平行普通列車

常磐線と新京成に魅せられた者のブログです

松戸市内 新京成と武蔵野線新駅話

松戸市内の新京成武蔵野線の新駅構想、現在の状況は?

 

新京成の新駅の話は1992年7月開設の新鎌ケ谷駅以降は沈静化していますが、八柱-常盤平間の新駅構想の話を時折、耳にすることがあります。

両駅の中間地点に「森のホール」があって、この文化施設への利便性を図る趣旨でした。

同ホールは1993年11月の開館ですが、その頃は交通アクセスとして新京成新駅の話題が結構出ていました。

現場では線路の両側に道路があり、現状の地平のまま新駅を造るスペースは見出せません。

線路を高架にするにも道路を狭くして空間を確保する必要があります。

新京成には新駅に対する利点はあるでしょうか。

森のホール利用者が、クルマやバスから新京成に転移してくれれば意義はあります。

しかし八柱(新八柱)、常盤平から会場まで徒歩15分であり、人と会話しているうちに会場に着きます。

森のホールの人気行事は21時前後終了のことが多いため、どうしてもクルマ利用の割合が高くなり、クルマから新京成への転移はさほど見込まれないと思われます。

また、新駅付近に居住、通勤する人が、八柱又は常盤平から新駅へと乗降駅が変わるだけでは意義がありません。

今ではホールが開設して約30年近くになり、新駅の話題自体がなくなりました。

会場周辺や新京成の線路付近でも新駅要望に関するものは見当たりませんでした。

 

松戸市内ではその後、北総線東松戸駅との接続利便を図るため、1998年に武蔵野線東松戸駅が開業し、新駅の話題は東松戸に移りました。

 

同市内における新駅の話は武蔵野線新松戸-新八柱間にもあります。

2017年12月に松戸市総合医療センターが開設され、武蔵野線の線路から比較的至近のため、同病院のアクセスとして武蔵野線新駅の話が持ち上がりました。

この新駅は、21世紀の森と広場のアクセスにも活用できるほか、宅地開発の話も持ち上がっています。

 

しかし近年は常磐線新松戸駅の快速停車の話題が中心になっています。

常磐快速が新松戸に停車すれば武蔵野線との利便性向上は明らかですが、経費や土地確保等の関連でまだ時間を要しそうです。

 

いずれにしても常磐快速線新松戸駅ホーム設置と、武蔵野線新松戸-新八柱の新駅との同時並行の整備促進は難しいところです。