東京~山形で「つばさ」指定席と、東京~福島は「やまびこ」自由席、福島~山形は特定特急券で「つばさ」指定席空席利用との料金や効率性を比較してみました
2025年12月3日付けの東北新幹線東京~新青森、2026年2月19日付けの秋田新幹線東京~秋田の「全区間自由席+指定席の空席利用時の料金損得をみる」に続く、山形新幹線東京~山形編です。
本題に入る前に、東北新幹線東京~新青森と、秋田新幹線東京~秋田の料金損得結果を振り返ります。
東北新幹線東京~新青森の場合
「はやぶさ」指定席特急料金は7,330円。
東京~盛岡を「やまびこ」自由席5,380円、盛岡~新青森を「はやぶさ」特定特急券で指定席の空席利用2,640円で、合計8,020円。
「はやぶさ」で東京~新青森の全区間「はやぶさ」指定席の方が690円安い結果でした。
秋田新幹線東京~秋田の場合
「こまち」指定席特急料金は8,010円。
東京~盛岡を「やまびこ」自由席5,380円、盛岡-秋田を「こまち」特定特急券で指定席の空席利用1,580円、合計6,960円で、自由席+指定席空席の方が1,050円安くなる結果でした。
山形新幹線東京~山形の特急料金を比較する
①山形新幹線東京~山形の「つばさ」指定席特急料金は5,400円
②東京~福島を「やまびこ」自由席、福島~山形を「つばさ」特定特急券で指定席の空席利用の場合
→「やまびこ」自由席3,740円+「こまち」特定特急券1,130円=4,870円
→東京~福島を「やまびこ」自由席、福島~山形を「つばさ」特定特急券の方が、「つばさ」東京~山形直行利用よりも530円安くなる。
山形新幹線東京~新庄の場合はどうかをみる
参考までに、山形新幹線で東京~新庄の全区間の場合も見てみました。
①山形新幹線東京~新庄の「つばさ」指定席特急料金は5,850円
②東京~福島を「やまびこ」自由席、福島~新庄を「つばさ」特定特急券で指定席の空席利用の場合
→「やまびこ」自由席3,740円+「こまち」特定特急券1,580円=5,320円
→東京~福島を「やまびこ」自由席、福島~新庄を「つばさ」特定特急券の方が、「つばさ」東京~新庄直行利用よりも530円安くなるのは、東京~山形の場合と同じ。
山形新幹線東京~山形の特急料金比較結果
福島での、「やまびこ」自由席と特定特急券の組み合わせで、全区間指定席利用よりも530円安価にはできます。
東京~新庄の場合でも、530円安価の点は山形と同じでした。
しかしながら元々、自由席特急料金や特定特急料金と、指定席特急料金との差額は530円なので、福島で乗り継ぐことでとくに得をするというわけではありませんでした。
山形新幹線東京~山形530円差と、秋田新幹線東京~秋田1,050円差との違い
山形新幹線の場合、東北新幹線区間の東京~福島での速達料金上乗せはしていない区間です。
これに対して秋田新幹線の場合、東京~盛岡の東北新幹線区間で、指定席料金を比較してみると、「やまびこ」5,910円に対し、「こまち」「はやぶさ」は6,430円で、「こまち」には速達料金520円分が上乗せされています。
東京~盛岡で、全車指定席の「こまち」6,430円と、「やまびこ」自由席料金5,380円との差は1,050円となります。
東京~山形の530円差と同様、東京~秋田も本来530円差なのですが、秋田の場合は東京~盛岡の速達上乗せ520円を加算して、計1,050円差ということです。
山形新幹線では東京~福島での速達料金分上乗せがない分、東京~山形と東京~秋田とで、自由席乗り継ぎの差額が開いていると言えます。
「やまびこ」自由席に、盛岡~秋田「こまち」空席乗車と福島~山形「つばさ」空席乗車とでは、もう一つの違いがあった
東京~盛岡を「やまびこ」自由席、盛岡~秋田を「こまち」指定席の空席乗車の場合、盛岡での乗り換えによる待ち合わせ時間が生じます。
列車によっては盛岡で40分近く待つこともあります。
これに対して東京~福島を「やまびこ」自由席、福島~山形を「つばさ」指定席の空席乗車の場合は、併結運転のため、福島到着後、福島駅ホームでの乗り換えを迅速にすれば「やまびこ」から「つばさ」に乗り換えできて、盛岡「こまち」のような待ち合わせ時間が生じない点で、効率的です。
福島での「やまびこ」「つばさ」乗り換え時間2~3分に注意を
ただし、福島での乗り換え時間は短く、下りの「やまびこ」→「つばさ」では3分、上りの「つばさ」→「やまびこ」では2分しかないケースが多くあります。
また、「やまびこ」自由席は1~6号車で、「つばさ」の普通車は12号車以降の車両です。
「やまびこ」の9号車はグリーン車、10号車はグランクラス、「つばさ」11号車もグリーン車であり、10号車から11号車への通り抜けもできません。
下りの場合、福島到着前に「やまびこ」普通車指定席の8号車、前寄り(盛岡側)ドアに移動しておき、福島を降りたら「つばさ」12号車の東京側のドアから乗車するのが望ましい形です。
上りの場合は逆に、福島到着前に「つばさ」12号車の東京側ドアに立ち、福島駅到着後、「やまびこ」8号車ドアを目指す形となります。
グリーン車の9・11号車、とくにグランクラスの10号車での乗降は望ましくなく、8・12号車の普通車指定席からの乗降がホーム内移動乗降時での本来のルールです。
ホーム移動距離は約70mです。
そうなると、そこまでして自由席乗車にこだわるのかということになってきます。
東京~山形の場合、自由席での530円節約で福島乗り継ぎを急ぐことを考えれば、最初から「つばさ」指定席で直通の方が効率的と言えます。
実際には、自由席と特定特急券の組み合わせで東京~福島~山形乗り継ぎをする人は少ないと思われますが、このような方法もあるということでご紹介させていただきました。
