夜間も前面展望ができるようになった喜び。バッグの置き方が新たな課題に
昨日は「京成松戸線になって終日、前面展望が可能になったのは前進」 見出し記事の未完成送信の不手際により、アクセスいただいた皆様にご迷惑をお掛けし、申し訳ありませんでした。
今回が正式記事となりますので、改めてよろしくお願いいたします。
助士席側窓の幕下げ廃止は喜ばしい措置
2025年3月末までの新京成では、運転士背後の乗務員室と客室の仕切りにある3枚の窓ガラスで、夜間は3枚とも幕が下ろされ、客室内からの前面展望はできませんでした。
一方、京成では夜間でも助士席側の窓から前面展望ができました。
そんな中、2025年4月1日の京成合併により、新たな京成松戸線でも終日、助士席側の幕は下ろさないこととなりました。
松戸線で夜間にも前面展望ができるのは画期的なことであり、長年にわたって助士席側の幕開放を提案してきた筆者としては嬉しい限りです。
京成合併の成果といっては語弊がありますが、新京成単独のままであったならば夜間の前面展望はなかったと思われます。
松戸線の助士席幕の終日開放措置に厚くお礼を申し上げたいと思います。
松戸線に今後、京成本線車両も入線しやすくなったのは歓迎
従来の新京成であれば、仮に3000形等が松戸側に入ってくるとした場合、助士席窓の幕開放の課題から、日中限定のような空気感がありました。
今回の措置により、3200形・3000形等、もともと助士席側に幕自体がない京成本線車両が松戸線に入線しやすくなり、これも喜ばしいことです。
今後、8800形の廃車があれば、代替えとして新製3200形または既存3000形が松戸線に入ってくることが期待されます。
運転士背後の窓と中央窓への茶色ガラスはそのまま?
助士席側の幕自体は、使用しなくなったものの、まだそのまま残存しています。
乗務員室と客室の仕切りの位置には、3枚の窓があります。
このうち、運転士背後の窓と中央の窓における茶色の遮光ガラスは、従来のまま継続しています。
茶色の遮光ガラスといっても、もともとは透明ガラスでした。
運転士背後の終日での幕下げを日中は行なわない代わりに、運転士背後窓と中央窓について、透明ガラスに茶色の粘着幕を貼った形です。
茶色の粘着幕の今後の措置は不明ですが、少なくとも8800形置き換えな新製車両は茶色ガラスでなく、透明ガラス化されていくと思われます。
もしも80000形・N800形が将来、京成本線も走行するとしたら、茶色ガラスは透明化に変わっていくでしょうか。
運転士バッグの置き方に改善の余地あり
助士席側の幕を終日下げずに開放してくれたことは大きく評価されますが、残念ながら満点というわけにはいきませんでした。
助士席側で、客室からの蛍光灯の光が乗務員室に入ってくるのを嫌ってか、運転士がバッグを置く際、線路と直角の位置、すなわち枕木方向に立て掛けるケースが多くなり、せっかくの前面展望に開放感がなく、展望しにくい結果となっています。
そのため助士席窓開放があっても、前面展望効果は半減してしまっています。
このバッグの置き方により、助士席窓開放で盛り上がった折角の評価が下がってしまいました。
とくに、助士席背後の2人掛け席の目の前の位置にバッグを置くのは、乗務員室を見るなと言わんばかりの行為にさえ感じます。
バッグを置く際は客室側から離して、線路と並行の方向(角度)に、そして運転士寄りに置くとか、横に寝かせて置くとか、床上に置くなど、改善の余地があると思います。
運転士のバッグの置き方は京成松戸線での決まり、しきたりがあるのか、運転士の任意なのかは分かりませんが、乗客に前面展望を楽しんでもらおうという姿勢は伝わってこなかったのは残念です。
他の大手私鉄の運転士バッグの置き方状況など、一度参考にしてみてはいかがでしょうか。
総括
今回の松戸線における助士席窓開放は喜ばしい措置ですので、安全運転に支障をきたさないことを前提に、乗客への配慮も含めた上で、運転士バッグの置き方位置、角度、寝かせることの可否等について見直された上、今後の改善を期待します。



