以前から予想されていた中央・篠ノ井線高尾~長野へのE131系正式投入に対する関心事を列記したものです
JR東日本八王子支社と長野支社の連名により、2026年5月7日付けで「中央本線・篠ノ井線・信越本線に新型車両を投入します」とのプレスリリースがありました。
2026年秋頃から高尾~塩尻~長野間にE131系を3連20編成、計60両を投入する内容です。
「中央本線・篠ノ井線・信越本線向け新型車両の概要」別紙1の、3両編成のイラスト図においては、座席幅拡大・低座面化、クッション性向上、多言語による情報提供、ホームとの段差低減、非常通話装置増設、空調装置の改善が謳われています。
また、別紙資料2の中の比較表においては、座席1人当たりの幅拡大、モニタ装置設置、LED車内案内表示器、トイレの洋式化・電動車いす対応、フリースペース設置、車内防犯カメラ、ワンマン運転対応等、211系にはない特徴があります。
E131系については、すでに房総地区、相模線、日光線、東北線(宇都宮線)、鶴見線、仙石線などで実績があり、今回の中央線・篠ノ井線はそれに継ぐものです。
篠ノ井線や中央線の峠越え区間を4扉車ロングシートのE131系が行くのも妙な気はしますが、JR東日本の考え方として受けとめるしかありません。
今回は、中央・篠ノ井線高尾~塩尻~長野へのE131系投入に対する関心事を順不同で書かせていただきたいと思います。
〇E131系3両編成と211系3両編成とでは、座席数はどの程度減るか?
→雑駁には、E131系は1両約40席、同じく211系は約65席で、3両編成では70席程度の減、6両編成では140席程度の減となるか。
〇E131系は3両編成が基本だが、高尾~大月~甲府は3連2組の6両編成であるか?
→時間帯によっては高尾発着で3両編成もあるか。
→高尾~大月は中央線快速12両編成の中で、E131系の3両編成はあり得ないか。
〇その他、211系6両編成のE131系による3両編成化列車はどの程度あるか?
〇JR東海の中央線、飯田線には乗り入れるか?
→JR東海の3扉車とJR東日本E131系の4扉車との相違による、乗り入れ見直しの影響はないか。
→JR東海の直通運用には、引き続き211系を充てるか。
充てるとすればいつまでの見通しか。
〇富士急行線に乗り入れる可能性はあるか?
→臨時列車等で、高尾発時点は6両編成、大月から富士急行線内は3両ということもあるか。
〇今後、大糸線に乗り入れる可能性はあるか?
→今回のE131系は、あくまで中央線・篠ノ井線の高尾→塩尻~長野間での限定の運用か。
〇今後、しなの鉄道に乗り入れる可能性はあるか?
→臨時列車等で今後、長野から妙高高原、上田方面に乗り入れる可能性はどうか。
〇高尾~長野間での、ワンマン運転実施の可能性はどうか?
→6両編成ワンマン運転で、姨捨駅・桑ノ原信号場でのスイッチバック時、運転業務は変化するか?
〇他の地区のE131系との相違、変更点には、どのような個所での内容があるか?
他のE131系との互換性はあるか?
→パンタグラフ付近の屋根高さは低くなっているか。
〇211系は、E131系新製と同数の60両を廃車するか?
廃車は60両以上になるか。
〇E131系置き換え以外の211系編成は長野に残るか?
〇211系の、他地区への移動、転属はあるか?
〇他地区のE131系の長野転属はあるか?
E131系の4扉化とロングシート化
E131系によるロングシート化については、JR東日本の高崎線・花巻線 HB-E220系、奥羽線(山形線)E723系にも見られます。
JR東日本に限らず、JR東海315系やJR九州811系・813系、JR北海道の札幌近郊733系や室蘭方面の737系でも同様の傾向です。
プレスリリースで、211系との比較表の中で定員については比べていませんが、E131系によるロングシート化や、4扉化等により座席定員が減ることの話題を避ける意図もあろうかと思われます。
定員減については、フリースペースやトイレのバリアフリー化等による要因もありますので、E131系による改善点を謳った上で、211系との定員比較は事実として、表記してあってもよいのではないかと感じました。
今後のJR東日本によるE131系の詳報に注目したいと思います。
