平行普通列車

常磐線と京成松戸線に魅せられた者のブログです

「青春18きっぷ大ブーイング やっぱり、新ルールは改悪か」を拝読しての感想

「青春」と「18」の原点に返りたい意図も新ルールの中に隠れているでしょうか

Yahoo!ニュース (ITmedia ビジネスオンライン)、2024年11月23日付け、「『青春18きっぷ』大ブーイング やっぱり、新ルールは改悪か 利用者の本音とJRの狙い」を拝読しました。

記事読ませていただいての感想を書かせていただきたいと思います。

以下、太字は引用させていただいた部分、→は自分の意見、感想です。

 

(以下、太字は引用

JRグループは「青春18きっぷ」のブランドを捨てなかった。人気商品のブランドを取りやめると、顧客を一気に失ってしまう。もしかしたら「秋の乗り放題パス」のほうを「秋の青春18きっぷ」にするかもしれない。そして価格も統一するだろう。つまり秋の方を値上げする。収益を考えると、その方向性も見えてくる。

(以上、太字は引用

→ 「「青春18きっぷ」のブランドを捨てなかった。人気商品のブランドを取りやめると、顧客を一気に失ってしまう」というのは、ご指摘のとおりと思います。

この後に「青春18きっぷ廃止の布石という見方もある」と続いていきます が、自分はまさに青春18きっぷ廃止の布石、つまり最終的には廃止だが、いきなり廃止はできないので、段階を踏んでの過程の中での最初のステップではないかと考えています。


 今回の改定は、青春18きっぷ廃止の布石という見方もある。しかし廃止するならやめれば良いだけで、手間をかける必要はない。商品を改定する理由は「そのほうが売れるから」「そのほうが利益につながるから」である。利用者目線で改悪であっても、サービスの提供側に利点があるはずだ。

 11月12日の毎日新聞によると、青春18きっぷは2023年度に約62万枚売れたという。1枚1万2050円だから、約74億7100万円の売り上げだ。JRグループの総売り上げから見れば小さい数字かもしれないけれど、見過ごせない商いだ。

→ 「廃止するならやめれば良いだけで、手間をかける必要はない」というのは正論ですが、自分は前記のとおり「青春18きっぷ廃止の布石」の見方をしています。

すなわち、「廃止するならやめれば良いだけ」ではありますが、一方で「青春18きっぷは2023年度に約62万枚売れた」実績があります。

その大きな発売実績があるものを、いきなり廃止することは今回以上に反発が大きいことが十分予想されます。

そのため、ひとまず2024年冬季青春18きっぷは残すこととし、その代わりに連続3日間用を設定して、どの程度の売れ行きになるか、様子をみるという「布石」の第一段階の位置付けではないかと考えます。

そして、たとえ3日間であっても、連続という条件では使いにくい、売れ行きが大幅に減少という結果が出てきたならば、第二段階として、「発売実績が下がったので廃止」という流れではないかと考えます。

それを2024年冬季の実績だけで決めては早すぎるので2025年春季、同夏季の発売実績も見た上で総合的に判断して決めるのではないかと想像しています。

「発売実績が下がったのは不便だからであり、日付は連続でなくてよい、複数人数でもよい、自動改札機は通過可能にしよう」という、多くの利用者が望むような、元に戻す形はとらないだろうと思われます。

そして、JR各社単位で、自社路線のみ有効の形をとって、それを「JR〇〇専用青春18きっぷ」とするか、またはそのJR固有の名称で分離してゆくのではないかと考えます。

 

「商品を改定する理由は「そのほうが売れるから」「そのほうが利益につながるから」である」についても、通常ならばそのとおりですが、今回の青春18きっぷについては、それは当てはまらず、使い方を変更した理由は、いきなり廃止はできないので、発売実績がなかったので終了の流れになるのではないかと想像しています。

 

その青春18きっぷを改定するのであれば、JR側にはそれを必然とするデータがあるはずだ。その1つとして考えられるのは、実際はネット上で反発するユーザーよりもバラ売り志向が少なく、3日程度の連続使用が多かった。だから5日間用を残しつつ、本命は3日連続用で、むしろ値下げという見方だ。

→ 「5日間用を残しつつ、本命は3日連続用で、むしろ値下げという見方」というのは理解できます。

ただ、前段の「バラ売り志向が少なく、3日程度の連続使用が多かった」というのが正しいならば、前段で書かれているような「発表時に大ブーイング、運動に3万人超が署名」は起こらないかと思われますし、「新たに3日間用が発表されたけれど、3日連続も使い勝手が悪そうだ。」と同じ人の方が多いのではないかと考えます。

「本命は3日連続用で、むしろ値下げという見方」については、5日間用12,050円よりも3日間10,000円は、たしかに金額的には下がっていますが、一日当たりの単価は大幅に上がっており、「秋の乗り放題パス」と比べても同様で、値下げと好意的に受けと止める人はどの程度でしょうか。

 

青春18きっぷの悩み「ユーザーの高齢化」がある。1980年代に青春18きっぷを楽しんだ人々が、40年経っても青春18きっぷを使い続ける。「実は18歳以上でも使えます」や「シニアにもお勧め」とあおるメディアもある。その結果、本来は新幹線や特急列車に乗っていただきたいお客が、青春18きっぷ固執する。実態として、高齢者の利用が多くなった。

 そうなると、青春18きっぷで70億円を稼いでいたつもりが、80億円の機会損失となっていたかもしれない。これを解消したいという意図もありそうだ。あるいは、自動改札対応で実質値下げになるから今までより売れるはずだ。これが今回の改定理由だと想像する。

→ こうした見方もあるかという点で参考になりました。

青春18きっぷの悩み『ユーザーの高齢化』」、「実態として、高齢者の利用が多くなった」のは確かですが、そこで支持され、支えられて青春18きっぷの発売実績があるとも言えます。

それでは本末転倒だから、若い人が使う原点に返ろうということも改定の意図になるでしょうか。

後段の「あるいは、自動改札対応で実質値下げになるから今までより売れるはずだ。これが今回の改定理由だと想像する」については、自動改札対応での利便性改善、間接的な人件費削減、12,050円から10,000円への値下げ等の相乗効果はあるとしても、「今までより売れるはず」という自信、計算までしているとは思われませんが、どうでしょうか。

反発よりも利便性が評価されて、今までより売れたとしたらかなりの驚異です。

 

そもそも青春18きっぷは「お金はない、時間はたっぷりある」という人向けの切符だ。大人になると「時間が足りない。お金で解決できるなら割高でもいい」となる。青春18きっぷは本来の趣旨、「若い人に鉄道旅を楽しんでもらいたい」に立ち返る。これがJR各社の提案だと思われる。

→ 「本来の趣旨、「若い人に鉄道旅を楽しんでもらいたい」に立ち返る。これがJR各社の提案だと思われる」というご指摘には賛同します。

ただ、それがJR6社共通の形態で販売を継続するかというと、6社に分割した以上、6社共通の商品継続としては曲がり角にきているのではないかと感じます。

若い人に各個人で連続3日間、鉄道旅を楽しんでもらいたい点については、学生基準での春・夏・冬休みの連続3日間なら利用可能だろうとはいえ、学生中心に限られます。

国鉄時代のような長距離普通列車は少なく、夜行快速列車は既にありません。

一か月の利用期間の中での「任意」の3日間に魅力があったと思われ、「連続」3日間での普通列車の鉄道旅を楽しんでもらいたいことにつながるかは別のように思います。

青春18きっぷの「18」には、若い人に使ってほしい、社会人になり、ましてや高齢者層の人たちには、使えないようにはしないが、できれば遠慮してほしい、だから「乗り放題パス」にせず、「青春」と「18」の名称を使い続けているのかと改めて認識しました。

 

(※ 筆記にあたり、Yahoo!ニュース (ITmedia ビジネスオンライン)、2024年11月23日付け、「『青春18きっぷ』大ブーイング やっぱり、新ルールは改悪か 利用者の本音とJRの狙い」から一部を引用及び参考にさせていただきました。)