平行普通列車

常磐線と京成松戸線に魅せられた者のブログです

京成松戸線くぬぎ山付近で見かけた「新京成」文字が残る表記物2題

くぬぎ山踏切の道路用看板と80056編成の台車付近での意外な「新京成」表記の話です

2025年4月1日に新京成が京成松戸線になって半年が経過しました。

当然の話ではありますが、「新京成」で表記していた駅や電車、施設周りなど、ほとんどが「京成」の表記に変わっています。

そのような中で、まだ「新京成」の表記のまま残存している物を、くぬぎ山付近で見かけました。

 

くぬぎ山踏切の道路側にある施設案内看板

一つは、くぬぎ山駅から京成津田沼方向に向かう下り電車が、最初に通過する踏切での、道路側に掲げられた施設案内用の看板です。

踏切の西側に掲げられたこの看板には、横書きで縦方向に3枚が掲げられ、そのうちの上段に「← 新京成くぬぎ山駅 Shin-Keisei Kunugiyama Sta」の文字とともに、電車正面のイラストが添えられていました。

道路管理者側で設置した看板かと思われますが、「← 京成くぬぎ山駅 Keisei Kunugiyama Sta.」には、まだ変更表記されていませんでした。

 

80056編成の台車付近の制輪子

もう一つは、くぬぎ山車庫に並行する道路を歩いていて、偶然見かけたものですが、車庫内に80000形80056編成が停まっていました。

80056編成先頭車、80056車両の台車周辺を見ると、車輪に押し付けた形で、制輪子に「新京成電鉄」と表記されていました。

こんな隠れた位置に「新京成」表記が残っていたのは意外でした。

道路から見上げた位置でなければ「新京成電鉄」の文字表記を確認しにくい所であり、制輪子までは「新」の文字をわざわざ消さなくていい、という考えかと思われますが、どうでしょうか。

 

なお、他の80000形4編成(80016~80046)と、松戸線の他の3形式(N800形・8900形、8800形)については、制輪子の「新京成電鉄」表記の有無は確認していませんのでご了承ください。

 

まだ気のつかない場所でも「新京成」の表記が残存しているかもしれません。

それを偶然見かけるのも鉄道趣味の楽しみの一つかと再認識しました。