新青森までの往復は集中して混雑するため仙台、山形、直江津付近までとするコース事例です
昨日の、「JR東日本「キュン♥パス」2025年度版でどこへ行く?災害復旧した奥羽線新庄~院内を行くコース事例」の続編です。
これまでの「キュン♥パス」2024度版・2023年度版の状況をみての傾向として、多くの人はまず、東北新幹線で朝早く出発する「はやぶさ」で新青森へ、第二候補では同じく「こまち」で秋田への計画を立てるようです。
どこまで行っても同じ1万円ですから、東京発なら片道約17,000円、往復約34,000円の新青森まで行きたくなるのは自然なことではあります。
ただ、考えることは誰しもが同じなので、東京6時~8時台発列車で新青森へ行き、帰路は現地夕方以降の新青森発で戻るパターンに集中し、指定席の確保が容易ではありません。
今回は、「キュン♥パス」で1万円以上の元が取れればよしと割り切り、指定席券が比較的確保しやすい東京から仙台、山形、長野周辺までの日帰りコースで組んでみました。
1 仙台往復コースその1
東京7:52→常磐線特急「ひたち3号」指定席①→12:28仙台→仙台周遊→仙台15:25→東北新幹線「やまびこ60号」指定席②→17:24東京
【補足】
東京~仙台を、常磐線特急「ひたち」と東北新幹線で経路を変えて往復する、もっともオーソドックスなコースです。
常磐線の海岸線車窓が見どころです。
東北新幹線では、「はやぶさ」は指定券が取りにくいので、あえて「やまびこ」にしています。
2 仙台往復コースその2
東京8:07→東北新幹線「やまびこ127号」指定席①→10:11仙台→仙台周遊→仙台14:16→常磐線特急「ひたち22号」指定席②→18:43東京
【補足】
1のコースと逆回りの内容で、仙台発着「ひたち」の本数が限られるため、車窓も考慮すると上記時間になります。
帰路を在来線特急にするか、東北新幹線にするかによりますが、一般的には帰路を新幹線にした方が楽ではあります。
東京7:52→常磐線特急「ひたち3号」指定席①→12:28仙台13:00→東北線普通列車→13:26槻木13:40→阿武隈急行普通列車→15:08福島15:51→東北新幹線「やまびこ60号」指定席②→17:24東京
【補足】
1のコースで、仙台→福島を阿武隈急行線にこだわって乗車するコースです。
阿武隈急行は将来的な論議がされる中、存続の方向性が出されました。
阿武隈急行は第三セクター路線では唯一の交流電化路線で、槻木→福島は別途運賃で980円です。
4 仙台・山形コースその1
東京7:52→常磐線特急「ひたち3号」指定席①→12:28仙台12:50→仙山線快速→14:12山形14:52→山形新幹線「つばさ88号」指定席②→17:36東京
【補足】
1のコースで、仙台→東京を仙山線山形経由とするコースです。
5 仙台・山形コースその2
東京8:07→山形新幹線「つばさ125号」指定席①→11:05山形12:00→仙山線快速→13:21仙台14:16→常磐線特急「ひたち22号」指定席②→18:43東京
【補足】
前記の逆コースです。
筆者はこのコースで、山形新幹線に入ってから庭坂駅通過後、右側前方に見える急勾配を行く架線柱と、その地点で後ろを振り返る福島盆地の車窓がお気に入りです。
東京7:52→常磐線特急「ひたち3号」指定席①→12:28仙台13:13→仙石東北ライン快速→14:13石巻14:21→石巻線普通列車→14:46女川14:55→石巻線→16:10小牛田16:47→陸羽東線普通列車→16:59古川17:08→東北新幹線「はやぶさ110号」指定席②→18:56東京
【補足】
仙台から石巻経由で終着駅の女川まで行き、帰路は小牛田、古川経由で東北新幹線に乗車するコースです。
時間的に古川→東京の帰路で「やまびこ」がない時間帯で、盛岡~仙台各駅停車型の「はやぶさ」となります。
7 長野往復コースその1
新宿8:00→中央線「あずさ5号」指定席①→10:37松本11:06→篠ノ井線「しなの5号」自由席→11:59長野→長野周遊→長野15:03→北陸新幹線「あさま644号」指定席②→16:40東京
【補足】
東京~長野を、中央線特急「あずさ」と北陸新幹線で経路を変えて往復する、オーソドックスなコースです。
篠ノ井線姨捨の善光寺平が一番の見どころで、北陸新幹線は混雑の少ない「あさま」乗車としています。
8 長野往復コースその2
東京9:04→北陸新幹線「あさま605号」指定席①→10:41長野→長野周遊→長野13:00→篠ノ井線「しなの14号」自由席→13:52松本14:06→中央線「あずさ74号」指定席②→17:08新宿
【補足】
東京~長野往復で前記と逆回りのコースです。
善光寺平の眺望は、トンネルを出ていきなり開ける松本→長野方向の方がより感動すると思いますが、長野→松本で徐々に標高が上がっていく展望が長く見える方がいいという人もいます。
9 信越線海岸線コースその1
新宿8:00→中央線「あずさ5号」指定席①→10:37松本11:06→篠ノ井線「しなの5号」自由席→11:59長野12:06→北陸新幹線「はくたか559号」自由席→12:28上越妙高13:09→信越線「しらゆき3号」自由席→14:15長岡14:49→上越新幹線「とき324号」指定席②→16:28東京
【補足】
長野→長岡を上越妙高、信越線経由とするコースで、青海川駅を中心とする日本海車窓が篠ノ井線善光寺平と合わせての見どころです。
10 信越線海岸線コースその2
東京8:22→上越新幹線「とき307号」指定席①→9:58長岡11:17→信越線「しらゆき4号」自由席→12:24上越妙高13:02→北陸新幹線「はくたか562号」自由席→13:21長野14:00→篠ノ井線「しなの16号」自由席→14:51松本15:10→中央線「あずさ42号」指定席②→18:04新宿
【補足】
前記の逆回りコースです。
一日4往復の「しらゆき」の時間帯に合わせて計画するのがポイントです。
11 北越急行コースその1
新宿8:00→中央線「あずさ5号」指定席①→10:37松本11:06→篠ノ井線「しなの5号」自由席→11:59長野12:06→北陸新幹線「はくたか559号」自由席→12:28上越妙高13:09→信越線「しらゆき3号」自由席→13:23直江津14:05→北越急行普通列車→15:43越後湯沢16:00→上越新幹線「たにがわ412号」指定席②→17:20東京
【補足】
直江津→柏崎の信越線海岸線コースを、トンネル中心の高速第三セクター、北越急行に変えて、北陸新幹線金沢開業前の、在来線特急「はくたか」時速160㎞/h運転を懐かしむものです。
トンネルが多く、疲れてきている時間帯なので睡魔との戦いになることもあります。
12 北越急行コースその2
東京8:52→上越新幹線「とき309号」指定席①→10:20越後湯沢10:41→北越急行普通列車→12:18直江津12:38→えちごトキめき鉄道普通列車→12:54上越妙高13:02→北陸新幹線「はくたか562号」自由席→13:21長野14:00→篠ノ井線「しなの16号」自由席→14:51松本15:10→中央線「あずさ42号」指定席②→18:04新宿
【補足】
前記の逆コースです。
北越急行では、使われなくなったトンネル内での行き違いスペースの信号場空間など、栄枯盛衰を感じとります。
以上ですが、参考までに東京から主要駅への新幹線・在来線特急の、通常の運賃・料金は以下の状況です。
・北陸新幹線東京~長野:約8,000円
・常磐線東京~仙台:約9,000円
・中央・篠ノ井線新宿~長野:約9,000円
・東北新幹線東京~仙台:約11,000円
・山形新幹線東京~山形:約11,000円
往復すれば約2万円前後であり十分、元は取れるコースです。
仙台・山形ではあまり得をしないと考えず、1万円以上得をするという思考に切り替えましょう。
東京~軽井沢、那須塩原往復でさえ発売額の元は取れる安価さゆえの「キュン♥パス」人気です。
「キュン♥パス」で新幹線の「中」距離旅の参考になるものがあったら幸いです。
