今回の秋田→新潟→東京→福島→秋田回りと、前回の秋田→福島→東京→新潟→秋田回りを比較します
2025年6月13日付け「東日本のんびり旅パスで秋田→福島→東京→新潟→秋田の普通列車乗継ダイヤをみる」の逆コース版です。
JR東日本の「東日本のんびり旅パス」ニュース記事の別紙欄、「東日本のんびり旅パス」の楽しみ方の項目の中の「JR東日本の鉄道を思いっきり乗り倒す!」という見出しで、秋田から東京への2泊3日のモデルコースの主要駅が掲出されています。
今回は、秋田→新潟→東京→福島→秋田の逆回りコースで、普通列車乗継ダイヤをみてみたいと思います。
3日間のコースは以下のようになります。
2日目:新潟駅→信越本線→長岡駅→上越線→高崎駅→高崎線→東京駅(泊)
今回は、前回のモデルコースと逆回りでの、実際の乗り継ぎ時間を見てみました。
◆1日目(秋田→新潟)
① 秋田6:43→羽越線→8:51酒田9:36→11:44村上12:23→羽越・白新線→13:40新潟(観光・泊。以下、同)
② 秋田9:10→羽越線→11:06酒田12:52→14:53村上15:15→羽越・白新線→16:22新潟
③ 秋田12:16→羽越線→14:03酒田14:44→17:43新発田17:51→白新線→18:32新潟
④ 秋田15:40→羽越線→17:27酒田17:34→20:30新発田20:32→白新線→21:11新潟
◆2日目(新潟→東京)
① 新潟5:14→6:28長岡6:33→8:54水上9:00→10:03高崎10:26→12:26東京(観光・泊、以下、同)
② 新潟7:06→8:23長岡8:38→10:35水上10:45→11:37新前橋11:39→11:49高崎11:52→13:46東京
※長岡8:38発→水上10:35着の水上行きは毎日運転でないので、事前に運転日確認を。
2025年夏季は9月28日までの土曜・休日と、7月22日〜8月29日が運転日。
③ 新潟8:55→10:09長岡10:30→12:56水上13:17→14:10新前橋14:12→14:22高崎14:28→16:26東京
④ 新潟12:08→13:24長岡13:50→15:48水上15:53→16:57高崎16:59→18:55東京
⑤ 新潟15:08→16:25長岡16:35→18:34水上18:44→19:48高崎20:07→22:01東京
◆3日目(東京→秋田)
① 東京7:07→東北線→8:59宇都宮9:12→10:04黒磯10:22→10:45新白河10:50→11:31郡山11:41→12:27福島12:51→奥羽線→13:37米沢13:40→14:25山形14:52→16:04新庄17:16→18:04院内18:22→20:12秋田
② 東京5:53→東北線→5:58上野6:08→7:51宇都宮8:02→8:58黒磯9:08→9:32新白河9:51→10:31郡山10:41→11:27福島11:40→12:15白石12:19→13:09仙台13:39→14:23小牛田14:45→15:31一ノ関15:44→16:22北上16:48→北上線→18:03横手18:07→19:12秋田
③ 東京10:29→東北線→11:24久喜11:26→12:16宇都宮12:20→13:13黒磯13:22→13:45新白河13:56→14:36郡山14:41→15:26福島15:43→17:05仙台17:36→仙山線→18:56羽前千歳19:06→奥羽線→20:10新庄20:13→22:56秋田
乗継結果の検証
◆1日目:秋田→新潟
新潟での観光を計画するなら、上記①の秋田6:43発→新潟13:40着の一択です。
②~④では、新潟観光は翌日になります。
◆2日目:新潟→東京
東京観光をするなら、②の新潟7:06発→東京13:46着が一般的になります。
長岡→越後湯沢は毎日運転ですが、越後湯沢→水上の区間については運転日が限られます。
2025年夏季は、9月28日までの土曜・休日と、7月22日〜8月29日が長岡→水上直通運転日です。
③~⑤は、東京観光には向かない東京到着時間です。
東京観光はせず、新潟観光を主体にするなら、④新潟12:08→東京18:55着の選択肢があります。
◆3日目:東京→秋田
福島→秋田を奥羽線乗車にこだわるならば、①の、東京7:07発→秋田20:12着の一択です。
福島~米沢の区間の普通列車は日中、①の時間帯のみの運行です。
②は、福島から横手を、仙台・北上経由、北上線回りのコースです。
③は、福島から山形(正確には羽前千歳)を、仙台経由、仙山線回りのコースです。
(A)秋田→福島→東京→新潟→秋田回りと、(B)秋田→新潟→東京→福島→秋田回りの、どちらが面白いか?
どちらにも一長一短があって、両方乗りたくなってしまいますが、どちらか一つと言えば、どちらを取るでしょうか。
◆(A)コースの魅力
また、奥羽線板谷→(旧)赤岩→庭坂で、福島盆地の広大さが眺められます。
(B)の羽越線は上り線となりますが、車窓の海がトンネルに入ってしまい、不満を抱く要因になります。
◆(B)コースの魅力
逆に(B)の場合は、上越線越後湯沢→水上で、2か所のループ線を走るのが貴重です。
奥羽線庭坂→(旧)赤岩→板谷の、板谷峠を乗り越えていく際の、庭坂を出てから車窓右手の山の中腹に見える架線柱は、福島盆地の広大さ以上に、筆者の好きな車窓です。
(A)では、長大な新清水トンネルのみで、ループ線を味わうことはできません。
結論は、独断と偏見で(A)秋田→福島→東京→新潟→秋田回りです
奥羽線板谷峠、上越線ループ線の魅力も捨てがたいですが、羽越線の上下別線複線で、下り線だけで見ることができる日本海車窓を見捨てることはできません。
具体的には、村上→間島、越後早川→桑川、越後寒川→勝木、府屋→鼠ヶ関→小岩川、小波渡→三瀬の5区間です。
上下線とも長いトンネル区間ならあきらめもつきますが、(A)の羽越線下り線、新潟→秋田方向では海が見えるのに、(B)コースの上り線、秋田→新潟方向だけトンネルに入ってしまうのは残念すぎるからです。
上越線越後湯沢→水上と、奥羽線福島→米沢は東京側から比較的近く、羽越線に比べて行きやすいことも理由です。
羽越線の車窓のもう一つの見どころ
羽越線と言えば日本海車窓ですが、勝木-府屋と、小岩川-あつみ温泉-五十川-小波渡では、使われなくなった旧線路盤、一度も使われないままの新線トンネルなども哀愁を誘います。
今、複線になっている区間が将来、単線使用にされないか、単線化の際、海側は強風や塩害で休止にされないか、気になります。
羽越線が複線で元気な今のうちに、村上発酒田行き普通列車、進行方向左側の座席で、車窓からの日本海を存分に堪能していただきたいと思います。
