東京(新宿)~飯田を東海道新幹線豊橋経由、中央線辰野経由の飯田線と高速バスとのダイヤ、運賃・料金等を見てみました
飯田線連続記事の5回目です。
今回は、東京~飯田の移動についての話です。
東京から飯田に行く場合、交通手段は何が思いつくでしょうか。
東海道新幹線豊橋経由で飯田線でしょうか。
それとも中央線岡谷経由での飯田線でしょうか。
あるいは列車でなく、新宿~飯田間の高速バスでしょうか。
この3種のルートについて、2026年3月14日ダイヤ改正後のダイヤ状況、運賃・料金状況を比較してみました。
なお、記載の列車・バス時刻は一部のみの記載ですので、ご了承ください。
1 東海道新幹線豊橋経由
1ー1 東京→東海道新幹線「ひかり」→豊橋→飯田線→飯田
東京 6:21→「ひかり631号」→ 7:48豊橋 8:12→飯田線普通列車 →飯田13:04
東京 8:33→「ひかり635号」→ 9:55豊橋10:08→特急「伊那路1号」→飯田12:41
東京 8:33→「ひかり635号」→ 9:55豊橋10:42→飯田線普通列車 →飯田14:40
東京16:33→「ひかり651号」→17:53豊橋18:20→特急「伊那路3号」→飯田21:00
(他の列車は略)
1ー2
飯田→飯田線→豊橋→東海道新幹線「ひかり」→東京
飯田 6:18→飯田線普通列車 →10:01豊橋10:51→「ひかり644号」→12:12東京
飯田 7:04→ (同上) →11:16豊橋11:41→「こだま816号」→13:48東京
飯田 9:58→特急「伊那路2号」→12:31豊橋12:51→「ひかり648号」→14:12東京
飯田15:55→特急「伊那路4号」→18:31豊橋18:48→「ひかり660号」→20:12東京
(他の列車は略)
【運賃・料金】「ひかり」「伊那路」組み合わせの指定席で、東京~飯田間片道13,470円
2 中央線岡谷経由
2ー1
新宿~特急「あずさ」~上諏訪・岡谷~飯田線普通列車~飯田
新宿 7:00→「あずさ1号」→9:13上諏訪9:22→飯田線普通列車→12:18飯田
新宿 8:00→「あずさ5号」→10:19岡谷10:42→ (同上) →13:24飯田
新宿10:00→「あずさ13号」→12:19岡谷12:30→ (同上) →14:42飯田
(以下、略)
2ー2
飯田→飯田線普通列車→岡谷→特急「あずさ」→新宿
飯田5:45→飯田線普通列車→ 7:59岡谷 8:27→「あずさ12号」→11:08新宿
飯田6:43→ (同上) → 9:06岡谷 9:26→「あずさ16号」→12:09新宿
飯田8:16→ (同上) →11:05岡谷11:26→「あずさ16号」→13:42新宿
(以下、略)
【運賃・料金】新宿~岡谷「あずさ」指定席で、東京~飯田間片道7,830円
3 高速バス直行
3-1
新宿発→高速バス→飯田着
6:55→10:59
8:05→12:21
9:05→13:21
11:05→15:21
12:05→16:21
(以下、略)
3-2
飯田発→高速バス→新宿着
5:00→ 9:15
5:50→ 9:53
6:20→10:35
7:10→11:25
7:50→12:05
8:20→12:23
(以下、略)
【運賃】片道5,200円、最繁忙期5,500円
総括
東京(新宿)~飯田の移動は高速バスの独壇場のようです。
所要時間、運賃・料金・本数のすべてが充実しており、鉄道は高速バスに対して厳しい状況です。
毎時ほぼ1往復、所要4時間、片道5,200円は格安、迅速、便利です。
最繁忙期は5,500円になりますが、それでも鉄道よりずっと安価です。
東海道新幹線や中央線特急「あずさ」が高速でも、飯田線に入ってから飯田までは豊橋側、辰野側のいずれも時間を要します。
飯田線の特急は豊橋~飯田の「伊那路」があり、「伊那路」運転時間に合わせて東京からの移動計画が合わせられれば理想ですが、新幹線・特急乗り継ぎで所要時間は高速バスと互角でも本数、運賃・料金に大きな開きがあり、バスはほぼ毎時運転で飯田直行、乗り換え不要も強みです。
豊橋~飯田は「伊那路」で約2時間30分、普通列車で約4時間です。
「伊那路」の走らない時間帯は普通列車での移動になります。
また、中央線経由で辰野側から飯田に向かう場合は普通列車の一択ですが、所要時間は2時間から3時間で、列車によって所要時間が異なります。
飯田線の普通列車だけで3時間~4時間の状況では、東京からはバス選択が避けられず、東京~飯田は高速バス一本で止む無しではありますが、JR東海としては臨時急行「飯田線秘境駅号」で飯田線経由の旅を盛り上げてほしいところです。
「飯田線秘境駅号」の増結は困難と思われますが、運転日の増加が望まれます。
辰野側でも、JR東日本のE353系12両編成で、新宿発は「あずさ」と併結し、付属3両を岡谷で分割しての新宿~飯田の特急設定は、E353系の車両不足は別として、需要が見込めないでしょうか。
松本。長野側でも、岡谷経由での飯田までの特急設定は無理でしょうか。
飯田線自体はJR東海でも、辰野から先はJR東日本になるため、豊橋側とは違って、辰野側は会社間の垣根がありますが、長野発着1往復、松本発着1.5往復の実績もあります。
JR東日本との協調で、辰野側でも東京・松本の両側から飯田線利用を盛り上げてほしいものです。
(参考)飯田市について
面積は658.66㎢で、長野県内では松本市、長野市、伊那市についで4番目の面積です。
2026年2月末現在の住民基本台帳人口は93,376人、世帯数は40,399世帯です。
飯田の地名は「結いの田」が語源とされています。
リニア中央新幹線の長野県駅は、飯田線と交差する飯田市内、元善光寺付近で計画されています。
