高岡の高速バス経由という選択肢の意外性
乗りものニュース、2024年9月3日付け「新幹線寸断!『名古屋-東京』を“かなりマイナーなルート”で迂回した結果 『まず選ばないだろうね』」を拝読しました。
名古屋→東京を、名古屋から新高岡まで高速バス移動後、北陸新幹線に乗り継ぐコースで、通常は思いつかない経路と思われ、斬新さがあります。
概要としては8月29日、名古屋15時57分の「のぞみ30号」で定刻発車後、16時30分頃の掛川-静岡での雨量が規制値に達したため豊橋で臨時停車し、最終的には豊橋で運転打ち切りになり、在来線で引き返し、20時42分に名古屋に戻ります。
翌8月30日の東海道新幹線は東京-名古屋間で終日運休で、迂回ルートの中央線「しなの」は、指定席の満席と自由席は大混雑で見送ります。
一計を案じて名古屋15時30分発「きときとライナー」4便に乗車し、新高岡に19時8分到着後、20時34分発「はくたか578号」で東京23時24分着となり、名古屋-東京の迂回ルートを新高岡経由で使った人は皆無だったとのことです。
もしも自分が同じ「のぞみ30号」に乗車していたとしたら
豊橋-東京の運休決定後、名古屋まで戻る選択は同じと思います。
豊橋の方が名古屋よりも東京への距離が短いのですが、翌日の大雨による新幹線・在来線の運休時を考慮すると、豊橋では動きがとりにくいためです。
名古屋であれば、①中央線塩尻・甲府経由、②中央・篠ノ井線長野経由北陸新幹線、③高山線富山経由北陸新幹線、④東海道・北陸線米原・敦賀経由北陸新幹線、
以上の4つの選択肢があるためです。
この記事のように、高速バスでの新高岡回りの北陸新幹線迂回は頭に浮かんでこないと思われ、その意味で参考になりました。
中央線塩尻・甲府経由や、塩尻・篠ノ井線で北陸新幹線経由の場合、中央(西)線列車の混雑も気になりますが、それ以上に中央西線沿線での大雨の影響を受けないかが気にかかります。
多治見、中津川付近ならまだしも、木曽福島前後で大雨により上下線とも止まってしまって塩尻、名古屋の両方向とも動きがとれなくなるのも厳しいからです。
高山線での高山、飛騨古川前後での運転中止も同様です。
臆病な自分としては十中八九東海道線にも大雨の影響がある場合は、米原・敦賀経由の北陸新幹線を選ぶと思います。
東海道・北陸線の途中区間で万一、大雨での不通に遭ったとしても、東海道線の主要幹線の安心感、東海道新幹線、北陸新幹線が近くを走っているという安堵感があるためです。
もしも名古屋-米原-敦賀の在来線が動いていないが、近鉄と湖西線が動いているならば近鉄大和八木、京都経由で敦賀へ向かうと思います。
別の記事では、名古屋から東京までタクシーで14万円ほどかかったという話題もありました。
名古屋-新高岡の高速バスのダイヤ
名古屋-新高岡の高速バス「きときとライナー」は6往復で高岡駅までの運転です。
名古屋-新高岡のダイヤは下記のとおりです。
【名古屋発→新高岡着】
7:30 → 11:05
9:30 → 13:05
13:00 → 16:35
15:30 → 19:05
17:30 → 21:05
19:00 → 22:30
【新高岡発→名古屋着】
6:35 → 10:25
8:35 → 12:25
10:35 → 14:25
12:35 → 16:25
15:35 → 18:25
17:35 → 21:25
なお、名古屋-富山の高速バスは10往復あります。
「かがやき」も停車する富山へ向かうのが一般的と思われますが、新高岡を目指したのが目新しい視点です。
今回の記事を読ませていただいて、高速バスの迂回ルートをもっと知っておく必要があることと併せて、名古屋-東京を毎時最大12往復、所要1時間30分台で当たり前のように移動できることは何とありがたいことかと再認識しました。
(※ 筆記にあたり、乗りものニュース、2024年9月3日付け「新幹線寸断!『名古屋-東京』を“かなりマイナーなルート”で迂回した結果 『まず選ばないだろうね』」を参考にさせていただきました。)