新橋・有楽町通過の反面、上野-東京が各停(休日)の快速設定意義を再考しました
京浜東北線は、田端-田町間でおおよそ10時30分から15時30分までの間、快速として運転しています。
京浜東北線で快速を導入した当初は、田端-田町で上野、秋葉原、東京のみの停車でしたが、現在では神田と浜松町にも停車しています。
さらに、土曜・休日は御徒町にも停車します。
そのため、土曜・休日の上野-東京間は、各駅停車と全く同じ状態です。
上野止まりの列車から東京へ早く行きたいなら上野東京ラインがあるから、という割り切りと思われます。
それでも京浜東北線としての快速設定を活かすべく、乗降の多い新橋と有楽町をあえて通過しています。
東海道線と横須賀線でさえ停車する条項の多い新橋を、本来は各駅停車役の京浜東北線が通過するのはいささか無理があるように思われます。
また、有楽町も乗降は多く、銀座や日比谷にも近い要衝の駅です。
しかし、新橋と有楽町の両方に京浜東北線の快速が停車すると、快速の意義は田端-上野だけになるため、強引に通過しているように映ります。
御徒町の土曜・休日の快速停車は、同駅での買い物客への便宜と思われます。
しかし買い物便宜を図っての停車ならば、常磐快速線と接続の日暮里、東京メトロ千代田線(常磐緩行線直通)接続の西日暮里も乗り換え客が多いゆえ、京浜東北線快速の停車が望まれます。
常磐快速線と千代田線の乗り換えだけのためなら、京浜東北快速でなくても山手線を使えばいいというなら、御徒町も山手線を使えばいいという理屈になってきます。
常磐快速線の場合、松戸、北千住側から秋葉原方面に行くなら、上野まで乗車して京浜東北線快速に乗り換えれることは可能ですが、王子・赤羽方面の場合は山手線で田端まで乗車後、田端で京浜東北線快速に乗り換える必要があり、手間を要します。
常磐緩行線・千代田線で西日暮里乗り換えの場合も、日暮里と同様です。
そう考えると、京浜東北線の快速で通過しても問題のない駅は鶯谷だけになります。
しかし、鶯谷の一駅だけ通過する快速を設定しても意味はありません。
したがって、京浜東北線の快速は設定をやめて、終日全列車が各駅停車列車にする方が望ましいと考えます。
田端-品川の各駅の2023年度の乗車人員をみる
ここで、京浜東北線が山手線と並行する田端-品川の各駅について、2023年度の乗車人員をみてみます。
京浜東北線の快速通過駅の意義が分かりやすいよう、田端から品川に向けての順番とし、さらに乗車人員の多い順の順位を添えました。
駅 乗車人員 順位
(単位:人) (第〇位)
田端 39,231 102位
西日暮里 88,139 41位
日暮里 102,143 28位
鶯谷 23,234 157位
上野 162,555 13位
御徒町 60,852 66位
秋葉原 211,998 9位
神田 87,879 42位
東京 403,831 3位
有楽町 125,532 20位
新橋 219,113 8位
浜松町 126,667 16位
田町 119,356 24位
高輪ゲートウェイ 11,110 260位
品川 274,221 6位
この乗車実績数値を見ると、とくに新橋と有楽町の京浜東北線通過には無理があります。
日暮里と西日暮里についても、新橋・有楽町に続いて、同様です。
日中の田端-品川は、山手線と京浜東北線を2.5分間隔で交互運転を
京浜東北線の快速は各駅停車化して、田端発品川方面列車と、品川発田端方面列車について、山手線・京浜東北線が交互に2分30秒単位で発車していくダイヤが理想と考えます。
それにより、田端-品川相互間の利用者は、山手線と京浜東北線のどちらに乗っても良くなり、5分間隔の待ち時間を実質的に2.5分間隔に縮めることができます。
このことについては、2022年10月9日付け、拙ブログ「京浜東北線快速 全部各駅停車化を」で触れさせていただきましたので、ご覧いただければ幸いです。
(※ 筆記にあたり、JR東日本の「各駅の乗車人員 2023年度」から一部駅の情報を引用させていただきました。)
