「【シニア限定】京急全線1日フリーきっぷ」が売り切れなら「京急全線1日フリーパス」があるさ、ということで「フリーパス」に切り替えるのはどうか、探ってみました
京急で、2025年11月1日に発売を開始した「【シニア限定】京急全線1日フリーきっぷ」(以下、「シニア京急フリーきっぷ」)は京急全線に一日限り有効、発売額500円の結果、すぐに売り切れる結果となりました。
安価さから売り切れの予想はされたものの、あまりに完売には改めて驚かされます。
格安切符が発売されれば、他の用事を後回しにしてでも出掛けたくなってくる証ともいえます。
以前に発売されたJR東日本の「キュンパス」も「シニア京急フリーきっぷ」と同じような傾向で、発売後はすぐに売り切れていたようでした。
さて、「シニア京急フリーきっぷ」で出掛ける気持ちになっていた人はその後、どのような行動になったでしょうか。
単に京急に乗って出掛けるのをやめただけのことでしょうか。
「シニア京急フリーきっぷ」は今回のみの特別な企画切符ではありますが通常、京急全線に乗車するならば「京急全線1日フリーパス」の使用となります。
ただ、「京急全線1日フリーパス」は2,000円であり、「シニア京急フリーきっぷ」500円と比較すると手が伸びないのも仕方ないところです。
不満や文句があるなら使うなと言われればそれまでですが、品川~三崎口の通常の往復運賃が1,480円の状況では「京急全線1日フリーパス」2,000円の価格設定は果たしてどうかと考えさせられます。
品川~三崎口往復で途中何駅に下車すれば元が取れるか?
今回は「京急全線1日フリーパス」でどのように乗れば2,000円の元が取れるかを探ってみたいと思います。
なお、乗車区間については、品川~三崎口を往復する中での途中下車、または分岐線に寄り道下車してのコースでのものです。
品川~三崎口での途中下車8コースでの費用を見る
以下のコースは、最終目的駅の三崎口は下車駅の数には含めない前提での内容ですので、予めご了承ください。
結論として、最小限で2駅に下車すれば2,000円以上になるコースはあります。
ただ、コースによっては3駅下車では2,000円を下回り、4駅下車が必要な場合もあります。
具体例をいくつか掲出します。
【途中2駅下車コースの事例】
(1)羽田空港・小島新田途中下車コース
品川→(327円)羽田空港第1・第2ターミナル(途中下車①)→(327円)小島新田(途中下車②)→(710円)三崎口(下車)→(740円)品川
計2,104円
(2)逗子葉山・浦賀下車コース
品川→(620円)逗子・葉山(途中下車①)→(347円)浦賀(途中下車②)→(313円)三崎口(下車)→(740円)品川
計2,020円
【途中3駅下車コース事例】
(3)羽田空港・小島新田・逗子葉山下車コース
品川→(327円)羽田空港第1・第2ターミナル(途中下車①)→(327円)小島新田(途中下車②)→(510円)逗子・葉山(途中下車③)→(455円)三崎口(下車)→(740円)品川
計2,359円
(4)上大岡・金沢文庫・横須賀中央下車コース
品川→(455円)上大岡(途中下車①)→(228円)金沢文庫(途中下車②)→(277円)横須賀中央(途中下車③)→(313円)三崎口(下車)→(740円)品川
計2,013円
【途中4駅下車コース事例】
(5)終着4駅巡りコース
品川→(327円)羽田空港第1・第2ターミナル(途中下車①)→(327円)小島新田(途中下車②)→(510円)逗子・葉山(途中下車③)→(347円)浦賀(途中下車④)→(313円)三崎口(下車)→(740円)品川
計2,564円
(6)横浜・上大岡・横須賀中央・久里浜下車コース
品川→(313円)横浜(途中下車①)→(228円)上大岡(途中下車②)→(313円)横須賀中央(途中下車③)→(228円)京急久里浜(途中下車④)→(228円)三崎口(下車)→(740円)品川
計2,050円
品川→(620円)横須賀中央(途中下車①)→(228円)京急久里浜(途中下車②)→(180円)津久井浜(途中下車③)→(150円)三浦海岸(途中下車④)→(150円)三崎口(下車)→(740円)品川
計2,068円
【途中9駅下車コース事例】
(8)快特停車9駅下車コース(※久里浜線は久里浜駅のみの下車)
品川→(228円)京急蒲田(途中下車①)→(180円)京急川崎(途中下車②)→(240円)横浜(途中下車③)→(228円)上大岡(途中下車④)→(228円)金沢文庫(途中下車⑤)→(150円)金沢八景(途中下車⑥)→(228円)横須賀中央(途中下車⑦)→(150円)堀ノ内(途中下車⑧)→(180円)京急久里浜(途中下車⑨)→(228円)三崎口(下車)→(740円)品川
計2,780円
(総括)元を取るための無理やりの途中下車感は否めなかった
元々の乗車計画において、(1)のコースのような、品川から羽田空港と小島新田に寄り道してから三崎口へ行き、品川へ戻るコースを組んでいるならば「京急全線1日フリーパス」の価値はあります。
(8)のコース例で、快特停車の9駅もの下車で得する額は780円でしたが、この金額の判断は価値観次第です。
極論すれば品川~三崎口を快特で2往復すれば、あるいは当初から京急の10駅前後に下車する計画であるならば、品川~三崎口往復での途中下車に限らず「京急全線1日フリーパス」での元は取れます。
品川~三崎口往復の場合、下車駅相互間の距離にもよりますが、4駅下車すれば元は取れるだろうというのが結論でした。
しかしながら、そもそも途中下車をしないと購入額の元が取れないから、無理にでも途中下車しようという乗車計画にならざるを得ないのは本末転倒の感が否めません。
それほど「京急全線1日フリーパス」でお得感を感じるのは容易でない印象です。
京急ファンの人は別として、一般の人が使う際の「京急全線1日フリーパス」の安上がりな、お得な使い方は難しいように感じました。
