「青春18きっぷ」秋季版にはならず、従前価格での発売に安心しました
JRグ ループから、2025年9月2日付けで、「「秋の乗り放題パス」および「秋の乗り放題パス北海道新幹線オプション券」の発売について 」のニュースリリースがありました。
10月14日の「鉄道の日」に合わせて、普通列車の旅を満喫する名目で、2025年10月4日~10月19日の期間内に3日間連続乗車切符として発売されるものです。
価格はこれまでと同様、おとな7,850円 こども 3,920円で継続されました。
2025年度版「秋の乗り放題パス」の発売内容を歓迎します
今回の「秋の乗り放題パス」発売にあたり、以下の点を評価します。
◆価格が従来と同額で、「青春18きっぷ」3日間用とは分けたこと
2025年版「秋の乗り放題パス」発売に当たっては、「青春18きっぷ」3日間用1万円が新設定された後となったため、同じ連続3日間用として、「青春18きっぷ」3日版1万円と同額にするのでは、との懸念がありました。
いわば「青春18きっぷ」秋季版への移行です。
従来の7,850円が1万円になるとすれば、かなりの痛手でした。
結果として、同じ連続3日間用であっても、「青春18きっぷ」とは線を引き、従来どおりの価格踏襲としたことは嬉しいことです。
◆こども用価格を残したこと
こちらも「青春18きっぷ」に倣って、大人用とこども用の額を大人用に一本化し、こども用を廃止するのではないかとの心配がありました。
こども用の設定も残したことは、ありがたいことです。
◆JR東日本「東日本のんびり旅パス」よりも安価なこと
JR東日本では「東日本のんびり旅パス」を発売中ですが、3日間連続9千円で、こども用はありません。
「東日本のんびり旅パス」は「青春18きっぷ」3日間1万円よりは千円安いから、まぁいいかとも感じますが、「秋の乗り放題パス」は大人用でさえ「東日本のんびり旅パス」よりも1,150円、こども用では5,080円、それぞれ安くなります。
「秋の乗り放題パス」の利用期間は限られていますが、その利用期間内ならばJR東日本管内だけであっても「秋の乗り放題パス」の方が安価になります。
◆購入が容易なこと
「秋の乗り放題パス」は全国のJRの主な駅(指定席券売機を含む)で購入できます。
駅での購入は、やはり手軽で便利です。
◆本州JR3社の自社管内フリー切符は予約サイトが前提
JR各社固有の普通列車専用切符の中には、駅に行けば買えるというように、そう簡単にはいかない切符があります。
JR東日本の「東日本のんびり旅パス」は、予約サイト「えきねっと」での手続きが前提です。
JR東海の「JR東海☆夏の乗り放題きっぷ」も、EXサービスの「e5489」予約利用者に限定されます。
また、東海道新幹線での利用も発売条件に加えており、熱海~米原駅のいずれかの駅を着駅とする新幹線予約が条件です。
JR西日本では、「WESTERポイント全線フリーきっぷ」がありますが、こちらも「e5489」での限定発売で、所定のWESTERポイントがあることを要件としています。
本州のJR3社にはそれぞれの発売条件があり、いずれも駅で簡単に購入というわけにはいきません。
その点でも「秋の乗り放題パス」の気軽な購入は貴重です。
◆他のJR路線でも乗れること
前記「東日本のんびり旅パス」「JR東海☆夏の乗り放題きっぷ」「WESTERポイント全線フリーきっぷ」はいずれも、自社管内の路線に限っての乗り放題です。
「秋の乗り放題パス」が、他のJR路線でも自由に乗れることは大きな魅力であり、JR3社に跨る東海道線、熱海と米原を乗り継ぐと、そのありがたさがわかります。
「秋の乗り放題パス」と「青春18きっぷ」3日間用との価格差の議論について
ここで、「秋の乗り放題パス」が安価なのはいいとして、「青春18きっぷ」3日間用が「秋の乗り放題パス」に比べて高すぎるとの趣旨の意見も一部見受けました。
3日間用「青春18きっぷ」が「秋の乗り放題パス」に下がってくれれば歓迎ですが、発売価格の点にあまり踏み込むと逆に、それを指摘するなら「秋の乗り放題パス」を「青春18きっぷ」3日間の価格にしようかという議論を生まないか、かえって心配な感じもしました。
2025年10月は3連休もあるので、安価な「秋の乗り放題パス」で出掛けてみたいものです。
なお、「北海道新幹線オプション券」についても思うところがありますが、また別の機会に触れさせていただきたいと思います。
