平行普通列車

常磐線と新京成に魅せられた者のブログです

横浜へ行かない横浜線電車の割合はどの程度か?

新横浜方面から横浜の一駅手前、東神奈川で折り返す横浜線ダイヤ状況をみる

「横浜へ行かない横浜線」については以前から多くの人たちに指摘されてきたところです。

東神奈川-桜木町京浜東北線電車と共用であり、横浜線よりも京浜東北線を優先するため、横浜線電車は東神奈川で折り返さざるを得ない状況が続いています。

今回は、横浜線電車の東神奈川折り返し電車と、横浜まで直通する電車とのダイヤ状況を見てみたいと思います。

なお、ここでは便宜上、新横浜駅を基準とした東神奈川方面行きの本数と、東神奈川駅を基準とした新横浜方面行きの本数を基準としました。

快速と普通列車(各駅停車)は同一と見なしての本数です。

 

1 新横浜駅を基準とした、東神奈川止まりの電車と横浜直通電車の本数

5時台:(平日)東神奈川2、横浜0・(休日)東神奈川2、横浜0、

(※平日の新横浜発東神奈川行きは2本、同じく横浜方面行きは0本ということです。

休日も新横浜発東神奈川行きは2本、同じく横浜方面行きは0本です。)

 

6時台:(平日)東神奈川4、横浜3・(休日)東神奈川4、横浜2

7時台:(平日)東神奈川11、横浜3・(休日)東神奈川6、横浜2

8時台:(平日)東神奈川7、横浜6・(休日)東神奈川5、横浜4

9時台:(平日)東神奈川4、横浜5・(休日)東神奈川5、横浜4

10時台:(平日)東神奈川4、横浜6・(休日)東神奈川4、横浜6

11時台:(平日)東神奈川3、横浜6・(休日)東神奈川3、横浜6

12時台:(平日)東神奈川3、横浜6・(休日)東神奈川3、横浜6

13時台:(平日)東神奈川3、横浜6・(休日)東神奈川3、横浜6

14時台:(平日)東神奈川3、横浜6・(休日)東神奈川3、横浜6

15時台:(平日)東神奈川3、横浜5・(休日)東神奈川3、横浜6

16時台:(平日)東神奈川3、横浜6・(休日)東神奈川3、横浜6

17時台:(平日)東神奈川5、横浜2・(休日)東神奈川4、横浜4

18時台:(平日)東神奈川9、横浜2・(休日)東神奈川5、横浜3

19時台:(平日)東神奈川6、横浜2・(休日)東神奈川6、横浜1

20時台:(平日)東神奈川5、横浜1・(休日)東神奈川6、横浜1

21時台:(平日)東神奈川4、横浜2・(休日)東神奈川5、横浜1

22時台:(平日)東神奈川5、横浜1・(休日)東神奈川4、横浜2

23時台:(平日)東神奈川4、横浜0・(休日)東神奈川4、横浜0

0時台:(平日)東神奈川3、横浜0・(休日)東神奈川3、横浜0

 

【合計と比率】

(平日)東神奈川91本、横浜68本・(休日)東神奈川81本、横浜66本

(平日)東神奈川57%、横浜43%・(休日)東神奈川55%、横浜45%

 

2 東神奈川駅を基準とした、東神奈川始発電車と横浜方面からの直通電車の本数

【平日】(単位:本)

4時台:(平日)東神奈川2、横浜0・(休日)東神奈川2、横浜0、

(※平日の新横浜発東神奈川行きは2本、同じく横浜方面行きは0本ということです。

休日も新横浜発東神奈川行きは2本、同じく横浜方面行きは0本です。)

(以下同)

5時台:(平日)東神奈川4、(休日)横浜0・東神奈川5、横浜3

6時台:(平日)東神奈川6、(休日)横浜1・東神奈川7、横浜0

7時台:(平日)東神奈川10、(休日)横浜2・東神奈川5、横浜2

8時台:(平日)東神奈川6、(休日)横浜5・東神奈川5、横浜2

9時台:(平日)東神奈川5、(休日)横浜3・東神奈川4、横浜3

10時台:(平日)東神奈川4、(休日)横浜5・東神奈川5、横浜4

11時台:(平日)東神奈川3、(休日)横浜6・東神奈川3、横浜6

12時台:(平日)東神奈川3、(休日)横浜6・東神奈川3、横浜6

13時台:(平日)東神奈川3、(休日)横浜6・東神奈川3、横浜6

14時台:(平日)東神奈川3、(休日)横浜6・東神奈川3、横浜6

15時台:(平日)東神奈川2、(休日)横浜7・東神奈川3、横浜6

16時台:(平日)東神奈川3、(休日)横浜4・東神奈川3、横浜6

17時台:(平日)東神奈川3、(休日)横浜5・東神奈川3、横浜6

18時台:(平日)東神奈川9、(休日)横浜1・東神奈川4、横浜5

19時台:(平日)東神奈川7、(休日)横浜2・東神奈川5、横浜2

20時台:(平日)東神奈川5、(休日)横浜3・東神奈川5、横浜1

21時台:(平日)東神奈川5、(休日)横浜2・東神奈川4、横浜2

22時台:(平日)東神奈川5、(休日)横浜2・東神奈川4、横浜2

23時台:(平日)東神奈川3、(休日)横浜1・東神奈川3、横浜1

0時台:(平日)東神奈川1、(休日)横浜0・東神奈川1、横浜0

 

【合計と比率】

(平日)東神奈川91本、横浜68本・(休日)東神奈川77本、横浜66本

(平日)東神奈川57%、横浜43%・(休日)東神奈川54%、横浜46%

 

本数状況を見ての所感

新横浜-東神奈川で見ると、平日は上下線とも東神奈川止まりは91本、横浜直通は68本で、東神奈川止まり57%、横浜直通43%でした。

土曜・休日は、下りでは、東神奈川止まり81本、横浜直通は66本で、東神奈川止まり55%、横浜直通45%でした。

土曜・休日の下りでは、東神奈川始発77本、横浜直通は66本で、東神奈川止まり54%、横浜直通46%でした。

全般的には、東神奈川止まりは約55%、横浜直通は約45%です。

 

東神奈川止まりの電車から横浜方面へ行く際、階段を使わざるを得ない電車もあります。

横浜から新横浜方面への場合も同様です。

平日日中は横浜直通の方が多くなりますが、通勤時間帯は7時台と18時台以降は東神奈川止まりが多くなっています。

通勤時間帯と無縁の土曜・休日はもっと横浜直通本数は増えないだろうかと感じます。

また、平日でも日中を中心に、もっと横浜直通はできるのではないかとも思います。

これまでの経過を見る限り、横浜線の横浜直通は現状が精一杯、または今の本数で理解してほしいという印象があります。

横浜線の8両編成に対し、京浜東北線は10両編成で輸送力があることや、京浜東北線東海道線に含まれる位置づけ、並行私鉄との競合等にもよって、横浜直通が京浜東北線を優先することは今後も変わらないと思われます。

 

新横浜-横浜では横浜市営地下鉄と、また菊名-横浜では東急と、横浜直通列車本数増強でもっと横浜直通を競ってほしいものです。

横浜まであと1駅なのに直前の東神奈川で止まり、階段を上下する煩わしさをJR東日本職員の方にももっと体感してほしいと感じました。

 

※ 写真は本文と無関係です。