国府津でのJR東日本とJR東海の境界を越えての東京〜御殿場直通に大きな意義があります
2025年8月22日付けで、JR各社から2025年秋の臨時列車のお知らせについてのニュースリリースがありました。
その中で印象に残った臨時列車の一つとして、JR東日本のリリースで、東京~御殿場間を運転する「Mt.Fuji御殿場」がありました。
この列車の、JR東日本ニュースリリースの該当部分について、引用させていただきます。
(以下引用)
富士山・御殿場エリアへのお出かけに便利な臨時列車を運転します。御殿場駅では列車の運転に合わせて「駅からハイキング」も実施します。富士山の大パノラマビューをお楽しみください。
(以上引用)
今回は、JR東日本の2025年秋の臨時列車「Mt.Fuji御殿場」の話です。
現在、東京から御殿場線への直通列車はありません。
国府津を境に、JR東日本とJR東海とに分けたことが大きく影響しています。
JR東日本は東海道線小田原、熱海、伊東側を指向し、一方、JR東海は御殿場から東京方面直通は小田急としました。
ICカードでもJR東日本のSuicaで入場し、JR東海の御殿場線沿線で下車することはできません。
今でも東京側からSuicaで入っての、御殿場線下車時のトラブルは残っているようです。
「Mt.Fuji御殿場」はJR東日本からJR東海に直通する貴重な意義を持つ列車設定
東京・小田原側からの御殿場線利用は国府津乗り換えを伴う中、2024年に画期的な臨時列車設定がありました。
2024年11月11日付け、「御殿場線90周年記念JR東海・JR東日本コラボ列車の貴重な価値」でも書かせていただきましたが、JR東海とJR東日本横浜支社の連名により、「御殿場線90周年記念! JR東海×JR東日本コラボ団体専用列車 御殿場線を走る「E257系」を運転します!」のニュースリリースがありました。
2024年12月8日に、JR東日本E257系5両編成の団体専用列車により、品川8:00発→御殿場9:46着→10時から15時まで、御殿場駅富士山口広場でのイベント等の観光→御殿場15:00発→品川16:53着で、品川~御殿場を往復した企画でした。
今回の「Mt.Fuji御殿場」は昨年度の企画に続いて、国府津での会社間の垣根を越えて、JR東日本とJR東海が協調しての東京~御殿場直通列車設定には大きな意義、価値があると考えます。
JR東海でも「Mt.Fuji御殿場」をニュースリリースに加えてよいのでは?
JR東日本のニュースリリースには「Mt.Fuji御殿場」がありますが、JR東海には掲載されていませんが、なぜでしょうか。
JR東日本主体の列車企画であり、そこにJR東海が協力したという背景だからでしょうか。
JR東海の主体的な列車企画、列車設定ではないからでしょうか。
東京から御殿場への観光往復趣旨の列車であり、御殿場から東京方向への観光主体ではないからでしょうか。
車両がJR東日本のE257系だからでしょうか。
御殿場駅での「駅からハイキング」
しかしながら、JR東海でも「Mt.Fuji御殿場」に合わせて、当日の御殿場駅では「駅からハイキング」を行ない、「Mt.Fuji御殿場」で盛り上げようとする姿勢はみられます。
その意味では、今回のニュースリリースで「Mt.Fuji御殿場」東京〜御殿場の列車設定、御殿場駅での「駅からハイキング」と一体で謳ってもよかったのではないかと感じます。
JR東海のニュースリリースになかったことは、JR東日本の企画列車だからという、自社とは直接は関係ないという他人事のような空気感をやや感じてしまいました。
折角の、価値ある2社またがり列車の復活設定区間だけに残念です。
「サンライズ瀬戸」高松から琴平への臨時延長もJR四国だけのニュースリリースだった
今回の「Mt.Fuji御殿場」に限らず、2社以上のJRにまたがる臨時列車は、1社だけのリリースにとどまるケースは多くあります。
一例として「サンライズ瀬戸」高松行きは、2025年秋に一部の期日で琴平まで延長運転を行ないますが、JR四国だけのリリースであり、本州のJR3社では触れていません。
JRの分割民営をした以上、ある意味では仕方ないかもしれません。
「Mt.Fuji御殿場」の場合のJR東海側のリリース性の価値
ただ、そうした現実は理解するとしても、「Mt.Fuji御殿場」での国府津の垣根を超えた設定の価値は意義のあるもので、「サンライズ瀬戸」琴平延長のJR四国のみのリリースとは異なる意味合いがあります。
JR東海の2024年での姿勢と比べると今回、御殿場駅の「駅からハイキング」での盛り上げを行なうだけに、JR東海でリリースしないのは残念です。
逆に、JR東海で行なうべきものではないということでしょうか。
今回もJR東日本とJR東海との連名で「Mt.Fuji御殿場」の列車設定を公表することで、両社のニュースリリースでPRし、「Mt.Fuji御殿場」の国府津越え直通の意義と価値の面で、列車を盛り上げていった方がよいのではないかと感じました。
※ 筆記にあたり、JR東日本ニュースリリース、2025年8月22日付け「秋の臨時列車の運転について」から、「Mt.Fuji 御殿場」の分を一部を引用させていただきました。

※ 写真は本文と無関係です。