房総半島の外周鉄道網と直流電化設備を活かしたぐるり一回り列車の喜ばしい企画
JR東日本びゅうツーリズム&セールスでは、2023年8月26日(土)に、団体専用列車「185系北総・房総美味いもんTRAIN」の日帰りツアーを実施します。
車両は185系電車、運転区間は、新宿(8時頃発)-中央線-御茶ノ水-総武線-佐倉-成田線-銚子-総武線-成東-東金線-大網-外房線-誉田-外房線-安房鴨川-内房線-千葉-総武線-両国(20時頃着)で、千葉県を外周するルートです。
頭の中では、普段から房総外周列車があったらいいなとは思うものの、実現するとは思っていなかっただけに、貴重な185系電車とともに、大げさかもしれませんが夢のような列車運転企画です。
千葉県の半島を活かした地形、鉄道網、電化設備は、県内外周の一回り列車にぴったりの整合でした。
185系を充てたのも心憎い配慮です。
乗りものニュースを見ると「『新宿から両国まで10時間』ぐるっと遠回りする臨時列車運行へ 通常なら22分」「国鉄型特急の185系に10時間乗れます。」の見出しがあり、鉄道ファンの心をくすぐります。
一般の人なら「185系に10時間も乗らなければなりません」であっても、「10時間乗れます」に嬉しさを感じるのはファンならではです。
各地の名産品を積み込みながら走るのも今回の魅力の一つです。
佐原で和菓子、銚子で寿司、大原で揚げ物と記念乗車券、安房鴨川でゼリー、和田浦でジャーキーとサイダーが積み込まれるとのことです。
ぜひ成功してほしいツアーです。
「北総・房総ぐるり一回り」次回の勝手な希望
まだツアーを実施していないのにいささかせっかちな話ですが、今回のツアーが成功裏に終わることを期待して、千葉県の房総外周列車第二弾として勝手な希望ルートを書きます。
津田沼-総武線-新小岩-新金貨物線-金町・松戸-常磐線-我孫子-成田線-成田-成田線-銚子-(以下、内房線館山まで同コース)-内房線-蘇我-京葉線-東京です。
同じ千葉県として、北西端を走る常磐線松戸-我孫子経由で成田に向かいたいこと、松戸がスタート駅ではなく、津田沼始発新小岩折り返しの新金貨物線に乗りたいこと、最後は海沿いの外周路線、京葉線で締めたいことなど、勝手な内容ですが夢として加えました。
今回のツアーでは銚子、安房鴨川、館山の3駅だけ休憩のためドアが開きます。
次回のツアーでもう一つ欲を言えば銚子、大原、五井の3駅でドアを開放していただき、銚子電鉄、いすみ鉄道、小湊鉄道のローカル私鉄に10分程度でも触れてみたいことが挙げられます。
それもファン心理と思います。
千葉県以外でもぐるり一回り列車ツアーを
最後に、全国の鉄道網を見ながら、千葉県に続くぐるり一回り列車が可能な都道府県を見てみました。
柳の下の泥鰌ではありませんが、他の県やJRでも時には行なってほしい企画です。
なお一部は、隣接する他の県を含むことがあります。
長万部-室蘭線-苫小牧-室蘭線-追分-石勝線-新得-根室線-釧路-釧網線-網走-石北線-旭川-富良野線-富良野-根室線-滝川-函館線-小樽-函館線-長万部
八戸-三陸鉄道-釜石-釜石線-花巻-東北線-盛岡-IGRいわて銀河鉄道-目時-青い森鉄道-八戸
仙台-東北線-小牛田-石巻線-石巻-仙石東北ライン-仙台-東北線-槻木-阿武隈急行-福島-東北線-仙台
新発田-羽越線-新津-信越線-長岡-上越線-六日町-北越急行-直江津-信越線-柏崎-越後線-新潟-白新線-新発田
名古屋-東海道線-美濃赤坂-大垣-新垂井貨物線-関ヶ原-東海道線下り線逆線運転-垂井-東海道線通常の上り線-岐阜-高山線-美濃太田-太多線-多治見-中央線-名古屋
高松-高徳線-徳島-徳島線-阿波池田-土讃線-多度津-予讃線-高松
児島-宇野線-岡山-伯備線-新見-姫新線-津山-津山線-岡山-吉備線-総社-伯備線-岡山-宇野線-宇野
三原-山陽線-広島-芸備線-塩町-福塩線-福山-山陽線-三原-呉線-広島-山陽線-三原
岩国-山陽線-新山口-宇部線-居能-小野田線-小野田-山陽線-下関-山陰線-益田-山口線-新山口-山陽線-徳山-岩徳線-岩国
中津-日豊線-小倉-日田彦山線-田川後藤寺-後藤寺線-新飯塚-筑豊線-原田-鹿児島線-博多-鹿児島線-門司港
長崎-長崎線市布新線経由-諫早-大村線-早岐-佐世保線-江北-長崎線-諫早-長崎線長与旧線経由-長崎
(※記載にあたり、乗りものニュースの記事から一部を引用させていただきました。)
※写真は北総・房総地区とは無関係です。