平行普通列車

常磐線と京成松戸線に魅せられた者のブログです

横浜~大宮の上野東京ラインと湘南新宿ラインのダイヤを比較する

横浜~大宮間は、上野東京ラインと湘南新宿ラインのどちらが速いでしょうか?

横浜~大宮の移動は、国鉄時代は横浜~東京は東海道線、東京~上野は山手線・京浜東北線、上野~大宮は東北線・高崎線列車に乗り継いで移動していました。

京浜東北線で乗り換えなしに行くこともできますが、停車駅が多く、所要時間もかかります。

2001年からは湘南新宿ラインの設定により、横浜~大宮の速達移動ができるようになり、さらに東京と上野を結ぶ上野東京ラインが2015年に開通してからは、東京・上野経由で行けるようになりました。

 

横浜~大宮の移動については現在、上野東京ラインの列車を主体に、湘南新宿ラインの列車が補助しているイメージですが、実際の所要時間や列車本数はどうでしょうか。

今回は、平日の7時台~9時台を基準に、横浜~大宮の両路線のダイヤを比較してみました。

 

◆横浜発→大宮着列車時刻の比較

ここでは、上野東京ラインと湘南新宿ラインの2路線の発着時刻が接近している時間帯のみでの比較表記となっていますので、予めご了承ください。

 

上野東京ライン 湘南新宿ライン

8:10→  9:14        8:09→  9:16

8:17→  9:21        8:18→  9:27

8:34→  9:40        8:35→  9:41

9:03→10:01        9:03→10:13

9:17→10:19        9:19→10:27

9:40→10:40        9:37→10:44

 

◆大宮発→横浜列車時刻の比較(同上)

上野東京ライン 湘南新宿ライン

7:17→  8:19     7:18→  8:24

7:32→  8:35     7:29→  8:35

7:52→  8:58        7:52→  9:00

8:11→  9:16        8:12→  9:26

8:30→  9:32        8:28→  9:37

8:48→  9:51        8:46→  9:53

9:18→10:21        9:17→10:23

9:44→10:43        9:43→10:49

 

【所見】

◆所要時間は上野東京ラインの方が速く、本数も多い点で有利

上記、平日の7時~9時台を比較した限りでは、全般的に上野東京ラインの方が湘南新宿ラインよりも速く、本数も多い点で有利でした。

最速列車では、上野東京ラインで所要66分、湘南新宿ラインで同74分でした。

また、最遅列車では、上野東京ラインで所要58分、湘南新宿ラインで同66分でした。

 

◆横浜~大崎、池袋~赤羽で迂回ルートの湘南新宿ライン

湘南新宿ラインのルートは、横浜~大崎(品川)での東海道線と、また池袋~赤羽での埼京線の直線型配置に比べて大きく迂回しています。

横浜~大宮の上野東京ライン経由は59.1㎞ですが、湘南新宿ラインの迂回ルートは約8㎞ほど長い走行距離となっています。

 

◆横浜→大宮直通列車の運転本数について

横浜発時刻を基準として、上野東京ラインは、7時台9本、8時台8本、9時台7本。

湘南新宿ラインは、7時台5本、8時台5本、9時台4本でした。

7~9時台の3時間で、上野東京ラインの方が5本多い結果でした。

湘南新宿ラインは、鶴見~池袋間で、埼京線や相鉄線直通列車も入ってくるため、設定本数に限度があります。

また横浜→大宮方向では、大崎駅に入る手前で蛇窪信号場があり、横須賀線下り列車との平面交差もダイヤ上のネックとなっています。

 

◆大宮→横浜の、直通列車の運転本数について

大宮発時刻を基準として、上野東京ラインは、7時台8本、8時台7本、9時台5本。

湘南新宿ラインは、7時台8本、8時台5本、9時台4本でした。

7~9時台の3時間で、上野東京ラインの方が3本多い結果でした。

平日朝の大宮発の上野東京ラインは、上野止まりが多くあるのが特徴です。

これは、上野~東京で常磐線の特急と普通列車も上野東京ラインに入ってくるためです。

 

日中の横浜~大宮移動では、上野東京ラインは10分間隔で所要時間約59分、湘南新宿ラインは同15分間隔、約66分、特快で約61分です。

 

◆大宮と横浜から乗車時の留意点

大宮から乗車の場合は、東北線と高崎線のホームが異なるため、発車時刻に合わせた発車ホームの確認が必要です。

横浜をはじめ、浦和、赤羽からの乗車で、発車時刻を見ないでホームに向かうなら上野東京ライン、東海道線・東北線ホームの方が安心感はあります。

 

◆ダイヤが乱れている時の路線選択

上野東京ラインの品川、東京、上野の主要駅に対し、湘南新宿ラインは渋谷、新宿、池袋の主要駅に停車し、それぞれの停車駅の特性が異なります。

また、上野東京ラインは全区間で京浜東北線と並行し、さらに品川~上野では山手線とも並行し、間接的なフォローがあります。

湘南新宿ラインは、横浜~西大井での横須賀線、大崎~池袋での山手線、池袋~赤羽での埼京線のフォローもありますが、上野東京ラインのフォローには及びません。

 

極論として、横浜~大宮移動で、上野東京ライン・湘南新宿ラインの両方とも列車ダイヤが乱れている際の路線選択としては、京浜東北線や並行私鉄選択を別とすれば、上野東京ラインの方が安心感はあります。

 

(余談)車窓の比較

以下は、車窓比較の余談です。

上野東京ラインでは、品川~秋葉原、日暮里~田端で東海道・東北新幹線との並走、品川~横浜で京急との並走、品川基地での285系「サンライズ瀬戸・出雲」等が車窓に展開します。

京急との並走は醍醐味であり、京浜東北線を追い抜く光景も上野東京ラインならではです。

 

ただ、車窓のこだわりや好みにもよりますが、筆者は湘南新宿ラインの車窓にも惹かれます。

鶴見付近から新鶴見信号場付近に向かう際の迂回、同信号場内を行きかう貨物列車、かつての新鶴見操車場を思い出だす広大さ、武蔵小杉~西大井での東海道新幹線との並走、横須賀線と分離する蛇窪信号場の渡り線、大宮到着前の武蔵野貨物線との合流、東北線上り貨物線と離れる大宮操車場などの見どころがあるからです。

かつての東海道・山手・東北の各貨物線を行く貨物列車が多く見られるほか、大手私鉄の各路線も多く見られます。

 

ただし、時間等で余裕があることが前提で、現実には乗車時間の短い上野東京ラインの選択に惹かれがちなのも事実です。

それでも、どこかの歌ではありませんが「月がとっても青いから遠回りして」の気持ちで、わざわざではあっても、湘南新宿ラインでの迂回乗車価値もあると思います。

 

横浜~大宮移動は上野東京ライン一筋でなく、時には湘南新宿ラインでの移動、車窓比べはいかがでしょうか。