西武・武蔵野線直通のJR線側への乗り入れ先は京葉線方面のようですが、所沢〜舞浜の乗り換え回数・移動時間・運賃等を比べてみました
2025年6月11日付け、拙「西武池袋線とJR武蔵野線直通列車の設定区間を想像する」の続編です。
旅行総合研究所タビリス、2025年6月11日付け「JR東日本社長、西武・武蔵野線直通の方向性を語る。『京葉線直通で新たな観光需要』」を拝読しました。
記事の中から、JR東日本社長の話関連の内容の一部を引用させていただきます。
(以下引用)
「いま考えているのは、通勤の定期列車を走らせるというよりは、臨時列車で観光のお客様の新しい流動を作っていこうということ」
~中略~
「所沢のお客様からすれば、武蔵野線とつながるということは、京葉線まで直通するので、たとえばディズニーランドに行ける、海浜幕張に行ける路線ができる。逆に京葉線周辺のお客様にしてみれば、秩父という観光名所に近くなる。新たな観光需要を作っていけるのではないかということで、西武さんと勉強をしている」
(以上引用)
以上のことから、西武池袋線と武蔵野線を新秋津経由で接続、直通する列車のJR線側の発着は京葉線沿線、舞浜や海浜幕張を候補に検討されているようです。
具体的には飯能から舞浜へ、海浜幕張から西武秩父などへの直通臨時列車、団体列車が想像されます。
実際に、西武秩父から舞浜まで直通列車で移動という利用方法ならば、直通設定に意義はあると思われます。
飯能・所沢~舞浜の移動の現状はどのコースか?
ただ、西武線での発着駅が西武秩父であっても、利用者の乗降駅が飯能や所沢の場合はどうでしょうか。
はたして所沢〜舞浜への臨時・団体列車需要はどの程度見込めるでしょうか。
所沢から舞浜まで直通で行けるという効果、西武線の秋津と武蔵野線新秋津との乗り換え距離での億劫さ、新木場乗り換え等の事情により、所沢~舞浜直通に意義はあるにしても、それが需要にもつながるでしょうか。
所沢~舞浜の様々なコース比較
以下、所沢を起点に舞浜まで、乗り換え回数、概算所要時間、列車距離、IC運賃等で比較してみました。
① 武蔵野・京葉線コース
乗換1回、所要約1時間40分、73.2km、1,102円
新秋津~舞浜の武蔵野線・京葉線は、地図上では大きく迂回しています。
武蔵野線乗車は、新秋津から西浦和側へは北へ向かい、その後、新松戸方向へは東側へ、そして西船橋側へは南方向へ、最後に舞浜側へは西方向へと逆戻りするような、円形に近い大きな迂回ルートです。
大迂回だろうと乗り換え1回の新秋津から直通の魅力で引き寄せられるでしょうか。
秋津~新秋津は徒歩約5分です。
② 池袋乗換、有楽町線新木場コース
所沢~西武池袋線~池袋~東京メトロ有楽町線~新木場~京葉線~舞浜
乗換2回、所要約1時間10分、46.9km、775円
池袋と新木場の2回乗り換えが伴いますが、地図上では直線的なルートです。
池袋での西武線から有楽町線への乗り換えは、練馬→小竹向原経由よりも億劫です。
所沢~西武池袋線~練馬~地下鉄有楽町線~小竹向原~新木場~京葉線~舞浜
乗換2回、所要約1時間30分、46.7km、774円
乗り換えは2回ですが、②での池袋乗り換えに比べると西武線→有楽町線乗り換えは同一ホーム上で、ずっと楽です。
④ 京葉線東京コース
乗換2回、所要約1時間20分、49.8㎞、762円
もっとも安価なコースです。
東京駅の京葉線ホームまでが山手線ホームからかなり離れています。
慣れていて速く歩いても10分は必要です。
東海道・東北新幹線からは20分と時刻表での乗り換え標準時分では案内されています。
往路の京葉線東京と、帰路の西武線池袋は始発駅であり、着席チャンスがあることは利点です。
なお、池袋~東京を東京メトロ丸ノ内線利用の場合は、山手線よりも距離は短絡しますが全体の所要時間、乗り換え回数2回は同じで、46.2km、795円です。
ただし、東京駅で京葉線に向かうには、丸ノ内線よりも山手線からの方が分かりやすいと言えます。
運賃も山手線の方が京葉線と通算される分、安価です。
所沢〜西武池袋線〜池袋〜埼京線・りんかい線〜新木場〜京葉線〜舞浜
乗換2回、所要約1時間20分、55.7㎞、1,129円
池袋と新木場での乗り換えコースです。
池袋から南下して大崎、大井町を通ってから新木場方向へ北上する迂回ルートで、りんかい線経由により運賃負担は多くなります。
所沢〜西武新宿線〜高田馬場〜東京メトロ東西線〜茅場町~地下鉄日比谷線~八丁堀~京葉線〜舞浜
乗換3回、所要約1時間20分、47.0㎞、795円
西武新宿線の乗車で、高田馬場、茅場町、八丁堀と3回乗り換えで東西線で短絡するコースです。
3回の乗り換えには負担感があります。
なお、東西線大手町から京葉線東京駅ホームまで歩くコースもありますが、山手線東京駅ホームから京葉線でも距離があるのに、東西線大手町からはさらに遠く、慣れていないと戸惑います。
総括
所沢や飯能から舞浜へ行く際、新秋津から武蔵野線直通が多いか、地下鉄有楽町線経由か、西武新宿線高田馬場経由か、コースが多く、どのコースで行くのが多いのか明言できませんが、秋津~新秋津乗り換えは仕方ないが武蔵野線直通は魅力という選択か、直線状で走行距離の短い地下鉄有楽町・東西線か、実態や割合はどうでしょうか。
新秋津での5分乗り換え、東京駅京葉線ホームまでの10分~15分乗り換え、東西線茅場町から日比谷線八丁堀の3回乗り換えのいずれを取るでしょうか。
初心の人には、池袋から山手線東京経由か、練馬・小竹向原経由の有楽町線をお薦めしたいと思います。
所沢~海浜幕張の場合
所沢から海浜幕張の場合は、西船橋から先は東側方向へ進むコースであり、舞浜のような、西船橋から東京側への逆戻りイメージではありません。
新木場からの京葉線乗車距離も舞浜より長くなり、地図上は武蔵野線による大きな迂回であっても武蔵野・京葉線経由に流れてくる可能性はありそうです。
こちらも実態はつかめていません。
所沢〜舞浜・海浜幕張のいずれも、機会があれば別途、コースの需要、利用状況を調べてみたいと思います。
※ 筆記にあたり、旅行総合研究所タビリス、2025年6月11日付け「JR東日本社長、西武・武蔵野線直通の方向性を語る。『京葉線直通で新たな観光需要』」から一部を引用及び参考にさせていただきました。
