途中、出雲坂根駅の3段スイッチバック運転と延命水が一番の見どころです
昨日の「木次線『奥出雲おろち』から『あめつち』移行と出雲横田~備後落合の影響をみる」の続編です。
JR西日本から、2024年度の輸送密度23人と公表された、木次線出雲横田~備後落合間の今後の方向性が深く議論されていく前に、大阪・東京方面から木次線全線に乗車しておきたい人への列車コースガイドです。
出雲坂根駅の3段スイッチバック運転と延命水が、途中コースでの最大ポイントですが、かつては繫栄していた終点の備後落合駅も見どころです。
列車時刻は2025年8月号の時刻表データを基本としています。
臨時列車の「あめつち~木次線~」の乗車は考慮していませんので、ご了承ください。
毎回のことですが、あくまで木次線全線乗車、とくに出雲横田~備後落合の乗車に絞ったコース計画です。
ポイントとなる出雲坂根駅の発着時刻を太字で併記しました。
木次線沿線の観光地を巡るコースガイドではありませんので、併せてご了承ください。
運賃・料金については略させていただきます。
【新大阪発】
1 宍道→備後落合の片道乗車で日帰りコース
新大阪7:11→山陽新幹線「さくら275号」→7:55岡山8:13→伯備線特急「やくも3号」→11:01宍道11:17→木次線普通列車→(13:28出雲坂根13:38)→14:21備後落合14:39→芸備線普通列車→16:06新見16:46→伯備線特急「やくも22号」→17:47岡山17:58→山陽新幹線「のぞみ48号」→18:53新大阪
【補足】
伯備線「やくも」で宍道まで乗ってから、木次線備後落合まで全線に乗り、芸備線新見経由で大阪へ戻る、もっとも順当なコースです。
出雲坂根のスイッチバックで急勾配を上るコースなので、気動車エンジン音の唸りも聞きどころです。
2 備後落合→宍道の片道乗車で日帰りコース
新大阪10:17→山陽新幹線「のぞみ13号」→11:02岡山11:13→伯備線「やくも9号」→12:25新見13:00→芸備線→14:26備後落合14:44→木次線→(15:27出雲坂根15:30)→17:43宍道18:45→伯備線「やくも30号」→21:35岡山21:44→山陽新幹線「のぞみ272号」→22:28新大阪
【補足】
1とは逆のコースで、伯備線「やくも」乗車は新見までで、芸備線で備後落合まで乗車後、木次線で宍道まで全線乗車後、「やくも」で大阪へ戻る内容です。
出雲坂根へは、急勾配を下る方向なので、エンジン音は逆に軽やかで、この軽やかさも急勾配上りとは正反対の、気動車の別の面白みです。
3 宍道~備後落合の往復乗車で日帰りコース
新大阪7:11→山陽新幹線「さくら275号」→7:55岡山8:13→伯備線「やくも3号」→11:01宍道11:17→木次線→(13:28出雲坂根13:38)→14:21備後落合14:44→木次線→(15:27出雲坂根15:30)→17:43宍道18:45→伯備線「やくも30号」→21:35岡山21:44→山陽新幹線「のぞみ272号」→22:28新大阪
【補足】
1と2を合体したようなコースで、宍道→備後落合→宍道と、木次線を2回楽しむものです。
4 木次線出雲横田~備後落合間に絞って、同区間のみを往復するコース(※宍道~出雲横田の乗車を省略)
新大阪10:17→山陽新幹線「のぞみ13号」→11:02岡山11:13→伯備線「やくも9号」→12:25新見13:00→芸備線→14:26備後落合14:44→木次線→(15:27出雲坂根15:30)→出雲横田→15:51木次線15:57→(16:18出雲坂根16:23)→17:07備後落合17:14→芸備線普通列車→18:23塩町→福塩線普通列車→20:51府中20:58→福塩線→21:43福山21:48→山陽新幹線「さくら572号」→22:53新大阪
【補足】
木次線全線乗車でなく、出雲横田~備後落合の往復にポイントを置いたもので、帰路は福塩線の塩町、府中、福山経由で迂回して大阪へ戻ります。
【東京発「サンライズ出雲」の指定券が確保できた場合】
東京21:50→東海道・山陽・伯備線「サンライズ出雲」→9:47宍道11:17→木次線→(13:28出雲坂根13:38)→14:21備後落合14:39→芸備線→16:06新見16:46→伯備線「やくも22号」→17:47岡山17:58→山陽新幹線「のぞみ48号」→21:15東京
【補足】
東京から木次線に向かう際は、「サンライズ出雲」で行くと時間が効率的です。
宍道下車後は、木次線で備後落合、新見経由で、1のコースと同じになります。
なお、下り「サンライズ出雲」で伯備線の途中、新見下車、備後落合→宍道のコースは、新見接続の芸備線列車が午後になるため、非効率です。
東京21:50→東海道・山陽・伯備線「サンライズ出雲」→9:47宍道11:17→木次線→(13:28出雲坂根13:38)→14:21備後落合14:44→芸備線→(16:18出雲坂根16:23)→17:43宍道19:11→伯備・山陽・東海道線「サンライズ出雲」→7:08東京
【補足】
あくまで「サンライズ出雲」の指定券が確保できたことが前提です。
「サンライズ出雲」の寝台券確保は容易ではない状況ですが、キャンセル待ちのタイミングを待っての運次第的な面もあります。
7 東京発着で新幹線往復の1泊コース
東京7:48→東海道・山陽新幹線「のぞみ13号」→11:02岡山11:13→伯備線「やくも9号」→14:08宍道14:15→木次線→(16:18出雲坂根16:23)→17:07備後落合17:41→木次線→(18:25出雲坂根18:30)→18:50出雲横田19:17→20:19木次20:35
※出雲横田または木次で宿泊
(翌日)
① 出雲横田7:00→木次8:05→8:40宍道8:48→伯備線「やくも10号」→11:47岡山11:58→山陽・東海道新幹線「のぞみ20号」→15:15東京
② 出雲横田9:06→木次10:13→10:47宍道11:55→伯備線「やくも16号」→14:47岡山1:58→山陽・東海道新幹線「のぞみ32号」→18:15東京
【補足】
「サンライズ出雲」が満席ならば「のぞみ」「やくも」で、新幹線・伯備線経由となります。
この場合、東京への日帰りは無理で現地、木次線木次、出雲横田や、山陰線沿線などでの宿泊となります。
翌日は、現地で1泊するならば、木次線沿線で途中下車していくか、出雲大社、宍道湖、松江、米子観光などの選択肢があります。
以上ですが、出雲坂根駅での列車停車時間は最長10分、最短3分、平均5分です。
出雲坂根~三井野原間の、標高の高い位置から見える奥出雲おろちループ道路も車窓ポイントです。
せっかく木次線に乗車するならば、宍道周辺の鉄道で、米子からの境線、出雲市からの一畑電鉄にも寄り道するコースなども考えられます。
木次線乗車に何をプラスしようか、現地で宿泊しようか、あれこれ考えるのも旅行計画の楽しみの一つです。
改めて再度、木次線は一度は乗ってみたい路線としてお薦めいたします。

※ 写真は本文と無関係です。