平行普通列車

常磐線と京成松戸線に魅せられた者のブログです

「京急電鉄と京成電鉄との共同検討に関する合意書締結」に伴う車両面共通化での関心事

新型有料特急と通勤型電車の共通化にあたり、京急と京成のどちらが主導権を握るのか、その間にある都営浅草線側はどのような立ち位置でしょうか?

京急と京成の連名で、2025年10月31日付けで「~持続可能な鉄道の実現、沿線価値向上に向けて~京急電鉄京成電鉄との共同検討に関する合意書締結について」のニュースリリースがありました。

このリリースの中で、車両面については、「地上設備や車両の共通化等について、研究・検討を進めます」「京急電鉄は、新たな輸送サービスの検討に着手し、これにあたり京成電鉄が 2028年度より運行を計画している新型有料特急車両との共通化の検討を進めます」との部分が話題、関心を呼んでいます。

両社それぞれの主力通勤電車形式を足して2で割った、中間的な新型形式車両になるのでしょうか。

 

筆者は、車両の共通化等の研究・検討について、一応は両社一体ではあっても、京急と京成のいずれかが主導権を握るのではないかという点に興味・関心を抱きます。

以下は全て、筆者の勝手な想像です。(順不同)

 

〇新型有料特急は、すでに「スカイライナー」の時速160㎞/h運転実績があり、押上~成田空港間を運行する新型有料特急導入も表明している京成が主導権と思われます。

〇通勤型電車は、京急には先頭車が電動車、台車はボルスタなどのこだわり思想があり、都営浅草線、京成も京急に合わせている経緯があります。

また、製造年数の長さや、今後とも製造を続行するとみられる1000形の実績から、通勤型電車は京急が主導権と思われます。

 

通勤型電車で、京急が京成に合わせた方がよいのではと感じるの車両思想の箇所

筆者の勝手な思いですが、通勤型電車の主導権を握るであろう京急が、京成の車両思想の方に合わせた方がよいと感じる点を列記したいと思います。

 

〇8人掛けロングシートの5&3分割方式(仕切りパイプ)は、京成方式の3&2&3方式の方が着席が着実に守られると思います。

混雑時は別として、さほどの混雑でない状態での5&3席は、5人掛けスペースが広すぎるため、4人でゆったり着席し、着席定員が守られにくい傾向を生みます。

これが3人掛け区分ならば、着席定員が守られやすくなります。

なお、都営浅草線5500形の7人掛け配置では、京急・京成の8人掛けに対して着席定員の減少を生じているため、京急・京成8人掛け配置の方が望ましいと感じます。

〇吊り革で、握る形状が京急は丸形であり、関西の電車でもほとんど同様ですが、京成・都営、JR東日本東京メトロ等で採用している三角型タイプの方が、長い時間、握っているほど楽に感じます。

〇車体側面のLED行き先表示器は、京急は細長すぎます。

京成・都営の大き目サイズのタイプの方が見やすいと思います。

〇乗降ドア上の液晶モニタは、京成・都営の2画面大型タイプが便利です。

〇座席端の袖仕切りは、板面の面積が大きい京成タイプがよいように思います。

〇空調装置は、1000形36,000kcal/hの容量では18m車とはいえ、低すぎるように感じられます。

都営浅草線5500形の50,000kcal/hほどではなくとも、京成3100形・3200形の40,000 kcal/h程度の容量が望まれます。

前照灯はLEⅮ化されると思われますが、列車運行時の視認性確保の趣旨から、京急・京成の既存車両についても全車LEⅮ化を進めた方がよいように思います。

〇運行番号表示器の白色化(フルカラー化)も望まれます。

 

その他の気になる箇所など

京成は、正面貫通式3200形が登場しいたばかりですが、京急1000形20・21次車「Le Ciel」(ル・シエル)のような前面になっていくのでしょうか。

また、京成3200形のような一律4両編成単位の設計思想を、京急は8両・6両固定編成と、どのように新製時に使い分けしていくでしょうか。

 

都営地下鉄側の立ち位置は?

また、それ以前の話として、京急と京成の中間部分を受け持つ都営地下鉄側は、浅草線5500形を所有する中で、京急・京成の車両共通化の中には一切、入りこまないのでしょうか。

今回の件に関しては「隣は何をする人ぞ」的な、黙って様子を見るだけの立ち位置でしょうか。

 

以上、筆者の関心のある部分について書かせていただきましたが、今後の京急・京成と併せて都営浅草線を含め、車両の動きに注目したいと思います。