モーター音を楽しみにパンタ付き車両に乗ったら電動車でなかったという事例話です
電車移動の楽しみの一つに、走行時のモーター音があります。
一般の人にとっては、モーター音のない付随車(T車)の方が静かでいいということであっても、筆者には逆です。
1986年登場の、常磐緩行線・東京メトロ千代田線直通の国鉄型207系900番台と、当時の新京成(現:京成松戸線)8800形のVVVF音の賑やかさは不評のようでしたが、筆者には最高の音でした。
危ない人と言われそうですが(現に言われていますが)、今でも無意識に出発時の音、停止直前の音を口ずさんでしまうことがあります。
電車の場合、パンタグラフのある車両は電動車(M車・M’車)であることが通常です。
筆者は趣味的に、電車のモーター音にこだわる習性があるため、音が賑やかであってもモーターのある車両に乗りたくなります。
どの車両がモーター付きなのか、事前に調べきれない場合、パンタグラフのある車両なら電動車だろうと信じて乗ってしまいます。
パンタグラフ車両と併せ、パンタグラフのある側の、すぐ隣の車両も電動車であることが一般的ですが、必ずしもそうでないケースがあります。
一例として、常磐線E531系普通電車のパンタグラフは外側向きにあって、パンタグラフの側の隣の車両に乗ると、付随車に当たってしまいます。
困惑した3M6Tの681系・683系9両編成
困惑するのは、パンタグラフがある車両なのにモーターがない、電動車でなく付随車のようなケースです。
国鉄時代、函館線札幌-旭川の特急「ライラック」に781系電車が入ったとき、パンタのある車両は付随車、パンタのない車両が電動車の時は違和感がありました。
1996年に登場した北越急行の681系「はくたか」乗車時、パンタグラフがある車両だから電動車だろうと思い込んで、時速160km/hのモーター音を楽しもうとしたらその音が聞こえず、実は付随車だったことを後で知りました。
しかも9両編成のうち電動車は3両で、残り6両は付随車のため、電動車に当たる確率も低い状況でした。
京急に人気が集まる一つの理由
これと逆に必ず電動車で安心するのは、、パンタグラフの有無には関係なく、京急の先頭車でした。
京急特有の理論で、パンタグラフの有無にかかわらず先頭車だけは電動車となっており、京急に乗り入れる都営浅草線、京成、北総の電車もそれに追従しています。
先頭車が電動車ゆえに、高速運転で唸るモーター音を聴きながら、乗務員室背後の座席で前面展望ができ、転換クロスシートで料金不要の2100形「快特」に京急に人気があるのも道理です。
今回は、パンタグラフがありながらも電動車でなく付随車のケースを中心に、順不同で見てみたいと思います。
9両編成のうち、2・5・7号車にパンタグラフがありますが、いずれも付随車です。
電動車は3・6・8号車ですが、電動車を見分けるのに苦労する形式です。
〇 289系「くろしお」「きのさき」
1・4号車にパンタがありますが、付随車、3・6号車が電動車です。
4両編成で1・3号車にパンタがありますが付随車で、2・4号車が電動車という、あべこべ構成です。
パンタのない車両に乗れば電動車といえますが、3両編成では3号車だけ電動車です。
2両編成で、パンタのない車両の方が電動車。
〇 秋田新幹線E6系「こまち」
7両編成11~17号車で、パンタのある12号車だけが付随車。
〇 山形新幹線E8系「つばさ」
7両編成11~17号車で、パンタのある12・16号車が付随車。
〇 京成「スカイライナー」
2・4・6・8の偶数号車がパンタ付きで、5・6号車の2両だけ付随車。
〇 西武池袋線特急「Laview」(ラビュー)
パンタ付き4号車は付随車。
〇 京急1000形
種類が多いので一概に言えない複雑さがありますが、先頭車はすべて電動車ということだけは言えます。
一部の編成では、パンタグラフのある車両だけが付随車というケースもあります。
具体例は際限がないので、この辺までとします。
分かりやすいのは東京メトロ千代田線16000系のようなパターンの編成
一例として、東京メトロ千代田線16000系のような、10両編成で2・4・7・9号車の4両がパンタグラフ付き電動車、他のパンタグラフのない6両は付随車というパターンがもっとも分かりやすいと言えそうです。
電車走行中、モーター音で楽しんでいる際、「なんか、危なそうだね」と言われることもありますが、一時期、マイカーでハイブリッド車に乗っていた際、音が静かすぎて物足りず、歩行者に対する接近も分かりにくいことを理由にガソリン車に戻り、エンジン音を楽しむ状況です。
音鉄・音カー?趣味は同じようです。
何だか危ない人と遠ざかっていかないよう、今後ともよろしくお願いします。
