盛岡~新青森間320km/h運転時に特急料金がどうなるかを中心に、秋田・山形新幹線の関連と併せて何点か想像してみました
東北新幹線は、2028年度頃から盛岡~新青森で時速320km/h運転を開始するようです。
同区間の時間短縮効果は5分程度のようですが、最高速度260km/hから320km/hへの大幅な向上は、将来の北海道新幹線札幌開業を見据えた上での前段として、大きな意義があります。
盛岡~新青森の特急料金は変わるか?
盛岡~新青森で時速320km/h運転開始後、同区間の特急料金はどうなるでしょうか。
現在は最高時速260km/hゆえの料金設定ともいえます。
JR東日本は、盛岡~新青森の320km/hへの速度向上実現までの間、多大な経費を要しています。
時間短縮効果は5分程度であっても、それに至るまでの投資額、時間短縮に対する利用者負担、すなわち特急料金の見直しはあるでしょうか。
東北新幹線「はやぶさ」盛岡~新青森の停車駅は、ノンストップ速達型、八戸停車型、二戸・八戸停車型、いわて沼宮内のみ通過型(二戸から各駅停車型)、完全各駅停車型まで、様々なタイプがあります。
停車駅タイプは多くとも、最高速度の260km/hの点では共通です。
これが2028年度からノンストップ速達型のみ、あるいは八戸停車型、二戸・八戸停車型で、320km/h運転となるでしょうか。
仮に、盛岡〜新青森で320km/h運転でも特急料金は現在のままならば利用者にとっては喜ばしいですが、それは利用者側の希望的観測にすぎません。
ノンストップ型を中心に料金を上乗せするか、あるいは盛岡~新青森の区間全体として料金設定を見直すかの、いずれになるでしょうか。
もしもノンストップ型列車等に限り別料金設定とした場合、「はやぶさ」とは異なる別の列車愛称名を付けるでしょうか。
現在、盛岡〜新青森ノンストップ速達型は現在下り2本、上り1本の1.5往復のみですが、別料金設定によりノンストップ型列車は増えるでしょうか。
盛岡での「こまち」併結「はやぶさ」の長時分停車は見直しを
「はやぶさ」の多くは、東京~盛岡で秋田新幹線「こまち」と併結運転をしています。
「はやぶさ」の連結位置は、「秋田「こまち」を優先して東京側の位置のため、盛岡での停車時間は「こまち」よりも長くなります。
盛岡~新青森間2028年度320km/h運転での約5分短縮で気になるのは、「こまち」併結の「はやぶさ」の盛岡での停車時間です。
「こまち」との分割併合作業時間によって、せっかくの新青森5分の時間短縮効果が相殺されてしまうことはないでしょうか。
とくに盛岡での上り「はやぶさ」は、「こまち」を待ち受けるため、停車時間が長すぎます。
将来の北海道新幹線開業で、東京〜札幌運転の「はやぶさ」でも、盛岡での長時間停車が続くのでしょうか。
「こまち」と連結位置を逆にする、「はやぶさ」側の盛岡停車時間短縮を優先する発想はないでしょうか。
それとも、「こまち」と併結しない単独運転の「はやぶさ」が増えるでしょうか。
山形新幹線E8系300km/h運転化と特急料金
山形新幹線では、E8系の時速300km/h運転でも特急料金は現状継続となっていますが、今後の福島駅立体交差とも併せて、東北新幹線新青森側320km/h運転開始とともに、東北新幹線全体の料金見直しはあるでしょうか。
ちなみに、東海道新幹線「のぞみ」は時速285km/hで特急料金は別設定です。
新横浜〜名古屋ノンストップ「のぞみ」と、大宮〜福島ノンストップ「つばさ」とでは、距離や時間、列車本数、輸送力等、全く異なりますが、285㎞/hと300㎞/hとの差自体をJR東日本はどう捉えるでしょうか。
以上ですが、2028年度まで、まだ先の話ではありますが、東北新幹線盛岡~新青森320km/h運転開始時の対象列車、特急料金、別愛称設定、速達列車増発、「こまち」と併結しない単独「はやぶさ」増等について、状況を見守りたいと思います。
※ 筆記にあたり、旅行総合研究所タビリス、2025年9月10日付け、「東北新幹線、盛岡以北で時速320キロ運転へ。2028年頃開始」の記事を参考にさせていただきました。
