「京成千葉線に乗り入れできる車両」であっても気になる8808編成の乗入非対応の事例
新京成から、2024年11月11日付けで、「8800形オリジナル色 復刻塗装電車の運行を開始します!(11/18以降~)」のニュースリリースがありました。
8800形の8813編成が対象で、「1986年導入当時のベージュの車体カラーに茶色の細帯の配色を再現したもので、11月18日(月)以降に運行を開始します。
復刻塗装電車は、N838、8808に続く第3編成目となります。
「京成千葉線に乗り入れできる車両」でありながら「乗入非対応」8808編成の矛盾経過
8808編成と8813編成の京成千葉線乗り入れについては、過去にも触れさせていただきましたが今回、8813編成の稼働が、新京成最後のサンクスフェスタの開催日、2024年11月16日の翌々日以降との決定に伴い、改めて書かせていただくものです。
過去記事と重複の点は予めご了承ください。
今回のニュースリリースを見ると、「対象編成 8800形 8813編成 ※京成千葉線に乗り入れできる車両」とあります。
ここで気になるのは、「京成千葉線に乗り入れできる車両」であることは分かりますが、京成千葉線に「実際に」乗り入れるのかどうかです。
復刻塗装として2編成目の8808編成は、「京成千葉線に乗り入れできる車両」とのニュースリリースがあり、復刻塗装も京成乗り入れ時のものとなっています。
しかし運転台に「乗入非対応」ステッカーが貼付され、2024年9月24日からの走行開始以降、実際には京成乗り入れをしていない矛盾した状態です。
「京成千葉線に乗り入れできる車両」機能は備えているが、実際の運用ではひとまず新京成線内専用と受けとめるしかありません。
いつから京成千葉線に乗り入れるかはまだ不明です。
新京成線内専属塗装の8813編成が京成千葉線乗り入れを行なえるか?
京成乗り入れ塗装の8808編成が、現段階で京成乗り入れをしていない状況の中、新京成線内用の復刻塗装となった8813編成は京成千葉線に乗り入れるのかという疑問が出てきます。
ニュースリリースの「京成千葉線に乗り入れできる車両」という文言はあっても、8808編成同様、「京成千葉線に乗り入れできる車両」機能は備えているが、新京成線内専用塗装であり、当面は京成千葉線に乗り入れないことも考えられます。
8813編成が本線復帰する11月18日以降の運用と、運転台の「乗入非対応」のステッカー貼付の有無が気になるところです。
新京成専用塗色であろうと、それとは無関係に京成千葉線乗り入れを期待したいところではありますが、どちらの結果になるでしょうか。
8806編成追伸
8806編成は、くぬぎ山車両基地の外から工場内に移動しました。
サンクスフェスタに伴う措置と思われます。
サンクスフェスタ当日は、8806編成収容の工場内はシャッターが降ろされるかと思われますが、あくまで筆者の勝手な想像です。
なお、現場へのお問い合わせ等は一切されませんようお願いいたします。