JR東海の「春(夏・冬)の乗り放題きっぷ」と「17私鉄 乗り鉄たびきっぷ」、どちらを選ぶか、特徴を比較してみました
JR東海では、「JR東海☆春の乗り放題きっぷ」と、「JR東海&17私鉄 乗り鉄☆たびきっぷ」を発売します。
今回は、JR東海の路線に乗る際、両者に切符にどのような違いがあるのか、どちらを選んだほうがよいのかを見てみました。
なお、「JR東海&17私鉄 乗り鉄☆たびきっぷ」は、2026年3月までは大井川鐵道を除いた「16私鉄」となっていますので、ご了承ください。
「JR東海☆春の乗り放題きっぷ」の特徴
〇期間限定発売
〇「JR東海☆春の乗り放題きっぷ」は、2026年2月28日~4月6日の設定
〇同きっぷの2025年度「夏の乗り放題」は、2025年7月19日~9月10日の設定(2026年度は未定)
〇同じく「冬の乗り放題」は、2025年12月13日2026年1月13日の設定(2026年度は未定)
〇2日間有効、3,900円
〇フリー区間であっても、新幹線・特急乗車は不可
〇私鉄はフリー区間の対象外
〇新幹線の着駅を熱海~米原のいずれかの駅として、新幹線に乗車することが条件
〇土曜・休日を利用開始日として、連続する2日間乗車対象に発売
〇2026年4月から通年発売
〇2日間有効、9,200円
〇新幹線・特急も特急券購入で乗車可能
〇フリー区間の17私鉄内訳(順不同。以下、同)
伊豆箱根鉄道駿豆線、岳南電車、静岡鉄道、大井川鐵道大井川本線金谷~川根温泉笹間渡、天竜浜名湖鉄道、遠州鉄道、豊橋鉄道渥美線・市内線、愛知環状鉄道、JR東海交通事業城北線、名古屋臨海高速鉄道あおなみ線、明知鉄道、長良川鉄道、養老鉄道、樽見鉄道、伊勢鉄道、近江鉄道、三岐鉄道北勢線
参考までに、フリー区間内の主な駅間運賃を掲出します。
◆JR東海在来線関係(順不同)
〇紀勢線名古屋~新宮4,260円
〇高山線名古屋~猪谷4,070円
〇中央線名古屋~塩尻3,080円
◆私鉄関係
〇養老鉄道揖斐~桑名950円
〇伊勢鉄道河原田~津520円
〇三岐鉄道西桑名~阿下喜510円
〇岳南電車吉原~岳南江尾370円
〇静岡鉄道新静岡~新清水350円
どちらの切符を選ぶかの目安
雑駁ですが、以下が結論です。
なお、「JR東海☆春(夏・冬)の乗り放題きっぷ」は「乗り放題きっぷ」で、
「JR東海&17私鉄 乗り鉄☆たびきっぷ」は「たびきっぷ」で表記します。
〇1年中いつでも利用したい場合 →「たびきっぷ」
〇新幹線・特急に乗車する場合 →長距離区間の乗車ほど「たびきっぷ」が有利
〇17の私鉄に少しでも多く乗車の場合 →「たびきっぷ」
〇気軽に購入したいなら →「たびきっぷ」
総括
「乗り放題きっぷ」は、普通列車本数の多い東海道線区間を中心として、JR東海の普通列車中心の乗車であれば「たびきっぷ」よりも安価となります。
ただし「乗り放題きっぷ」は、普通列車のみ対象のため、名古屋から紀勢線新宮、中央線塩尻、高山線猪谷方面往復の場合、普通列車は本数が限られるほか、所要時間を要する点に留意が必要です。
東海道新幹線に乗車してから利用できる条件の「乗り放題きっぷ」は、ルールが億劫に感じることがあります。
熱海・静岡・名古屋から「乗り放題きっぷ」を使う場合でも、熱海→三島、静岡→掛川、名古屋→三河安城など、わざわざ東海道新幹線に乗車させて運賃・料金を払う必要があります。
特急乗車の方が計画しやすい点では「たびきっぷ」の方が便利です。
熱海から米原へ一挙に移動したい場合も、新幹線特急券の別購入で利用できる「たびきっぷ」が有利です。
「たびきっぷ」は「乗り放題きっぷ」よりも、購入が簡単・手軽なのも利点です。
全般的には「たびきっぷ」の方をお勧めします。
以上、ありきたりな結論ではありますが、参考になるものがあれば幸いです。
