WEB限定申込とクレジットカード決済だけでは困る「ぷらっとこだま」
「ぷらっとこだま」は東海道新幹線「こだま」に安く乗れるJR東海ツアーズの旅行商品です。
あくまでも旅行商品であり、企画切符ではない位置づけです。
2022年12月、「ぷらっとこだま」に変化がありました。
「ぷらっとこだま」を企画するJR東海ツアーズが同年11月末をもって店頭・コールセンターでの発売を終了し、12月からは同社ホームページのWEB申し込み専用に変えたことです。
紙券での発売がなくなり、電話・店舗での予約・購入はできなくなりました。
このためこの旅行商品を気軽に購入することができなくなりました。
JR東海ツアーズのサイトから「ぷらっとこだま」を見ると、「カンタン操作で予約からクレジット決済までが当サイトで完了」とあります。
そんなに「カンタン」なのでしょうか?
手順は以下のようになっていますが、実に長い(手順が多い)ものです。
一部簡略又は省略していますのでご了承ください。
1.申し込み手順
①乗車区間の選択
②乗車日の選択
③出発時刻の選択
④希望列車の選択
⑤利用人数の選択
⑥希望設備、座席位置の選択
⑦以上の6項目の選択に間違いがないかの確認
⑧申込前の注意事項を確認
⑨購入手続きへ進む
⑩表示される「ぷらっとこだま」のご案内を確認
⑪ご案内を確認後、予約へ進む
⑫選択内容の確認
⑬取引条件確認
⑭選択ツアー内容・詳細、申込人数、旅行代金、取消料を確認
⑮国内募集型企画旅行条件書を確認(同意)
⑯個人情報保護の同意
⑰申込情報入力(「支払方法はクレジットカードのみとなります」の画面表記あり)
⑱支払方法クレジットカードにチェックを入れる
⑲その他旅行情報を回答する(参加形態、旅行目的)
⑳申込情報確認(「これが最終確認となります」の表記あり)
㉑受取方法を確認する(「注意!指定の受取場所があります。必ずご確認ください」の画面表記あり)
㉒申込前の注意事項を確認
㉓クレジットカード情報を入力
㉔支払方法(クレジットカード番号、有効期限、セキュリティコードの入力)
㉕取引条件3項目を確認し、同意できる場合はチェックする
㉖画面下部の「この内容で申し込む」を押す
以上が申し込み手順の概略です。
2.JR乗車票受け取りの手順
①「受取前にご準備ください!受取コード(QRコード及び16の英数字)、確認コード(6桁の数字)の表記あり
②受取コード、確認コードの表示方法画面になる
③ホームページ右上のメニューボタンをクリック
④予約内容確認を選択
⑤マイページにログイン
⑥マイページ登録されていない方は、「予約内容確認・取消」より次にお進みください、の表記あり
⑦受取する予約記録の「一覧を表示する」から「詳細」を選択
⑧「JR乗車票受取コード、確認コード表示」を選択
⑨受取コード、確認コードが表示される
⑩通信障害などで表示できない場合に備えて、スクリーンショット等で画面保存しておくことをおすすめします、の表記あり
(中略)
⑪受取方法(発券機の操作方法)
⑫JR東海ツアーズ乗車票受取のボタンを押す
⑬QRコードをかざしてください、の表記あり
⑭QRコードが読み取れない場合は受取コード(16桁の数字)を入力してください、の表記あり
⑮6桁の確認コードを入力
⑯確認コード入力後、画面右下の確認ボタンを押す
⑰画面右下の発券ボタンを押す
⑱利用案内券兼ドリンク引換券と、予約人数分のJR乗車票が発行される
以上がJR乗車票受け取り手順の概略です。
こうして一連の流れを見ると、前半部分は分かるものの、1の項の⑰「支払方法はクレジットカードのみとなります」の箇所で困ってしまいました。
自分は現在、クレジットカードを持っていないからです。
カードを持たないのは、現金支払いの重みの感覚がなくなり、使い過ぎる懸念があるためです。
詳細説明の中では、「ご利用代金の決済は契約者ご本人名義のクレジットカードにて行います」
「支店でのお支払いや現金でのお支払いは出来ませんので、予めご了承ください」とあります。
「ぷらっとこだま」を申し込めるのは、クレジットカードを持っている人に特定したわけです。
日本人のクレジットカード保有率は2019年時点で85%とのデータもありますが、クレジットカードがないと「ぷらっとこだま」の申し込みができないというのは、いささか強引ではないでしょうか。
同社のフリープランのように、手数料本人負担の前提で銀行振込払い、コンビニエンスストア払いの余地を「ぷらっとこだま」にも残してほしいものです。
また、2の項では、受取コード(QRコード及び16の英数字)、確認コード(6桁の数字)のことや、マイページのログイン、登録の手順があります。
詳細を見ると「予約内容確認画面に表示する受け取りコード(QRコード及び16桁の英数字)と確認コード(6桁数字)が必要です。」とありますが、自分の中ではまだ理解が追いつかないところがあります。
(SNS、Facebook、Instagram、Twitterなども、未知の部分があります。)
分からなければ調べたり聞いたりすればよいことですが、説明を聞くときにも専門用語が多く出てくるので理解が追いつかないところがあります。
手書き時代に育った者ゆえ、ネット世界は勉強不足の箇所が多くありますが、「ぷらっとこだま」購入の人たちはネット申し込みを当たり前のようにできているのでしょうか。
自分も遅ればせながらネット全盛の中、未知の分野に飛び込み、挑戦することを楽しみに代えつつ、少しずつ自助努力してみたいと思います。