東海道・山陽・北陸・北海道新幹線と、JR東日本と接続するJR東海在来線への適用拡大を期待します
JR東日本から、2024年12月10日付けで「Suica の当たり前を超えます~ Suica Renaissance ~」のニュースがありました。
記事の一部を引用させていただきます。
(以下引用)
2.今までの当たり前を超える
~中略~
(2) 改札はタッチするという当たり前を超える
・ 鉄道でのご利用にはタッチが必要という当たり前を超えます。将来的にセンターサーバー化により、タッチせずに改札を通過できる「ウォークスルー改札」、改札機がない駅での「位置情報等を活用した改札」の実現を目指していきます。
(3) Suica 利用エリアという当たり前を超える
・ Suica は利用エリアのみで利用可能という当たり前を超えます。2027 年春頃には、首都圏(長野含む)、仙台、新潟、盛岡、青森、秋田の Suica エリアを統合し、たとえば、Suica で常磐線を上野から仙台までご利用いただくことが可能となります。また、Suica 未導入エリアにて、モバイル Suica アプリで購入できる「スマホ定期券(仮称)※」がご利用いただけるようになります。※ モバイル Suica アプリで定期券の画面表示にてご利用可能
・ 将来的には「位置情報等を活用した改札」の実現により、当社全線で Suica がご利用になれます。
~中略~
4.他交通事業者への Suica サービスの提供
~中略~
・ 当社は他交通事業者と協調、共生を行い、社会における持続可能な交通系 IC 乗車券システムの実現に貢献していきます。そのためにセンターサーバー化により Suica サービスを共通プラットフォームとして構築し、他交通事業者のシステム導入や更新時におけるコストを抑え、ニーズに応じてご利用いただけるようにしていきます。
(以上引用)
タッチせずに改札を通過できるウォークスルー改札や、改札機のない駅では位置情報等を活用するなど、従来の発想を変えた内容が盛り込まれています。
「将来的には「位置情報等を活用した改札」の実現により、当社全線で Suica がご利用になれます。」というとおり、JR東日本管内全体での実用化がされれば画期的なことです。
JR東日本路線に接続する他のJR線への拡大を期待
JR東日本管内でのシステム構築がされた後の話ですが、JR東日本はJR北海道、JR東海、JR西日本と接続しています。
JR東日本のシステムでスムーズに東京駅まで来た後、東京駅から乗り継ぐ東海道新幹線では現在のシステムのままというのでは、JR東日本としてもまだ「当たり前を超え」るのはまだ不完全と思います。
「当社は他交通事業者と協調、共生を行い、社会における持続可能な交通系 IC 乗車券システムの実現に貢献していきます」「他交通事業者のシステム導入や更新時におけるコストを抑え、ニーズに応じてご利用いただけるようにしていきます」というとおり、他のJR3社との接続による連携、同一システムによる利便性向上をぜひ期待したいところです。
具体的には、以下の路線です。
【JR東海関係】
① 東海道新幹線と東京、品川、新横浜、小田原、熱海で乗り継ぐ場合
② 中央線と塩尻で乗り継ぐ場合
③ 東海道線と熱海で乗り継ぐ場合
⑤ 飯田線と辰野で乗り継ぐ場合
【JR西日本関係】
⑦ 上記①で、東海道新幹線から山陽新幹線に博多側まで直通乗車の場合
【JR北海道関係】
ひとまず、「Suica は利用エリアのみで利用可能という当たり前を超え」「2027 年春頃には、(中略)たとえば、Suica で常磐線を上野から仙台までご利用いただくことが可能となります。」との実現を期待したいと思います。
そのあとJR東日本全線での Suica利用、そして締めくくりとして、JR他社との連携協調を期待したいと思います。
(※ 筆記にあたり、JR東日本、2024年12月10日付け「Suica の当たり前を超えます~ Suica Renaissance ~」ニュース内容の一部を引用させていただきました。)