平行普通列車

常磐線と京成松戸線に魅せられた者のブログです

「東日本のんびり旅パス」が発売される理由を考える

JRグループや他のJRとの共同切符でなく、JR東日本単独切符となった背景を探ります

旅行総合研究所タビリス、2025年6月13日付け「『東日本のんびり旅パス』はなぜ発売されるのか。平日にも使える全線乗り放題きっぷ」を拝読しました。

JR東日本の、学休期以外の平日輸送力の余剰の補完として、シニアを旅行に誘い出そうとする意図等に触れた興味深い内容です。

記事の一部を引用させていただきます。

 

(以下引用)

高齢化により、平日に時間のあるリタイア組が増えています。こうしたシニアを旅行に誘い出し、地方圏の普通列車を使ってもらおうという試みが、「東日本のんびり旅パス」なのでしょう。

~中略~

「東日本のんびり旅パス」は、日本の人口の高齢化と、地方での人口減少を反映したきっぷに感じられます。通学客の減少をシニア旅行者の増加で補う狙い、というわけです。

別の見方をすれば、「青春18きっぷ」は若者をメインターゲットにしたきっぷでしたが、「東日本のんびり旅パス」は、シニアをメインターゲットにしたきっぷといえそうです。

(以上引用)

 

記事の中で、「東日本のんびり旅パス」が発売される理由として、「シニアを旅行に誘い出し、地方圏の普通列車を使ってもらおうという試み」であり、「通学客の減少をシニア旅行者の増加で補う狙い」ではないかと分析されています。

 

「東日本のんびり旅パス」が発売される、もう一つ別の理由

「東日本のんびり旅パス」はJRグループやJR他社との共同のパスでなく、JR東日本単独のパスであることが特徴です。

そのことにより、以下のような事情が隠れているのではないかと想像します。

 

〇 「東日本のんびり旅パス」は、青春18きっぷ北海道&東日本パスとは違って、JR東日本だけのフリー切符であること。

〇 JR東日本単独の切符ゆえ、他のJRへの収入配分が不要であること。

〇 万一、JRグループ青春18きっぷの発売を終了したとしても、JR東日本の路線は「東日本のんびり旅パス」で継続も可能なこと。

〇 同じフリー切符でも、特急券を別購入すれば新幹線や特急にも乗れる週末パスのタイプよりも、普通列車のみの「東日本のんびり旅パス」の方が収入バランスがとれること。

〇 週末パス8,880円とほぼ同額とすることで、週末パスを「東日本のんびり旅パス」への発展解消にもなること。

〇 青春18きっぷよりも1,000円安い価格により、青春18きっぷ利用者の一部「東日本のんびり旅パス」転移が期待できること。

〇 週末パスの小児用2,600円では採算が合わず、「東日本のんびり旅パス」では大人同額にして採算面を調整する機会であったこと。

〇 連続2日間6,000円を設定した場合、週末の土曜・日曜の利用ばかりになって、平日利用を促進しないので、3日間9,000円としたこと。

 

以上、JR東日本の立場になったつもりで勝手に想像しましたが、いかがでしょうか。

 

シニア層が「東日本のんびり旅パス」で出かける要件とは?

「東日本のんびり旅パス」でどこかへ出かけようかと思案する時、シニア層の人たちに限りませんが、事前に確認しておきたいことがあります。

具体的には以下の内容です。

〇 普通列車だけで連続3日間乗車でも大丈夫なこと

〇 列車の席に座れなかったら立つこともできること

〇 ある程度長い階段や、長い乗り換え距離等でも歩けること

 

近年の列車は編成数が短く、本数も削減のケースがみられるため、座れなかったら立っても仕方ないという割り切りが「東日本のんびり旅パス」に限らず、青春18きっぷ北海道&東日本パス、その他、普通列車移動での必須要件です。

筆者の場合、両開きの乗降ドアの窓から車窓を見たり、運転席背後からの前面展望、最後部からの流れ去る線路を見ます。

年齢とともに(?)座席の前の吊り革につかまっているうちに、座っている人から席を譲られることが徐々に増えてきたような傾向を感じるからです。

着席できなくて悔しがる表情を感じ取ったか、気の毒に見えたのかもしれません。

その点、車内で立つ人がさほど多くない前提ですが、ドア付近からの車窓観察ならそうした展開にはならず、心苦しさはありません。

ひとまず、首都圏の15両編成、関西の12両編成は、むしろ大都市近郊での例外的な長編成と思った方がよいかと思います。

 

時には別払いでも新幹線、ある時は2日間使用で割り切る方法

なお、3日間すべて普通列車での長距離、長時間移動でなく、区間や体力状況等によっては運賃・料金が別払いであっても新幹線や特急に乗ってもやむを得ないと割り切ることも案外大事なポイントです。

また、片道121km以上、2,300円以上の区間を1日目と2日目で往復乗車して、3日目の分は未使用でも構わない、合計9,000円を超えればいいという割り切った使い方もあります。

東京起点で言えば、東海道線熱海、伊東線伊東、中央線甲府上越線渋川、両毛線伊勢崎、信越線横川、常磐線水戸、総武線銚子、外房線安房鴨川、内房線館山などが目安駅です。

1日目に出掛け、2日目は休んで、3日目はまた出掛けるという使い方もあります。

疲労が翌日どの程度残っているか、連続旅行でも平気かを自問自答し、自分の身体固有の疲労注意報の警告(朝寝坊、車中仮眠し過ぎの乗り越し、イライラ、前日アルコール残、忘れ物・落とし物等)に留意し、時間と気持ちに余裕ある乗り継ぎコースを組みたいものです。

 

※ 筆記にあたり、旅行総合研究所タビリス、2025年6月13日付け「『東日本のんびり旅パス』はなぜ発売されるのか。平日にも使える全線乗り放題きっぷ」一部を引用及び参考にさせていただきました。

 

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★コメントでのご指摘を受け、本文中の一部誤記を修正しました。ありがとうございました。これからもよろしくお願いします。