JR東日本「都区内パス」、東京メトロ「24時間券」が一般的に便利で、実用的です
夏休みに、東京都区内を巡ってみようかと計画する人も多いかと思います。
東京都区内を対象としたフリー切符としては、JR東日本、東京メトロ、都営地下鉄にそれぞれフリー切符があるほか、東京メトロと都営地下鉄一体型、JR東日本と東京メトロ及び都営地下鉄の三者一体のタイプもあります。
東京都区内対象のフリー切符の種類は以下のとおりです。
〇 「都区内パス」760円
JR東日本路線の東京都区内がフリー区間(東京から蒲田・西大井・西荻窪・浮間舟渡・赤羽・金町・小岩・葛西臨海公園まで) 。
地上を走る路線という点では、東京都区内に乗り慣れていない人には地下鉄よりも安心感があります。
〇 「東京メトロ24時間券」700円
東京メトロ全線対象で、切符購入後の当日一日限りでなく、購入期日の翌日、切符購入時間の直前までに自動改札機を入場していれば、下車時間が購入時間を越えていても下車可能な点は便利です。
また、東西線は東京都区内を越えて西船橋まで乗れるのも、JRにはない便利な点です。
路線網も充実しています。
〇 「都営まるごとフリーきっぷ」700円
東京メトロ24時間券の東西線西船橋までのフリー区間には及ばないものの、都営新宿線では本八幡まで乗れます。
また、都営地下鉄のほか都電荒川線、日暮里・舎人ライナー、都営バスにも乗車可能な点は貴重な付加価値があります。
〇 「都電一日乗車券」400円、「都バス一日乗車券」500円
東京都では、都電荒川線のみ対象の「都電一日乗車券」400円、都バスのみ対象の「都バス一日乗車券」500円も発売しています。
ただし、都営バス、都電荒川線、日暮里・舎人ライナーは乗車不可です。
〇 「都営地下鉄ワンデーパス」500円
2025年7月19日から8月31日までの土曜・休日と、8月12日から15日までの毎日のみ有効の利用期間限定切符です。
都営地下鉄が一日フリーですが、都営バス、都電荒川線、日暮里・舎人ライナーは乗車不可です。
〇 「東京フリーきっぷ」1,600円
JR東日本の「都区内パス」に、「東京メトロ24時間券」「都営まるごとフリーきっぷ」も加えた形の切符です。
東京メトロの路線も含めて、切符は当日限り有効で、数多くの路線に幅広くどこまで乗れるか、時間と体力との相談になってきます。
フリーきっぷを一種類だけ選んでと言われたら、どこを中心に見たいのかにもよりますが、一般的にはJR東日本の「都区内パス」をお薦めします。
理由として以下のような点が挙げられます。
〇 地上の光景が車窓から得られること
〇 階段を使わず、エスカレーター、エレベーターで外に出ることが可能なこと
〇 東西南北の方角がわかりやすいこと
〇 電車を降りてから出口までの距離が短いこと
〇 出口の数が複数あっても、地上の景色が高架ホームからある程度見えるので、出口選択の戸惑いは地下鉄よりも少ないこと。
〇 JR東日本路線相互の乗り換えがしやすいこと
〇 地上を走ることでの安心感、開放感があること
地上を走るため、車窓が得られることの安心感と実用性、電車から改札出口までの階段が地下鉄ほど長くないのが利点です。
地下鉄の細い出口階段を上がって地上に出ることを何回も繰り返すうちに、疲れがたまりやすくなってきます。
山手線・中央線・京浜東北線・総武線を中心とした乗り降りの繰り返しや乗り換えは、地下鉄での乗り降りと比べればずっと楽です。
地下鉄では、地上への出口が複数ある時、どこの階段を上がるのがいいのか、地上の景色が見えないだけに迷うことがあります。
2番目にお勧めの「東京メトロ24時間券」
前記と重複しますが、切符購入の翌日、購入時間直前まで利用可能な点が便利です。
他の切符は購入当日限り有効で、翌日も使えるのは「東京メトロ24時間券」が唯一です。
クルマの駐車場で料金は均一であっても、1日間均等額と24時間均等額とでは、安心感が異なります。
東京メトロの24時間利用可能の発想は素晴らしいと思います。
また、西船橋まで乗れるので船橋、津田沼、千葉方面へ行く際にも、乗り越し額が安くできることもあるのも便利です。
地下鉄フリー切符で乗り降りを繰り返す時の留意点
繰り返しですが、地下鉄は電車を降りてから出口までの距離が長く、階段を使わずに、エスカレーター、エレベーターだけで外に出ることは困難であり、細長い出口を階段で上がることの繰り返しになります。
最初はよいのですが、下車の都度、細長い階段上りは徐々に疲労が蓄積してきます。
なお、赤坂、六本木、麻布、青山など、当然ながら地下鉄の方がJRよりも便利な地域もたくさんあり、その際は地下鉄一択になります。
数多い地下鉄路線の中でも早く開通した銀座線、丸ノ内線は、建設着工が早かった分、地上に出るまでの階段は短く、乗り降りが比較的楽です。
その反対が都営地下鉄大江戸線で、とくに六本木駅から地上までの規模は大深度地下鉄を思わせます。
赤坂見附駅での銀座線と丸ノ内線の同一ホーム発着による乗り換えの楽さは、よく知られているところです。
逆に、地下鉄相互の乗り換え駅でも距離が長いことがあります。
銀座駅の銀座線と丸ノ内線、霞ヶ関駅の丸ノ内線と千代田線など、いくつもの事例がありますが、銀座駅と霞ヶ関駅の場合は、銀座線と丸ノ内線、丸ノ内線と千代田線の長い距離の間に日比谷線が走っています。
つまり、日比谷線で銀座駅から銀座線または丸ノ内線への乗り換え、日比谷線で霞ヶ関駅から丸ノ内線または千代田線の乗り換えならばさほどの時間は要しません。
JR東日本にも地下駅はある
ちなみにJR東日本「都区内パス」使用時の地下駅は、横須賀線新橋、横須賀・総武快速線と京葉線の東京、総武快速線新日本橋、馬喰町、京葉線の八丁堀・越中島に特定され、他は地上駅です。
以上、東京都区内の一日観光での参考になれば幸いです。
