「国府津で同じホームで乗り換え、横浜へアクセスしやすい」のは上り方面だけの話では?
Merkmal(メルクマール)、2025年2月15日付け「『熱海乗り換えは不便』 JR直通列車、なぜ減便? 熱海超え~沼津5.5往復に…地域分断で経済圏衰退も! 利用者に寄り添うダイヤ設計とは?」を拝読しました。
記事の中から気になった部分を引用させていただきながら、自分の意見・感想を書かせていただきたいと思います。
(以下引用)
静岡東部、特に三島・沼津界隈のリクルート情報を見てみると、湯河原や真鶴あたりも歓迎されるパターンが多い。もちろん、境界駅である熱海で乗り換えればよいが、乗り換えの際の待ち時間やホーム間の移動など、乗り換えに対する抵抗感は少なくない。
~中略~
沼津から横浜へのアクセスを考えるとき、
「会社自体が熱海で分断され、ホームを超えた乗り換えが必ず発生する」
「国府津で同じホームで乗り換え、横浜へアクセスしやすい」
という状態のどちらが市民にとって好ましいかは一目瞭然である。
~中略~
地域経済圏を鉄道で分断しないためにも
「越境運転を短い編成で小さいエリアで行うのが最適解」
と考える。
(以上引用)
熱海で「ホームを超えた乗り換えが必ず発生する」ことについて
熱海駅での乗り換えですが、JR東日本の下り電車が本線の2番線に到着後、同ホーム向かい側3番線のJR東海の始発電車に乗り換えるケースでは、ホームを超えた乗り換えはしなくて済みます。
上りの場合は、JR東海の3番線到着電車から、JR東日本の4・5番線電車に乗り換えるにはホームを超える必要はあります。
上り電車でも下り電車同様に同一ホーム乗り換え便宜を図ろうとすれば、JR東海の電車を4番線到着にして、JR東日本電車は本線5番線から発車すれば可能になります。
ただしこの場合、JR東日本の下り電車の2番線到着から、JR東海の4番線へホームを超えた乗り換えになります。
上下列車とも同一ホーム乗り換えを両立するには、JR東海の電車が熱海で4番線到着後、同駅構内線を移動して2番線に転線して折り返していけば可能になりますが、現実には困難です。
従って、同一ホーム乗り換えの便宜は、上下列車のどちらの方を優先するかにかかっており、上下列車の両方を立てることは無理です。
国府津駅でも上下両方向への同一ホーム乗り換えはできない
熱海駅でのホームを超えた乗り換え事情は、国府津駅も同じです。
「国府津で同じホームで乗り換え、横浜へアクセスしやすい」「どちらが市民にとって好ましいかは一目瞭然である」というのは、上り列車の乗り換え便宜を図ったということであり、下り列車はホームを超えた乗り換えになります。
熱海、国府津だけでなく小田原、三島、沼津の乗り換えでも構内配線上、同じ結果になります。
少なくとも、熱海乗り換えは不便だが国府津乗り換えなら便利ということにはならないと考えます。
三島-国府津に区間列車を設定すると東京-熱海直通列車が国府津止まりになる
前記しましたが、乗り換え駅を熱海から国府津に変えて、上り列車での乗り換え便宜を図ったとしても、下りの乗り換えはホームが異なります。
JR東日本区間の熱海-国府津に、JR東海の電車が乗り入れる際は、車両使用料等の精算が増えることに対する、乗り入れの利用効果がどこまであるかになってきます。
また、例えば三島-国府津での区間運転列車設定は、東京-熱海の直通列車が東京-国府津で区切られる結果を招きかねず、逆に不便との声が出てきます。
東京-熱海の列車と、国府津-三島の列車とを両方とも設定して、国府津-熱海で本数が倍加するのも輸送力過剰です。
会社間の乗り入れ精算行為が生じない熱海乗り換えが基本になるのは、JR東日本とJR東海の分岐駅を熱海とした以上、受けとめるしかない面があります。
両社の境界駅が沼津、せめて三島だったらとは思いますが、JR東日本電車の沼津乗り入れの一定本数は残してほしい思いはあります。
東京-熱海(または小田原)は15両編成、熱海(小田原)-沼津は15両のうちの付属5両が沼津直通というのが理想像ではあります。
熱海乗り換えに少しでも便宜を
熱海駅乗り換えの現状で望まれることは、まず同駅でのエスカレーター増設整備と思います。
エスカレーターは乗り換えの苦痛さを和らげる肉体的、精神的双方の効果があります。
JR東日本の10・15両の長編成からJR東海の3両短編成への乗り換えでは差が大きく、JR東海電車の最小限5~6両編成化が望まれます。
以上、「熱海乗り換えは不便・・・・・」の雑感でした。
(※ 筆記にあたり、Merkmal(メルクマール)、2025年2月15日付け「『熱海乗り換えは不便』 JR直通列車、なぜ減便? 熱海超え~沼津5.5往復に…地域分断で経済圏衰退も! 利用者に寄り添うダイヤ設計とは?」から一部を引用及び参考にさせていただきました。)

※ 写真は本文内容と無関係です。