「三丁目の夕日」的な世界が展開する貴重な小湊鐵道を楽しむ親子旅コースの紹介です
小湊鐵道では、2025年7月26日から8月31日の期間中の一日間、親子を対象に「なつやすみファミリーきっぷ」を発売します。
大人1名に同伴の小人2名以内までで1,000円です。
この切符がなければ通常、「1日フリー乗車券」の購入で、大人2,000円、小人1,000円となるところです。
小湊鐵道の五井から上総中野までの全線で片道1,440円なので、小人を連れての往復は得と言えます。(※五井までは東京からJRで片道990円です。)
今回は、東京から内房線五井まで乗車後、小鐵鉄道の「なつやすみファミリーきっぷ」を使った旅行コースの事例集です。
なお、ダイヤ時刻は土曜・休日のものです。
小湊鐵道の車両は、キハ200形気動車乗車が基本ですが、土曜日に限り「房総里山トロッコ」も運転されます。
トロッコ列車の乗車にこだわるか、観光地は養老渓谷か、高滝駅周辺かによっても計画は変わってきます。
さらに、上総中野まで小湊鐵道の全線に乗車するかどうかも判断材料です。
今回、「観光急行」列車の乗車は略させていただきます。
なお、上総中野から大原までのいすみ鉄道は運休中です。
東京8:04→総武快速・内房線→9:01五井9:06→小湊鐵道→10:22上総中野10:29→10:39養老渓谷駅→養老渓谷観光→養老渓谷駅15:14→小湊鐵道→16:20五井17:03→内房・総武快速線→18:06東京
【コース概要】
小湊鐵道の顔、キハ200形気動車を往復堪能するもので、今回のコースの中では一般的な内容です。
(2)五井から「房総里山トロッコ」乗車後、養老渓谷観光コース(※土曜発のみ)
東京8:04→総武快速・内房線→9:01五井9:28→小湊鐵道「房総里山トロッコ1号」→11:28養老渓谷駅→養老渓谷観光→養老渓谷駅15:14→小湊鐵道→16:20五井17:03→内房・総武快速線→18:06東京
【コース概要】
帰路の上記列車時間は一例で、養老渓谷の観光時間によっては、他の前後列車時間に変更することも可能ですが、列車本数には限りがあります。
「房総里山トロッコ」は事前申込制で、トロッコ指定券600円を購入しての乗車となります。
毎週土曜日が基本の運転日で、毎日運転でない点にご注意ください。
なお、7月20日(日)、8月11日(月・祝)も運転します。
また、8月13日・14日は平日時刻に変えて運転します。
(3)養老渓谷観光後、養老渓谷駅から「房総里山トロッコ」乗車コース(※土曜発のみ)
東京8:04→総武快速・内房線→9:01五井9:06→小湊鐵道→10:12養老渓谷駅→養老渓谷観光→養老渓谷駅14:12→小湊鐵道「房総里山トロッコ4号」→16:00五井16:07→内房・総武快速線→17:12東京
【コース概要】
養老渓谷観光後、五井までの帰路で「房総里山トロッコ」に乗車するコースです。
帰路の列車時間が決まっているため、観光時間内で計画的に回ることが要件です。
(4)五井-養老渓谷駅で「房総里山トロッコ」に往復乗車コース(※土曜発のみ)
東京8:04→総武快速・内房線→9:01五井9:28→小湊鐵道「房総里山トロッコ1号」→11:28養老渓谷駅→観光→養老渓谷駅14:12→小湊鐵道「房総里山トロッコ4号」→16:00五井16:07→内房・総武快速線→17:12東京
【コース概要】
五井-養老渓谷駅の往復ともに「房総里山トロッコ」に乗車し、養老渓谷も同時に観光するコースです。
養老渓谷駅基準で2時間40分ほどの滞在時間なので、養老渓谷観光時間には限りがあります。
片道はキハ200に乗車した方が小湊鐵道らしい思い出になるので、積極的にお薦めのコースではありません。
東京8:04→総武快速・内房線→9:01五井9:06→小湊鐵道→10:22上総中野駅10:29→11:02高滝駅→高滝観光(高瀧神社・高滝ダム記念館・市原湖畔美術館等)→高滝15:37→16:20五井17:03→内房・総武快速線→18:06東京
【コース概要】
小湊鐵道沿線観光地で、養老渓谷以外の場所として高滝駅付近を観光するコースです。
高滝駅は同鉄道沿線でも見学地の多いところです。
市原湖畔美術館では、「小湊鉄道開業100周年記念展『古往今来・発車オーライ!』」も開催されています。
(6)乗降のとくに少ない駅での途中下車体験コース
東京8:04→総武快速・内房線→9:01五井9:06→小湊鐵道→9:41上総鶴舞11:52→12:29上総大久保13:13→13:23飯給13:40→13:44月崎14:55→15:04養老渓谷15:55→16:05上総中野16:22→17:40五井18:05→内房・総武快速線→19:01東京
【コース概要】
観光地の周遊はなく、終点の上総中野付近の駅下車を体感するコースです。
上総鶴舞→上総大久保→飯給→月崎の流れでの4駅下車を選びました。
上総鶴舞では2時間以上ありますが、関東の駅百選に選ばれ、国の有形文化財でもあります。
駅構内の配線のカーブも印象的な演出で、静かな駅に佇むと、あわただしい日常の時間経過を忘れさせます。
これらの下車駅では周辺に店舗や住居がないケースもあり、ローカル風情を楽しむ人向きです。
このコースではとくに飲食・水分補給のほか、猛暑時の日陰場所や体調管理にご留意ください。
総括
以上ですが、小湊鐵道の列車と駅自体の風情を味わうなら(6)です。
養老渓谷観光なら(2)の、往路(五井→養老渓谷駅)で「房総里山トロッコ」を楽しみ、帰路はキハ200形気動車のコースをお薦めします。
往復ともキハ200形気動車よりも変化があり、両列車の乗り心地、雰囲気の比較も楽しみのうちです。
また、(5)の高滝駅下車観光コースでは、市原湖畔美術館で「小湊鉄道開業100周年記念展『古往今来・発車オーライ!』」が開催されており、2025年ならではの見学として貴重です。
小湊鐵道の風情は貴重な財産
小湊鐵道は全線にわたって昭和の風情が残る貴重な鉄道路線です。
とくに利用者が少なくなる上総牛久ー上総中野の情緒は、半世紀前にタイムスリップしたかのような懐かしい風情が残ります。
映画「三丁目の夕日」を思い出させる列車.駅、車窓、沿線光景はいつまでもずっと残してほしい文化財です。

