廃止見通しとなった弘南鉄道大鰐線の他、周辺路線を乗車する乗継計画案です
弘南鉄道大鰐線の中央弘前-大鰐間13.9kmが2026年度末で廃止の見通しとなりました。
大鰐線が廃止の方向に至る経過はここでは省略しますが、並行している奥羽線でのフォローも一つの理由かと思われます。
今回は、残り約3年強となった弘南鉄道大鰐線の、東京からの列車計画と、せっかく大鰐まで行くならばその周辺で乗っておきたい路線として、弘南鉄道弘南線、津軽鉄道のストーブ列車、花輪線、五能線を含めての1泊2日計画を考えてみました。
乗車計画路線
弘南鉄道のもう一つの路線、弘南線の弘前-黒石の全線に乗車します。
③ 津軽鉄道
津軽五所川原-津軽中里の全区間を、ストーブ列車で往復します。
ストーブ列車は2025年3月までは運転しています。
④ 花輪線
弘南鉄道大鰐線へ向かうには、乗車機会の少ない花輪線に乗車する絶好の機会です。
荒屋新町-鹿角花輪の一日の平均通過人員は62人という利用の厳しさです。
⑤ 五能線
津軽鉄道乗車後、日本海の海岸線絶景の続く五能線に乗らずに新幹線で東京に戻るのはもったいない気がします。
五所川原-秋田を「リゾートしらかみ4号」で乗車すれば1泊2日でこなすことができます。
なお、「リゾートしらかみ4号」の運転日は、
2024年12月は、1~10、13~15、20~22、27~31日。
2025年1月は、1~5、10~13、16~28、31日。
2月は、1、2、7~9、14~16、21~24、28日。
3月は、1、2、7~9、14~16、20~31日です。
概ね、金曜日~日曜日の連続3日間はほとんど運転していますが、毎日運転ではないので事前に運転日をご確認ください。
「リゾートしらかみ」乗車の際は、全車指定席のため、事前の指定券確保の点にもご留意ください。
【1日目】
東京9:36発→東北新幹線「はやぶさ13号」→盛岡11:46着、12:35発→花輪線→大館15:26着、15:28発→奥羽線普通列車→大鰐温泉15:58着、大鰐16:30発→弘南鉄道大鰐線→中央弘前17:05着→弘前泊
【2日目】
弘前8:38発→弘南鉄道弘南線→黒石9:12着、9:40発→弘南鉄道弘南線→弘前10:14着、10:23発→五能線普通列車→五所川原11:05着、津軽五所川原12:00発→津軽鉄道ストーブ列車→津軽中里12:45着、13:37発→津軽鉄道ストーブ列車→津軽五所川原14:22着、五所川原15:11発→五能線「リゾートしらかみ4号」→秋田19:01着、19:10発→秋田新幹線「こまち48号」→東京23:04着
当計画で「青春18きっぷ3日間用」を使っても得にならない
上記計画で、話題の「青春18きっぷ3日間用」を使うと、普通列車の運賃分は得をするでしょうか。
1日目の花輪線好摩-大館-大鰐で使った場合の運賃は2,640円のため、1日当たり3,334円に対するモトは取れません。
2日目の弘前-五所川原-秋田の五能線経由は4,070円で、この日はモトは取れます。
余った青春18きっぷ1回分については、上記2日間との連続使用なので、出発前の日か、旅行終了後の翌日に、別に使うことになります。
少なくとも上記2日間だけの利用ではJRの普通列車区間で1万円には届かないので、青春18きっぷ3日間用の使用は不適当です。
通常の乗車券で、東京→盛岡→大館→弘前→五所川原→秋田→盛岡の一周切符と、盛岡→東京の乗車券の組み合わせの方が賢明です。
なお、2024年12月4日現在のところは、JR東日本全線対象のフリー切符情報はありません。
東北新幹線「はやぶさ」、秋田新幹線「こまち」は、五能線「リゾートしらかみ」同様、全車指定席のため、指定券確保にご留意のほど、お願いします。