混んでいても目的地に時間通りに着く、全員仮眠、飲酒できて、気が付くと下車駅に着く強み
過去の職場時代から現在まで、筆者の周囲の人を見まわしてみると、家族旅行の話になると大部分の人は自動車という点で共通しています。
青春18きっぷがあってさえ、家族旅行なら車という方が多い状況です。
例えば家族4人での列車往復合計額をみると退いてしまう傾向があり、若い人ほどその傾向がみられます。
安価な切符を紹介しても飛びつくほどの安さではないため、結局は車になってしまうケースが多く見受けられます。
自動車選択の人に聞いてみると、鉄道への不満、悩み、気遣い等が次々に出てきます。
その不満を順不同で列記してみたいと思います。
〇 運賃・料金が高い
〇 自宅から駅まで、荷物を持っての行き来が苦痛
〇 特急券の購入に慣れていない
〇 乗り換えが億劫
〇 大きな駅では、乗車する番線まで簡単に移動できない
〇 荷物運びが苦痛
〇 子どもの動きや声など、他の乗客への気遣いが必要
〇 事前に飲食類を用意しておかないと、列車内で何も食べられないことがある
〇 新幹線駅に向かうまでの普通列車では混雑し、着席できないことがある
〇 乗車時間に拘束される
〇 列車内での忘れ物、落し物の心配がある
〇 急に予定が変わったときの期日、列車変更や払い戻し手続きが億劫
〇 隣の席にどのような人が座るのか不安
〇 列車内での飲食やトイレに行く際、隣席の人への気遣いがある
〇 コロナ禍以降、他の多くの人と長時間同じ車両にいるのが不安になった
〇 隣の席でパソコンや複数のスマホをずっと入力している人が多くなり、キーボードの操作音で気が休まらなくなった
まだ続きますがここまでにとどめます。
これらを裏返すと、車ならば解決することを認識することになります。
すなわち、車ならば一人でも4人一緒でも交通費は同じで安価、切符購入手続きがない、旅行変更や中止時の切符手続きが不要、途中区間で座れないことがない、出発日時は自由、荷物運びがない、周囲への気遣いは不要、玄関から玄関まで車で行ける、乗り換えがない、乗り物での忘れ物がない、他の客に対する不満が出ない、渋滞はあっても列車接続を気にすることがないなど、利点ばかりが出てきます。
鉄道にも車にない強み・利点がある
鉄道はどんなに混んでいようと、所定の時間に到着するのが強みです。
ただ、車主体の人への説得力はもちません。
混んでいる車内でずっと立つことが不快、苦痛という考え方になります。
しかし例えば東京近郊から東京都内へ移動するときなどで電車を選ぶのは、車での渋滞による到着時間の遅れや駐車場確保のことなどがあって、電車利用で助かっていることもあるはずです。
また、列車の強みに、全員が移動中に仮眠できること、飲酒できることが挙げられます。
車で、疲れたら途中で止めて眠ればいいといっても、その間、車の位置は移動していません。
列車は眠っている間、先に進んでくれます。
飲酒は目的地到着後でいい、酒を飲まない人が運転すればいいといっても、運転の人にとっては場の盛り上がりに限度があります。
遠距離へゴルフに行った際の帰り道、運転者だけはプレイでどんなに疲れていても運転に集中しなければならず、他の人たちの車中飲酒での盛り上がり、その後の車中仮眠を横目にずっと睡魔との戦いです。
どんなに列車の魅力をPRしようと、車主体の人には寝耳に水かもしれませんが、鉄道側は全員仮眠、全員飲酒、その間に移動できる強みをもっとPRしてもよいのではないでしょうか。
