東武野田線(アーバンパークライン)が2025年度、現在の60000系と新型80000系の2種になっていき、6両編成から1両減車されて5両編成になります。
減車は利用客の減少が主な理由でしょうが、現在の平日朝の柏-船橋側の通勤電車を見る限り、利用者が大きく減ったようにはさほど感じられず、この混雑のまま減車してさらに混まないだろうかと心配になります。
今回は、利用者が実際に減っているのか、東武野田線主要15駅の一日平均の乗降人員数の状況について、2018年度から2023年度まで過去6年間の推移で見てみました。
なお、春日部駅については伊勢崎線(スカイツリーライン)との一体データであり、野田線単独数値でないため、省略します。
東武野田線2018~2023年度の一日平均乗降人員数の推移(単位:人)
駅 2018年度→2019年度→2020年度→2021年度→2022年度→2023年度
大宮 137,763→135,984→101,472→110,181→118,886→124,558
大和田 20,038→ 20,003→ 15,760→ 16,896→ 17,820→ 18,572
七里 20,547→ 20,392→ 15,644→ 16,326→ 17,229→ 17,728
岩槻 37,052→ 36,935→ 27,765→ 30,568→ 32,821→ 34,228
東岩槻 20,748→ 20,454→ 16,418→ 17,938→ 18,761→ 19,197
運河 22,053→ 21,875→ 13,025→ 17,250→ 19,642→ 20,859
江戸川台24,345→ 24,035→ 18,270→ 19,748→ 21,348→ 22,688
初石 18,653→ 18,609→ 15,250→ 16,438→ 17,628→ 18,431
流山おおたかの森
58,635→ 59,514→ 45,043→ 50,453→ 58,476→ 62,862
柏 148,142→ 147,553→111,864→123,592→135,064→141,087
新柏 20,433→ 20,417→ 16,448→ 17,970→ 19,181→ 20,030
新鎌ケ谷41,006→ 41,145→ 32,927→ 37,046→ 41,255→ 43,717
鎌ケ谷 23,000→ 22,828→ 19,955→ 19,130→ 20,307→ 21,065
馬込沢 26,787→ 26,529→ 20,928→ 22,243→ 24,046→ 25,208
船橋 116,001→ 114,868→ 89,646→ 98,546→107,773→112,702
2019年度の乗降人員に近づいている2023年度の乗降数値
上記6年間の推移を見ると、2019年度から2020年度にかけての減少が大きく、2023年度数値では2019年度に追いついてはいないものの、かなり近づいているように思われます。
上記データは輸送密度数値ではありませんので、主要区間別の輸送密度や、列車編成単位の混雑率、輸送人員等は判別できませんが、主要駅別乗降人員で見る限りは6両から5両に減車してラッシュ時は混雑、混乱しないだろうかと気にかかります。
東武では野田線1両減車化への準備は進んでおりますので、今後の混雑等について状況を見守りたいと思います。
※ 筆記にあたり、東武鉄道「駅別乗・降人員表、一日平均乗降人員」及び、統計情報リサーチ「乗降客数の時系列推移」を参考にさせていただきました。
なお、上記数値は手入力のため万一、一部誤謬等があった際の責任は負いかねますので参考程度にご覧くださいますようお願いいたします。