鉄道旅行を楽しむならクレジットカードは必需になってきました
筆者がクレジットカード(以下、「カード」)を所持していたのはインターネット普及前まででした。
衝動買いをしては、後で送付される明細書を見て買ったことを後悔のケースが多かったため、途中で解約しました。
その後、ネットの普及で時代が変わったものの、鉄道に関しては切符を現金で買うか、電子マネーで乗るかのいずれかで経過していきました。
時刻表冊子に掲載されている割引切符はみどりの窓口や指定席券売機で現金購入ができるため、その範囲で鉄道旅行をしてきました。
近年、カードがないと不便な時代に変わりました。
えきねっと、スマートex、エクスプレス予約、e5489などネット限定発売、カード所持が前提の企画切符が登場したためです。
窓口や指定席券売機等での現金払いでは購入できなくなりました。
JR東日本でいえばかつてのEEきっぷ、ハートランドフリーきっぷがみどりの窓口で現金購入だった時代から、えきねっと、カードでの「JR東日本パス」に変わりました。
列車や区間を特定した割引切符も「えきねっとトクだ値」に移行している状況です。
以前にも書きましたが、筆者の周辺の人に聞いてみると、鉄道ファンも、鉄道ファンでない人もカードは所持しており、自分だけが取り残されていました。
もちろん世の中全員カードを持っているわけではないのですが、自分の周辺の人に限ってはの話です。
ネット限定発売の切符で出掛けたくなった時は、行くコースが知人と一致した時は鉄道旅行をして、知人のカード所持に甘えた状況でした。
しかし毎回、知人に手数をかけることも気が引けます。
単独で出掛けたい時、知人に切符を受け取ってもらって譲り受けるのも知人には迷惑な話です。
ネット限定発売の切符には惹かれる点もあり、遅ればせながら自分もカードを作るしか選択肢がなくなりました。
分かっていながら所持しなかったのは、自分の残り時間が頭をよぎるからです。
今から申し込んでもこの先どれくらい企画切符で旅行に出るか。
JR東日本パスは不可でも、週末パスならみどりの窓口や自動券売機で買えるではないかとの思いです。
週末パスはくりこま高原、湯沢、酒田が限度のため、青森、秋田へ行く欲望との葛藤です。
以前に触れた「ぷらっとこだま」もネット限定です。
カードを持っている人ばかりに尋ねた結果ではありますが、お前は何を一人で騒いでいるのかと逆に自問自答の思いでした。
現金でも購入できるが、ネット申し込みでカードの方が一層安いというなら話は分かりますが、鉄道側の施策として、安く乗りたいならカード限定へと徐々に移行、誘導させている傾向が見られます。
時代に逆らうことは無理と悟りました。
現金購入を叫ぶだけでは前に進まないので、残り時間のことはさておき、まずはカードを持ってからにしようかと、頭を切り替えたいと思います。