平行普通列車

常磐線と京成松戸線に魅せられた者のブログです

東海道・山陽新幹線「弱冷房車」は3号車よりも1号車の方がよいのでは? 

1号車はもっとも座席が少なく誰にも分かりやすい先頭位置です

JR東海JR西日本の連名で、2025年6月27日付けで「東海道・山陽新幹線弱冷房車』の試験導入について」のニュースリリースがありました。

「車内でより快適にお過ごしいただけるサービスの提供を目指して」「東海道・山陽新幹線(16両編成)の一部列車で「弱冷房車」を試験的に導入し、お客様のご利用状況等を調査します」とのことです。

実施期間は2025年8月1日~7日及び8月18日~31日で、東海道・山陽新幹線(16両編成)の「ひかり」の一部列車を対象に、3号車(自由席)が弱冷房車になります。

 

弱冷房車が「ひかり」3号車となった背景

「のぞみ」に弱冷房車を導入しなかったのは、自由席が2両しかないこと、また指定席車両の1両を弱冷房車とするには、指定券購入時や乗車当日に混乱する恐れがあるほか、列車本数が多く、一部の「のぞみ」を特定して弱冷房車を設定すると混乱する可能性があるためと思われます。

 

その点、「ひかり」であれば自由席は5両あります。

5両自由席のうちの1両を弱冷房車に充てても、通常冷房車は4両あるから混乱はないだろうとの判断と思われます。

 

自由席1~5号車のうち、3号車を弱冷房車に充てたのはなぜでしょうか。

5両の中の中間位置ということ。

3号車は洗面所・トイレ付き車両であり、2・4号車の100席、5号車の90席に対し、85席で座席数が少なく、弱冷房車の座席数として理解を得やすいこと。

1号車は65席で3号車寄りも座席数はさらに少ないが、編成の末端位置であること。

「のぞみ」も1号車は自由席のため、「のぞみ」1号車での弱冷房車設定と混同・混乱の可能性があること。

5号車が弱冷房車の場合、隣の6号車指定席との境い目の位置のため、また、編成の中央寄りのため、立客が多くなり、弱冷房車では苦情が生じやすいこと。

以上のことから、「ひかり」3号車を弱冷房車に選択したのではないかと思われます。

 

「ひかり」弱冷房車は1号車の方がよいと考える理由

「ひかり」自由席5両の乗車率は、一般的にはホーム中央位置に近い5・4・3・2・1号車の順に高いのではないかと思われます。

弱冷房車に座席数の多い号車を充てるのは、弱冷房車利用者に応えたものとはいえ、批判が出やすい要因になり得ます。

その意味で、弱冷房車は85席の3号車よりも、65席の1号車の方がよりよいのではないかと考えます。

65席は、弱冷房車導入を歓迎しない人にも、より理解が得やすい座席数です。

さらに、先頭1号車の方が弱冷房車としての位置が分かりやすく、1号車という号車数値も覚えやすい点があります。

1・2号車の利用者が3号車を通り抜けて4・5号車側に移動の際、暑苦しい車内と一瞬感じることがあるかもしれませんが、1号車が弱冷房車なら先頭車なので通常冷房車利用者の暑い苦情も発生しない利点もあります。

 

1号車は編成の末端位置なので、弱冷房車の利用者に不便ということはないと思います。

「ひかり」利用者に限らず、東海道・山陽新幹線利用者は、平素から1号車でも日常的に利用しています。

「のぞみ」1号車が弱冷房車でないこととの混同・混乱については前記しましたが、弱冷房車は「ひかり」が対象ということでPRすればよいと考えます。

 

弱冷房車を歓迎する人もいるでしょうし、新幹線での弱冷房車設定はなじまないという人もいると思われます。

そのために今回、弱冷房車両の利用状況等を調査するわけですが、1号車の方が座席数がもっとも少ないことで通常冷房車愛好の人にも理解が得やすいこと、先頭車は誰にもわかりやすいことから、弱冷房車として適当と考えますが、いかがでしょうか。