平行普通列車

常磐線と新京成に魅せられた者のブログです

2023-07-01から1ヶ月間の記事一覧

全国の観光列車の愛称名を見る

長すぎるローマ字、お遊びの愛称名等の風潮を考える 観光列車とは、名前のとおり観光を目的に運行する列車です。 観光列車は、鉄道側にとっては集客力があり注目度、話題性の点でも効果があるため、目玉商品の一つです。 観光列車にはそれぞれ列車愛称があり…

岡山県側から見る四国新幹線と並行在来線影響の認識を整理する

岡山県側から見る四国新幹線の位置づけ、考え方とは? Merkmal(メルクマール)2023年7月15日の「四国新幹線の推進『ハードル高い』 岡山県知事のバッサリ発言にみる、埋めようのない四国・岡山の温度差」を見ました。 四国新幹線ルートを岡山県、瀬戸大橋…

「キハ185系うずしお号阿波海南の旅」は高松起点の発想を

高徳線高松-徳島の「うずしお」が牟岐線往復だけの設定に 昨日に続いて、団体列車企画についての話です。 JR四国が2023年7月28日付けで、募集型企画旅行として、2023年9月3日(日)に「特急列車うずしお号運行開始35周年記念!『キハ185系うずしお号阿波…

500系新大阪-博多南直通ツアー 次回は臨時「さくら」ダイヤ往復企画を期待

全盛期の500系高速運転を堪能する企画の次回提案です クラブツーリズムが2023年9月17日(日)に、「みんな大好き500系 新大阪―博多南直通運転の旅/新大阪-博多2時間33分で結ぶ/新神戸・岡山・広島・小倉・博多で運転停車」を開催します。 500系による団…

新京成80000形新製での京成乗入有無と8800形廃車編成を予測する

京成直通準備工事にとどまる80000形と、今後の8800形の姿を想定 新京成で、2023年6月30日付け「移動等円滑化取組報告書」が公表されました。 その中に、「車両については、2023年度に8800形を1編成廃車し、80000形を導入予定である。」「新型車両 80000 形…

鶴見線205系からE131系置き換えに伴う話題の背景を探る

ストレート車体、1編成の新製減、南武浜川崎支線の残存205系の先行き JR東日本が2023年7月24日付けニュースリリースで「鶴見線への新型車両投入について 」を公表しました。 E131系が新製投入されることで話題が盛り上がっています。 鶴見線は一時期、電化…

空いていて着席率が上がった?2023年夏の通勤電車の弱冷房車事情

暑い弱冷房車で座るより、涼しい冷房車で立つ傾向? 今回は、通勤電車の弱冷房車(以下、「弱冷」または「弱冷車」)の話です。 首都圏の通勤電車の冷房化は、1960年代末期の京王線が最初で、山手線では1970年、中央線快速では1972年に、それぞれ冷房車が導…

静岡県内の東海道本線に快速がないのは並行私鉄がないから?(その2)

JR東海の普通列車に対する考え方と利用者側の受け止め方の差異 昨日(2023年7月23日)の拙「静岡県内の東海道本線に快速がないのは並行私鉄がないから?」の続編です。 今回は、東海道線の数値を中心に見てみます。 東海道線の主な区間別の総キロ数、途中駅…

 静岡県内の東海道本線に快速がないのは並行私鉄がないから?

静岡県内の東海道線に快速設定がない背景を分析します2023年7月22日の乗りものニュース「欲しいのは18きっぷ愛好家だけ? 静岡県内の東海道本線に『快速がない』ワケ JR東海の答えは」を見ました。 青春18きっぷ(以下、「青春18」)の利用者の想いに答える…

常磐緩行線天王台、取手のホームドア 2023年度追加整備盛り込みを考える

常磐緩行線天王台、取手にホームドアに驚き JR東日本は2023年7月21日付けニュースリリースで、「バリアフリー設備に関する整備を推進します」を公表しました。 公表内容の中で、「ホームドアのさらなる整備拡大」の項目から一部を引用します。 (以下、引用…

「しなの」385系量産先行車登場までに関心を抱く箇所

383系、HC85系から385系へ、どのように変化するか JR東海から2023年7月20日付で「新型特急車両『385系』量産先行車の新製について」の発表がありました。 383系「しなの」の今後の取り替えを見据え、量産先行車385系の新製を決定したとのことで、国内最速で…

JR西日本車両の運転台への転落防止幌設置に隠れた背景を読む

JR西日本特有の先頭車形状と全駅ホームドア設置困難事情がある 近鉄が2023年7月19日のニュースリリースで、車内防犯カメラの全車両設置を発表しました。 意外だったのは、運転室のある車両が中間に連結して運用する際の連結部からの線路転落防止のため、車…

千葉県の鉄道網と電化を活かした「185系北総・房総ぐるり一回り」ツアー列車

房総半島の外周鉄道網と直流電化設備を活かしたぐるり一回り列車の喜ばしい企画 JR東日本びゅうツーリズム&セールスでは、2023年8月26日(土)に、団体専用列車「185系北総・房総美味いもんTRAIN」の日帰りツアーを実施します。 車両は185系電車、運転区間…

東九州新幹線の基本計画路線 宮崎県の今後の鉄道対応を考える

九州で新幹線の話題がない県が宮崎県だけになった時、どう動くか 昨日(2023年7月17日)の「東九州新幹線は日豊線ルートでなく久大線ルートと予測」の続編です。 元来、東九州新幹線は、福岡県福岡市から大分県大分市付近、宮崎県宮崎市付近を経由して鹿児…

東九州新幹線は日豊線ルートでなく久大線ルートと予測

山陽新幹線小倉-博多のJR西日本所管がJR九州にとって判断にどう影響するか? タビリス2023年7月16日の「東九州新幹線「久大線ルート」の研究。意外にメリットが多そうで」を見ました。 大分県が久大線ルート調査を行なっている話の展開で、参考になりまし…

只見線の混雑対策 車両増結と併せて1人掛けボックス席のロングシート化を

1人掛け+1人掛けボックスシートとロングシートで異なる心理 昨日(7月15日)の拙「南阿蘇鉄道 今後、熊本乗り入れを行なうか?」の関連編です。 2023年7月14日のNEWSポストセブン「被災をきっかけに廃止やBRT転換が目立つローカル線 それでも全線復旧し…

南阿蘇鉄道 今後、熊本乗り入れを行なうか?

新たな豊肥線肥後大津直通2往復が更に熊本延長の可能性を考えてみました 2023年7月14日のNEWSポストセブン「被災をきっかけに廃止やBRT転換が目立つローカル線 それでも全線復旧した南阿蘇鉄道と只見線がとった方法」を見ました。 その中で、待望の7月15…

銚子電鉄の新車両導入 平穏無事な経過を願って

ファンそれぞれが周囲に迷惑をかけない冷静沈着な行動と配慮で 2023年7月11日のJ-CASTニュース「銚子電鉄、久々の新車両導入で『予想合戦』白熱 社長はヒント公開『多分、あっちの方です』」を見ました。 7月9日に開催した銚子電鉄開業100周年記念の「銚…

千葉県が国に要望した成田空港の鉄道アクセス向上案の現況を見る

京成スカイアクセス線成田湯川-成田空港と、JR成田線成田-成田空港との複線効果の違いは? 2023年7月12日付けの乗りものニュース「拡張する成田空港『鉄道アクセス強化を』千葉県が要望 凍結状態の『壮大な地下鉄構想』動かすか」を見ました。 千葉県が国…

北越急行の再起は北陸-関東、関東-中部の貨物列車走行による速達で

電化設備を活用して北陸-関東と関東-長野に貨物列車の設定を 7月9日に、川崎方面から上越線長岡-直江津-妙高高原を経由して長野までの貨物列車が運転されました。 直江津-長野は、えちごトキめき鉄道妙高はねうまラインと、しなの鉄道北しなの線の区…

飛行機の羽田空港発着便の空路と機窓を見る

行きは新幹線でも帰りは飛行機、または往復飛行機の時の空路と機窓の話です 今回は、羽田空港発着の飛行機の話です。 平素、飛行機より新幹線、鉄道の愛着とこだわりで、移動するなら極力、列車を選択します。 ただ、ごくたまにですが、片道だけは飛行機にし…

JR九州415系交直流電車の後継車は何か?

交直流電車か?蓄電池電車か?気動車か?ハイブリッド車か? 山陽線下関-門司はJR九州の管轄で、交直流電化切り替えがあるため415系で運用しています。 415系は2023年4月1日時点で14本56両が大分車両センターに配置されています。 1986年から1987年にかけ…

銚子電鉄 開業100周年の社長言葉と拙提案

銚子電鉄社長の印象的な言葉を振り返りながら、同電鉄発展に向けての拙提案をします 2023年7月5日、千葉県の銚子電鉄が会社設立百周年を迎えました。 鉄道路線としてもさることながらぬれ煎餅、たい焼き、まずい棒などの副業成果も広く知られているところ…

自分流 北海道&東日本パスで普通列車7日間の経路

7日間のうち6日間は普通列車、うち半数は701系電車です 北海道&東日本パス(以下、「北東パス」)での、JR東日本中心の7日間の自分流の経路です。 普通列車に乗ること自体が目的で、鈍行列車の車窓が観光です。 毎回のことですが7日間、列車に揺られる…

北海道&東日本パスの乗り方と5日連続乗車の鍵

盛岡-青森往復や、JR東日本だけ連続5日間乗車で青春18より得です 夏旅行の定番として青春18きっぷ(以下、「青春18」)がありますが、北海道&東日本パス(以下、「北東パス」)の存在も頭をよぎります。 JR全路線乗車可能、乗車日自由、複数人数同時使用…

701系を楽しむ方法とは?

羽越線村上-酒田をGV‐E400系、酒田-秋田を701系で乗り継ぐと一長一短が伝わる 7月2日の拙「東北701系電車 3席単位で仕切板と握り棒設置を」の続編です。 筆者には判官贔屓の傾向があります。 東海道・山陽新幹線でいえば満席の「のぞみ」より、空席傾向…

只見線に関する福島県の包括外部監査報告書(復興事業事務執行)意見にどう応えるか?

只見線への復旧対応への意見に対し、今後どのように対応していくかを探ります 2022年(令和4年)10月1日に、只見線会津川口- 只見の不通区間が11年ぶりに復旧し、只見線は会津若松-小出間全線で運転を再開しました。 今から3年前に遡りますが、この復旧…

只見線団体ツアーは新潟県小出側からも企画を

福島県側での只見線乗車企画は多くとも新潟県側では少ない状況 夏に向けて只見線の乗車体験を含めた旅行ツアーが多くなってきました。 先般、2023年6月17日から18日に日本旅行とえちごトキめき鉄道の共同企画による「えちごトキめきリゾート雪月花 只見線特…

新潟-上越間のアクセス改善 長岡-上越妙高ミニ新幹線やトンネル整備の必要性とは?

特急「しらゆき」4両編成4往復の状況下でミニ新幹線、トンネル整備への飛躍を考える 「ミニ新幹線化?信越線を改良?新幹線通らない“新潟~上越間”のアクセス改善へ議論」との記事を読みました。(NST新潟総合テレビ) まだ入口的な議論ではありますが以下…

東北701系電車 3席単位で仕切板と握り棒設置を

仕切板への着席時肘掛けと握り棒の効果 東北の普通電車といえば701系が思い浮かびます。 701系は東北線、IGRいわて銀河鉄道、青い森鉄道、奥羽線、羽越線で、客車普通列車から置き換わった電車で、1993年の登場から30年が経過しました。 2両編成主体のロン…