窓側だけのコンセント事情で窓側A・E席の満席傾向により、車窓が見にくくなった近年の新幹線指定席傾向の雑感です
東海道新幹線「のぞみ」、東北新幹線「はやぶさ」に乗る際は、車窓が見たいので普通車指定席のE席またはA席を確保したい気持ちが起きます。
E席は2人掛けの窓側席で、車窓が見えることから先に満席となる傾向でしたが、近年はE席の満席理由が変わってきました。
新幹線で移動の際、パソコン入力をしたいため、その電源が必要となります。
東海道・山陽新幹線でのN700系・N700A系、東北新幹線でのE5系は、電源が壁側のA・E席だけに備わっています。
そのため、車窓を見るのでなく、パソコン電源確保のためにまずE席確保を狙い、E席が満席なら3人掛け窓側のA席を狙います。
通路側のC・D席、3人掛け中央部のB席は希望しません。
その影響で、新幹線移動中のパソコン入力でなく、新幹線の車窓が見たいという人が、パソコン使用の人のA・E席の早めの確保により、窓側席ではないB・C・D席に追いやられます。
パソコンに集中する人は新幹線車窓に関心はなく、むしろ車外からの太陽光線やトンネル出入り等での明暗の繰り返しの鬱陶しさ、画面やキーボードへの反射を避けるべく、日除けカーテンで車窓を遮る傾向が見られます。
B席またはD席に座っていて、隣の窓側A・E席がパソコン入力の人だったら車窓は諦めた方がよさそうです。
窓側のカーテン下げに加えて、キーボード操作の音、2~3台持っている複数のスマホも使いこなす慌ただしい動作の隣では、本も落ち着いて読めません。
諦めて眠るか、こちらも1台のスマホを見るかですが、筆者は地上走行区間の比較的長い区間では、デッキに立って、そこで車窓を見ます。
通路側のC・D席は立つことが自由な位置で、その点では便利であり、3人掛け中央のB席だけは、たとえ座席幅が他の席より広くなっていても、混雑した車内でない限りは座らないことが多いです。
窓側席のコンセントを実際に、互いに譲り合って使える?
窓側席だけにあるコンセントは本来、窓側席専用というわけではなく、通路側席等、互いに譲り合って使うものという思想です。
基本原則、理想としては理解できますが、現実はどうでしょうか。
仮に、途中駅から新幹線列車A席に座ろうとしたら、通路側のC席の先客が延長コードを使いながら、自分のA席、中央のB席の足元をコードが延びた状態で使われていたとしたらいささか鬱陶しく、足元に延びるコードには列車移動中、戸惑います。
その時、C席の人は早い者勝ちということで、そのまま使用し続けるとしたら、あまり気持ちの良いものではありません。
その時点でC席の人がコンセントを外せば問題ないものの、必ずしもそうなるとは限りません。
「コンセントを使わせてもらっています」「使わせてください」と言われたとしても、自分が使用したければ「私も使いたいんですが」と言った後、C席の人はコンセントを抜くかどうか。
それともコンセントを使いたかったら、事前に三股の差し込みを用意しておけばA・B席の人も同時に使えるよ、ということになるでしょうか。
「互いに譲り合って」とは、A・B席の人に一言お断りを入れた上で、先客がC席だったらC席の人が先なのでコンセント使用可能ということになるでしょうか。
新幹線でA・E席が先に埋まるということは、最初からこの窓側席に着席すればコンセント議論は起きないという結果の反映と映ります。
結局、全席コンセント付き列車を選ぶことに帰結?
その点、上越・北陸新幹線は全席にコンセントがある全列車E7系であり、どの席であっても窓側席のコンセントにこだわらなくなった意味ではありがたいと思います。
東北新幹線は、山形新幹線直通のE8系が全席コンセント付きですが、主流のE5系「はやぶさ」のほとんどはコンセントが窓側のみです。
東海道・山陽新幹線は、N700S系を選ぶのが賢明です。
JR東日本の在来線特急では、常磐線「ひたち」「ときわ」のE657系、中央線「あずさ」「かいじ」のE353系、総武・成田線「成田エクスプレス」「しおさい」E259系が全席コンセント付きです。
東海道線「踊り子」や、中央線でも臨時の「あずさ」等でのE257系は、窓側だけのコンセント付き列車です。
全国的に見れば、新幹線や特急で全席コンセント列車の割合はまだわずかの状況ですが、それを踏まえた上で全席コンセント付き列車を選べば、車内パソコンの人も窓側席確保にこだわらなくなります。
むしろ車外からの光線が入ってくる割合が低い意味では、通路側席を歓迎する人もいるかと思われます。
車窓を楽しみたいこちら側としても極力、全席コンセント付き列車を選べば通路側席からのコード延長時のことなど、余計な想像をする必要がありません。
なお、そんなに窓側だけのコンセントが気になるなら、全席がコンセント付きのグリーン車に乗れという話とは次元が異なります。
また、鉄道ブログ等を移動中の列車で入力する機会のある人には、不快な内容だったかもしれませんが、他意はありませんのでご了承ください。
