「大人の休日倶楽部パス」が5日間有効、特急全車指定席の中、指定席利用6回では少なすぎるため、利用回数見直しに関する意見提案です
JR東日本から、大人の休日倶楽部パス2026年度の発売が公表されました。
「東日本」「東日本・北海道」「北海道」の3種のエリアがあり、それぞれに普通車用とグリーン車用があります。
有効期間は5日間、指定席は6回まで利用できる点は共通です。
指定席6回利用では少なすぎる「東日本・北海道」用
大人の休日倶楽部パスの利用にあたっては、5日間有効の中で指定席利用6回をどの列車、どの区間に充てようかと考え、悩むのが通例です。
自由席ならば何回でも乗れるわけですが、JR東日本の首都圏発着の特急、JR北海道の特急は全車指定席化されています。
5日間の毎日、特急に乗るとすれば、指定席利用は実質的に一日1回となります。
特急を一日2回以上乗る場合は、別に特急券を購入するか、普通列車で移動することになります。
「東日本・北海道」用で東京から札幌を往復すれば、東北・北海道新幹線「はやぶさ」と函館・室蘭・千歳線特急「北斗」だけで計4回分の指定席利用となり、指定席の残りは2回分となります。
北海道内の特急は全列車が全車指定席であり、残2回分だけでは当然、不足があります。
また、札幌近郊相互間以外は、普通列車の本数が少なく、普通列車での移動も長い時間を要するので、特急乗車に限られるケースがほとんどと思われます。
大人の休日倶楽部パスで北海道の特急が座席未指定券扱の点は評価
ただし、北海道の特急は、ほとんどが座席未指定券が適用の列車であり、大人の休日倶楽部パス本券に「座席未指定券」の効力があるものとして、指定席券を取らなくても空席を利用できる、すなわち特急券別途購入不要の点はよいと思います。
この場合、列車内では、指定券を所持した人が来た都度、他の空席に移動の繰り返しで、最終的に満席になればデッキ等で立つことになります。
「北海道」用はもとより、とくに「東日本・北海道」用では、指定席が6回分では追いつかないのが実情で、特急券購入不要の配慮はよいのですが、抜本的な解決としては当パスの価格変動に影響しようとも、指定席乗車の回数を増やす必要があると思われます。
乗車の都度特急券が必要なJR東日本の全車指定席特急と大人の休日倶楽部パスの相性度
一方、JR東日本の首都圏の特急は、JR北海道の特急よりも早く全車指定席化されていますが、大人の休日倶楽部パスにおけるJR北海道のような座席未指定券扱いの特急乗車は認められていません。
同パスで在来線特急乗車の場合、その都度、同パス6回分から充てるか、特急券別途購入となります。
東京から東海道線で伊豆、中央線で甲州、常磐線で常陸、総武・京葉線で房総方面へ、同パス使用により特急で向かう場合、6回分の上限を超える可能性が高くなってきます。
7回目以降の特急乗車は特急券購入となります。
東北・上越・北陸新幹線は「やまびこ」「とき」「はくたか」の自由席で救われますが、前記首都圏4方面の在来線特急にはそのフォローがありません。
かといって、特急が頻繁運転の幹線に普通列車往復では、大人の休日俱楽部の優位性が半減となります。
大人の休日倶楽部パスの指定席6回利用に見直しの私案について
大人の休日倶楽部パスにおける指定席6回上限と、首都圏全車指定席特急での特別な配慮がないことは実用的に不足すると考えます。
JR東日本の在来線特急に対する対応としては、以下の2点が考えられるかと思います。
(1)JR北海道と同様に、大人の休日倶楽部パスきっぷ本券に「座席未指定券」の効力があるものとし、指定席を取らずに「普通車指定席の空いている席」を利用できるようにする方法
この場合、東京から品川、上野、新宿までの短区間であっても、無制限に乗車できる等の課題はあるが、新幹線自由席での東京~上野~大宮でも同様であり、割り切ることになります。
現時点のJR東日本ではまだ採用しないかと思われます。
(2)現在の指定席乗車6回に加えて、在来線専用の指定席4回分を追加し、計10回の指定席利用とする方法
→全10回の指定席交付回数のうち、6回分は現行同様、新幹線・特急・快速等の指定席を対象。
残4回分は、自由席と特定特急券方式のある新幹線(東北・上越・北陸・山形・秋田の各新幹線)全線は対象外とし、在来線特急等に限り有効とするものです。
これは、全車指定席の在来線特急利用への配慮とともに、同時に品川~東京~東京のような短区間での特急乗車抑止を兼ねるものです。
今回、発売額が改定されましたが、有効期間5日間で指定席6回のバランス、実用性を考慮すれば、額の見直しがあっても10回利用、一日当たり2列車利用の方が全般的には歓迎されると思われます。
10回目を超えての指定席利用、特急券別途購入なら納得できます。
この指定席利用6回を10回とするのは「東日本」用だけでなく、「東日本・北海道」「北海道」用にも当てはまるものです。
普通車用での「東日本」20,000円、「東日本・北海道」28,000円、「北海道」18,070円の価格改定が伴うことはやむを得ないと思います。
指定席利用が6回までの範囲で利用している人、7回目以降の指定席利用の別途料金負担を受けとめている人には納得されないかとは思いますが、両方を立てられない中での全般的な視点としては、広大なエリア5日間での全車指定席6回では困難と考えます。
JR東日本では、7回目以上の特急乗車は、特急料金の自己負担や、普通列車に変更など、利用者側で工夫すべきとの認識かもしれません。
5日間の毎日すべて列車に乗っているわけではない、観光もしているだろうということかもしれません。
不満があるなら使わなくていいと言えばそれまでですが、今後の大人の休日倶楽部パスの普及促進拡大を期待し、勝手な提案として書かせていただきました。
