鎌ヶ谷大仏駅下車、徒歩1分で大仏に着く駅名のとおりの近さです
京成松戸線で印象的な駅名の一つとして、鎌ヶ谷大仏駅があります。
「大仏」を付けた固有名詞の駅は全国的にも珍しいようです。
京成本線接続の京成津田沼からは11.1km、11駅目、所要19分です。
鎌ヶ谷大仏駅の2023年度一日平均乗降人員は、13,702人です。
今でこそ京成松戸線の日中の列車運行は、松戸-京成津田沼の全線を10分間隔ですが、新京成時代にさかのぼると、1975年までの電車運行は、松戸発電車は京成津田沼行きとくぬぎ山行き、京成津田沼発電車は松戸行きと鎌ヶ谷大仏行きが交互に発車していたことがありました。
くぬぎ山ー鎌ヶ谷大仏間5.8kmが単線だったためです。
1975年までくぬぎ山ー鎌ヶ谷大仏間の途中駅で、新鎌ヶ谷駅はまだ開業しておらず、初富では上下列車の列車交換はできましたが、北初富は単線ホームでした。
仮に鎌ヶ谷大仏行きが鎌ヶ谷行きであったら普通に聞き流しそうですが、これが鎌ヶ谷大仏行きとなるとその固有名詞が印象に残ります。
当時、京成津田沼発の2本に1本は鎌ヶ谷大仏行きであり、この行き先の電車が来るのは日常的でした。
ただ、鎌ヶ谷大仏駅から先、松戸方面の人には、鎌ヶ谷大仏行きが来ると残念で、これは松戸からのくぬぎ山行きの心境も同じです。
1992年の北総線の松戸乗り入れ終了まで、京成津田沼側電車の鎌ヶ谷大仏行きは続きました。
松戸発鎌ヶ谷大仏行きの臨時列車もあった
毎年8月、松戸駅近くの江戸川で実施された松戸の花火大会では、松戸発鎌ヶ谷大仏行きという、異色の臨時列車が一時、設定されたこともありました。
これは新鎌ヶ谷での北総線接続を配慮したもので、現在の松戸花火大会で臨時列車が設定される際はくぬぎ山行きとなる状況です。
鎌ヶ谷大仏駅の京成津田沼側に渡り線名残りの、まだ白色のコンクリート枕木
鎌ヶ谷大仏駅の京成津田沼側を見ると、上下線にあった渡り線が撤去された位置に、新しい、まだ白色のコンクリート製枕木が面影を伝えています。
鎌ヶ谷大仏駅の上下渡り線の役目は、高架化後の新鎌ヶ谷に移行しました。
直線状の線路の900m先に二和向台駅があり、上り松戸行き電車が同駅に到着すると、先頭車の前照灯が鎌ヶ谷大仏側を照らしている先頭車体が確認できます。
上り電車が発車直後、鎌ヶ谷大仏駅の二和向台側踏切の警報機が鳴って、直線状の線路を鎌ヶ谷大仏駅に向けて走ってきます。
隣の駅に停車する電車が見えるのは、鎌ヶ谷大仏-二和向台のほかにも、北初富-新鎌ヶ谷、松戸新田-みのり台があります。
鎌ヶ谷大仏が日本一小さい大仏様?
鎌ヶ谷大仏駅を降りると、下り線ホームのすぐ隣にはバスターミナルがあります。
鎌ヶ谷大仏駅から徒歩1分で、駅名由来の鎌ヶ谷大仏に着きます。
徒歩1分の距離ですが付近のビルに隠れて、駅ビル、駅ホームや電車内などから大仏を見ることはできませんでした。
1776年(安永5年)建造、鋳造青銅製の釈迦如来像で、高さ1.80m、台座含めて2.30mとのこと。
初めて見た時は大仏の「大」とは?と思いましたが、名前につられての、各地の有名な大仏の大きさの先入観は持たない方がよいと思います。
全国には鎌ヶ谷大仏と同じような大きさ、更に小さい大仏も案外あるようです。
鎮座している鎌ヶ谷大仏の姿を見るうち、京成松戸線の同駅と通過電車を含め、大仏周辺を見守ってくれていると感じながら、鎌ヶ谷大仏駅に戻りました。
(※ 筆記にあたり、Wikipediaの京成松戸線、鎌ケ谷大仏駅、鎌ヶ谷大仏等の項目を参考にさせていただきました。)


